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ふとした感動で、心の奥が動く瞬間

 そういう瞬間は、不意に訪れます。
 本日はnoteでやぐるまさんのこちらの写真を拝見したときに、涙が出そうになりました。胸の奥、ちょうどみぞおちのあたりで、意図していないのに心がぐぐぐっと動く感じ。まさに感動です。

 淡い色の空と雲、はかなげな枝や緑が織りなす空気感が、記憶の中の何かとつながったのかもしれません。
 やぐるまさん、ありがとうございます!

 そして、最近読んだ田坂広志著『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』の一節を思い出しました。


 例えば、我々が、素晴らしい朝日を拝んだり、素晴らしい星空を眺めたりするとき、心の中に、「ああ、素晴らしい朝日だ!」「何て素晴らしい星空だ!」という言葉が浮かんでくる。
 実は、そうした「言葉」が生まれる直前の一瞬、まさに、その一瞬に、我々の心の中に「瞑想の状態」が起こっているのである。そして、無意識への扉が開いているのである。

田坂広志『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』

 瞑想とは「行う」ものではなく、「起こる」ものだと著者は語り、その例として、美しい自然を眺めたときに心の中に起こる一瞬の状態をあげています。
「いまから瞑想をしよう」と思って瞑想を始めても、「瞑想の状態になろう」という人為的な意図が雑念としてそれを邪魔してしまい、なかなかうまくいかない。けれども、上記で引用したような一瞬には自然に瞑想が起こっている、というお話。

 本日、写真を見て心の奥が動いたと感じたあの感覚が、その状態にあたるのかなと思いました。

◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから
yaguhaguさんの作品を使わせていただきました。
ありがとうございます。

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