明日5月31日(日)はペンテコステ、キリスト教会の誕生日です ~世界でオンライン配信が充実

 クリスマス、イースターと並んで、キリスト教の三大祝日といわれるのがペンテコステ。聖霊降臨祭、五旬節などとも呼ばれます。イースターから50日目に行われるので、今年は明日5月31日の日曜日です。
 クリスマスやイースターにくらべると、日本ではあまりメジャーではなく、私もクリスチャンになるまで知りませんでした。

 そのあたりは、↓こちらの記事をご覧ください。

 聖書のエピソードとしては、ざっくり言うと、イエスさまが復活してそののち昇天された後、ユダヤ教の五旬祭の日に使徒たちが集まっていると、そこへ聖霊が降った、という出来事です。
 その日に、イエス・キリストを信じるたくさんの人が洗礼を受け、仲間に加わったことから、カトリックや、私が所属しているプロテスタントの教派では、ペンテコステをキリスト教会の誕生日(教会活動が始まった日)と位置付けて、お祝いをしています。

 今年のペンテコステはコロナの影響で、多くの教会がリアルで教会堂に集まることはせず、オンライン礼拝で祈りを合わせることと思います。
 ちょっとさみしいですが、おかげでふだんは身近ではない礼拝の様子を、ノンクリスチャンの方にも気軽にご覧いただくことができます。また、礼拝以外にも、今年は興味深いオンライン配信が。
 気になる情報をいくつか、まとめてみました。

◇全国のオンライン礼拝・ミサの案内は、キリスト新聞さんの記事がわかりやすくて便利です。各教会へのリンクが設定されており、ページの下のほうにはオンライン礼拝の心得を教えてくれる動画も。


◇15時~16時、カトリックの晴佐久昌英神父と片柳弘史神父のZoom対談がライブ配信されます。上智大学のホームカミングデイのプログラムのひとつとして企画されたものです。

↓主催者のサイトはこちら。You Tubeにアーカイブを残してくれるようなので、ライブで見逃しても視聴できそうです。


◇聖公会のカンタベリー大主教が、カトリックのフランシスコ教皇や、コプト正教会の大司教、ペンテコステ派の指導者たちとともに、エキュメニカル(超教派的)な特別礼拝を行い、オンライン配信。

↓キリスト新聞さんの記事です。

 現地時間で日曜午前9時ということは、日本だと18時くらい? 英国聖公会のYou Tubeなどで配信されるそう。


◇カトリックのフランシスコ教皇も、儀式やお祈りを随時配信されています。バチカン・ニュースに、日本語の告知や、動画などがアップされています。


 今年は例年になく、教派を超えて、世界中のクリスチャンたちと一緒にペンテコステのお祈りができるかもしれません。
 私自身は、こうしたオンラインでのつながりもまた聖霊のはたらきととらえて、明日はいくつかの配信を視聴しつつ、Stay homeでキリスト教会の誕生日を心に覚えたいと思います。



◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから、hanakokoroさんの作品を使わせていただきました。ありがとうございます。


 




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