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上司に怒られないための「やらないこと」7つ(4/7)

4.「どうしましょう?」という質問はしない

質問を成長のきっかけにしましょうね、という話。

仕事をしていると「あれ?どうしよう・・・」とか「どうすればいいのーー」ってことはよくある。お客さんが怒ってたり、すぐに答えられない質問をされたり、教えてもらったことの中では判断できないことだったり。自分ひとりで完結できないことって、まぁすごくいっぱいあると思う。

だから質問しますよね。上司に。

ーという状況なんですが、どうしましょう?

これやめて欲しいのです、本当に。

(Youはどう思うの??)

って思ってしまう。でも、上司がこう思うことが本質的な問題じゃない。せっかくの”思考する機会”を放棄しちゃってることがもったいないって話なのです。

仕事って、できれば自分ひとりで完結できる方がいいですよね。その方が早いし。だから、今回わからないことがあったとしても、次回はそれを自分で解決できるような状況をつくるべきだと思うのですよ。

その観点で、

どうしましょう??

っていう質問はよくないと思うのよ。これって言い換えると

答えをください

っていう懇願と同じだよね。極端に言えば”ただの泣き言”。

”「答えをもらう」ってことは「思考しない」ってこと”

”「思考しない」ってことは「成長につながらない」ってこと”

”「成長につながらない」ってことは「やっても意味ない」ってこと”

こう思うのです。

前から言ってる持論ですが、”上司も会社も、自分が成長するためのツール”です。でも”成長するための場を与えてくれている”のは会社。

だったら与えられた責任を果たすために早く成長して、会社に利益をもたらす必要があるし、自分が成長することって、結局自分にとって一番のメリットになる。

なので、自分をとりまくすべてのことを、自分の成長のための素材として有効活用すべきだと思っていて、”わからないことに関する質問”って一番の”ええ素材”なはずなんです。

なので、です。

仕事上でぶちあたる「わからないこと」に対して、”間違っていてもいいから仮説を立ててみる”ことが大事なんですよ。

そして、質問はその”仮説の壁打ち”ととらえる。

具体的に言うとこんな感じ。

ーという状況です。私はこう対応すればいいと思っているのですが、進めていいでしょうか?

もう1回いいます。”間違っていてもいい”のです。ここで正解を一発で出すことは重要じゃない。

(うーん。うーん。うーん・・・。これでどうだろうか?)

と「思考すること」がポイント。

そしてこう質問して、それが”間違っていた”時、上司から得られる情報は、「どうしましょう?」と聞いたときの何倍にもなります。

「どうしましょう?」と聞いたときに得られる情報は、「いや、こうしなさい」という情報ひとつだけ
「こう思うのですが、これでいいですか?」と聞いた時は、「いや、それはやめといた方がいい」という正誤情報と、「なんでダメかというと」という根拠に関する情報もプラスされて、最後にちゃんと「正解」ももらえる

全然違うでしょう?

「わからないこと」というひとつの素材も、対応の仕方を変えるだけでこんなに成果物が違う。かたや「忘れちゃうかも知れない他人からもらった答えだけ」なのに対し、かたや「思考するプロセス+正解が何かという答え+それがなんで正解なのかという根拠」という成長きっかけの豪華盛り合わせ。最初間違っていたとしても、”自分で考えた結果”として得た答えなんだから、忘れないでしょ。

まとめます。

仕事をしていてわからないことに直面した時は、

「どうすればいいですか?」というオープンクエスチョン

ではなく

「こう思うんですが、これでいいですか?」というクローズドクエスチョン

で問いかけることを意識しましょう。

そして、

あなたが正解を持ってこれないことをなじったり、

キミは考えなくていい。常に指示だけあおぎなさい

とかいう人が上司なんだったとしたら、心の中で助走してパンチして、なるべく早くその人の部下として働く状況から脱出してください

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