洗濯機が壊れた日 ~「どんなことにも感謝しなさい」は難しいと思っていたけれど、今日はできたかも
わが家はいま、洗濯機の買い替え中です。ほんとうなら一昨日、新しい洗濯機が届いているはずでした。
それが、私のミスで1週間以上、先延ばしになることに。
でも、まだ古いのがかろうじて動いているし、痛恨のミスのおかげで、いま与えられている大切な恵みに気づけたから、OK!
そう思ったことは、↓こちらの記事に書きました。
上の記事を書いた時点では、「あと1週間くらいはだましだまし使えるだろう」と期待していたのですが……。
今日洗濯していたら、途中からモーターは回るけど、洗濯槽が回らない状態に。完全に壊れてしまいました!
予定どおり一昨日に入れ替えができていたら、完璧なタイミングだったということですね。
とりあえず、うろたえていてもしかたがないので、まったく脱水がなされていない洗濯物を夫と一緒に手で絞り、外に干しました。
いい汗をかきました。
物事は、人間の期待どおりには運ばないものだなあ、と考えながら、壊れた洗濯機に心のなかで「お疲れさま」と言いました。
ふと見ると、けっこう汚れていたので、このままじゃ申し訳ないという気分になり、洗濯槽のなかや細かいパーツ、フタの裏などを拭き掃除しました。
そういえば、洗濯機の掃除はしばらくしていませんでした。
たいして手をかけず、メンテナンスなんてまったくと言っていいほどしなかったのに、20年以上も動き続けてくれたマシンです。
バツイチでたいへんだった私の30~40代、札幌→小樽→横浜の引っ越しに、壊れもせず、ずっとついてきてくれました。いまの夫との再婚後は、いろんな問題で私たちが四苦八苦していたとき、黙って日常を支えていてくれました。
そうやって、20年以上にわたり、私の汚れを洗い流し続けてくれました。
洗濯槽を拭きながら、なんだかちょっとじんときて、深い感謝が湧いてきました。
ほんとうにお疲れさま、長い間ありがとう。ゆっくり休んでください。
そんな気持ちで掃除をしました。死に化粧を施しているみたいな、お別れの時間でした。
こういう時間が持ててよかったです。
一昨日新しい洗濯機が届いていたら、古い洗濯機をこんなふうに掃除する時間はなかったです。もっと雑に送り出してしまうところでした。
考えてみると、まだかろうじて動いているのを手離したら、割り切れなさが残ったでしょう。私の手元で力尽きるまで動いてくれて、役目を全うしてくれた。最後の瞬間を見届けることができて、すっきりしました。
さて、新しい洗濯機が届くまで、あと1週間あまりあります。
夫と話し合って、毎日、前日分の洗濯物を手洗いしよう! ということになりました。
以前、雑誌の仕事で省エネ生活研究家のアズマカナコさんに取材させていただいた折、洗濯機を使わないお洗濯を見せてもらいました。お子さんと一緒に、たらいと洗濯板を使って、楽しそうになさっていました。
↓この本の著者です。
いまは夏なので、水仕事は苦にならないし、外に干せば乾きやすい。1週間、手洗い・手絞りを続けたら、二の腕のたぷたぷが引き締まるかもしれない(笑)。
せっかくなので、夫と一緒に楽しんでやってみます。
聖書にはこんな言葉があります。
いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。
(テサロニケの信徒への手紙一5:16-18 聖書新共同訳)
有名な聖句ですから、ご存知の方も多いでしょう。
ここで言われていることは、私には難しくて、できるとしても「絶えず祈りなさい」だけだろうと思っていました。
でも今日は、「どんなことにも感謝しなさい」が、すこしできたかな? そんなことにも気づけた日でした。
◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから、hanakokoroさんの作品を使わせていただきました。ありがとうございます。
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