「母をたずねて三千里」というフジテレビのアニメをご存知でしょうか。あの宮崎駿と高畑勲という日本アニメーター界の2大巨匠が若かりし頃に辣腕を振るい頭角を現した昭和の名作です。
繰り返しの日常の中で、いつしか「自分は本当は何をしたいのか?」という内なる問いに蓋をしてしまってはいないでしょうか。
でも、人生はいつも順風満帆ではありません。
変化にさらされた時、どこかに潜んでいた感情がにわかに沸騰し、自分でも想像しなかったような大胆な行動に出ることがあります。
今日は、自分の思いを貫いて「冒険」に飛び出した2人のアジア人女性の実話を紹介します。
Episode 1 母をたずねて実写版
台湾は台北郊外の桃園市にある楊梅(ヤンメイ)。閑静でレトロなこの街の一角にある商店で、商品の包装などをして働く29歳の小茉(コマツ)が旦那さんと暮らしています。
来月日本に旅行に来る彼女が、「一生忘れられない」幼少期の冒険を語ってくれました。
「はじめてのおつかい」ならぬ、「はじめての家出」。しかも幼稚園児が。どれだけ心細く、街の喧騒が恐怖に思えたことでしょう。でも、絶対お母さんに会うんだという思慕の念が思いもよらぬ勇気を彼女に与えてくれたんですね。
ボクも小学生の時に一度家出したことがありますが、1時間もしないうちに戻って来て、家の裏の壁にもたれてしゃがみ込んでいました。情けない。
Episode 2 幸福への旅立ち
ベトナム北部。中国と国境を接する標高2500mを超える山々に囲まれた空中都市Lào Caiにある小さな山村Y Tý(読めない泣)。
ここで少数民族であるモン族・ハニ族と暮らしを共にする30歳のPhúc Hy(フッ・ヒー)。「Phúc=幸福」と「Hy=希望」という彼女の名は、まさに彼女の人生とキャラクターそのもの。その数奇な冒険譚にしばし耳を傾けてみることにしましょう。
さて、今回のお話はいかがでしたか?
彼女たちの物語に触れて、あなたの中に眠っていた思い出や仕舞い込んでいた夢の端っこがもし見つかったとしたら、例え古ぼけてはいても、それはあなたにとって本当に価値のあるものかもしれません。
何か心動かされるものがあったらぜひスキしていただけると嬉しいです。
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