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喜んで生きる、ということ

 2023年の元日、新しい手帳にこの聖句を書き入れました。

 いつも喜んでいなさい。
 絶えず祈りなさい。
 どんなことにも感謝しなさい。

 新約聖書にある「テサロニケの信徒への手紙一」の5章16~18節です(新共同訳)。

 この聖句が伝えているメッセージはとても難しいことだと思うのですが、2023年はできるだけ心掛けていくつもりです。

 日々生きていれば、うれしいことばかりではありません。むしろ悩みや不安、悲しみや怒りに襲われることのほうが多いかもしれません。そういった感情を否定せず、抱きとめて、だけどそこからどうやって、いまこの世界に生きている自分の命を喜び、感謝につなげていけるだろうか。それを考えていくという決意をこめて書きました。

 そもそも私は不安感や罪悪感にとらわれやすいタイプで、実は平穏なときほど過去のネガティブな要素を記憶の中から掘り起こし、自ら重たい気分になってしまうことがあります。
 そんなときにこの聖句を思い出し、過去のネガティブ要素に飲みこまれずに、この命を喜びに変えていく現在と未来を選択したい。そうできる自分を目指して2023年を歩んでいきます。

 過去を変えることはできませんが、現在と未来については自分で選択できる自由がある。その自由こそ、希望と呼んでいいのではないかとこのお正月に思いました。


◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから
sabinekolandさんの作品を使わせていただきました。
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