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下腿内旋の運動療法のコツ


今回は…

臨床でアプローチをする機会が多い下腿内旋エクササイズ。


膝関節の運動学としては…

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膝関節伸展最終域で下腿が外旋することで最終伸展が可能になるスクリューホームムーブメントが有名です。

臨床現場においては、下腿が過外旋しているケースが多いため、外旋をどんどん出していくアプローチを行うよりも、下腿を内旋させる運動療法を取り入れるケースの方が多いです。


今回は…

臨床の運動療法で実際に活用していて、セルフケアとして必ずといってもいいくらいに指導しているエクササイズを紹介します。


下腿内旋エクササイズをする前提

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下腿外旋が過度になっていたら…

下腿内旋エクササイズを行うっていう選択も間違いではないと思いますが、この考え方だけだと根本的な解決には繋がらないです。


下腿外旋位にあることで、下腿内旋エクササイズを行うことも必要ですが、「そもそも何で下腿が外旋しているのか?」という問題を考え無い限りは、下腿を内旋させるエクササイズをいくらやっても解決しないことは理解しておく必要があります。


下腿が外旋するのも…

外旋したくてしているわけではなく…

外旋するしかない身体状態だから外旋しているわけです。


この原因も様々ですが…

・足関節背屈制限の代償を下腿外旋させている
・股関節内旋位が強いから相対的に下腿外旋位になっている


これも、ほんの一例ですが…

股関節や足関節の位置関係や機能障害によって起きている結果が下腿外旋アライメントということもあるので、下腿内旋エクササイズを行うことは必要ですが、股関節や足関節の評価は必ずセットで行って、下腿外旋している原因を探ることが重要です。


以前のコラムでも下腿内旋エクササイズについて解説をしているコラムも書いているので合わせてご覧ください⬇⬇


下腿内旋の運動療法のコツ

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