朝起きられなくなったら心療内科にいけ。話はそれからだ。
どうも、お世話になってます。瀬戸文乃です。今日も元気に泳いでます。嘘です。やっぱり今日も朝の時間に起きられません。ほんと改善方法求む。
今回は、この朝起きられなかったせいで人生の失敗をした話をしようと思います。
私は2019年の新卒入社で東京にあるとある小さなIT企業に入社しました。未経験でもSEとして雇ってくれるところです。IT業界にしては賃金が低いけれど未経験から入社なので我儘言ってはいけません。昇給チャンスはいくらでもあります。
まずは3ヶ月ITスクールで研修を受けます。ITのIの字から学ぶわけです。
私はこの研修だけ受けて退職させられました。
主な理由は簡単です。寝坊と体調不良による遅刻・欠勤が多かったから。
これだけ聞くと社会人として遅刻・欠勤しないのは当たり前でしょ、と思うでしょう? 当然です。だって風紀を乱して信用を落とす者は社会にいりませんからね。辛辣ですが社会はそういうものです。
なので、ここからは私の盛大な言い訳を始めます。
環境が悪かった。眠れないんだから。
私の実家は地方です。なので東京に住むにはどこか家を借りなければいけません。会社に社宅制度があったのでそれを利用しました。
しかし、それが問題でした。
大田区にある4.5畳の部屋。家賃6.5万を半額会社負担で家賃3万。最寄り駅まで5分。駅までの道中にスーパーもコンビニも郵便局もクリーニング屋もある。とても良さげに見えるじゃないですか。工務店の2階にあるなんてちょっと特殊な環境でも目は瞑れます。
ただ一つだけ問題がある。幹線道路の真隣だってこと。
大田区は工業地帯です。昼夜問わず車が通ります。防音対策はされておらず車の通行音がとてもうるさい。更に大型のダンプカーでも通ってみなさい。部屋が揺れる揺れる。もう一度言います。
昼夜問わず建物は揺れ走行音が響いてくるんです。
そんな環境で人間は安眠できません。常にストレスに晒されるんです。慣れてしまえば平気という方もいますが、少なくとも私にとってはストレスだった。そもそも、私は幼い頃から朝起きられない、夜眠れないという睡眠障害(自称)持ちです。静かな場所でも悩まされているのに、この環境では特に適応できません。
その小さな蓄積が体の不調を及ぼした。1ヶ月経っただけでみるみる身体がボロボロになっていったんです。
身体が言うことを聞かないんです。理由はわかりません。
私は元々躁うつ病を患ってます。簡単に言ってしまえば病的にテンションハイになる時と病的に気分が酷く沈み込む時が交互に起こる精神疾患です。
うつ状態になると身体の機能がね、全て停止するんですよ。今回でいうと起きられなくなるの。意識がぼぅ……として「あー起きなきゃなあ……」とは思うけど身体が動かないの。そして登校時間、出勤時間になっても布団から抜け出せない。
抑うつ状態だと自覚できているならまだマシなんだけど、私は入社してからの3ヶ月間自分がうつ期に入っているとは気づきませんでした。だって研修自体は嫌じゃないんだもの。朝が億劫なだけで。
でも、今考えれば「朝が億劫」が一番のストレスでうつの原因だったと思っています。起きられないことに罪悪感に満たされてうつ状態になり更に起きられなくなる悪循環。それが2ヶ月半続いたんです。心身ともにボロボロ。
「朝が億劫」が続いて、3ヶ月の間で合計6回の遅刻と5回の欠勤が続きました。
途中何度か先輩社員との面談もありました。研修が嫌になったのかとか体調が悪いのはなにか原因があるのかとか。
そこで初めて私は会社に自分が躁うつ病であることを話しました。しってます? 企業って精神疾患もってるだけで不採用にすることが多いんですよ。だからそれを隠して就活して採用までこぎつけたんです。なので入社後になってそれを伝えました。
すごく嫌な顔されましたね。表面は取り繕ってましたけど。そりゃそうです。精神疾患もちは早々に潰れる可能性があるのですから。そんな病弱な芽は早々に摘んでおきたいものです。遅刻・欠勤のたびに「うつだから~」とかなんとか愚痴愚痴言われました。
それに加えて度重なる遅刻と欠勤。もう詰みです。
眠れない・起きられないなら薬を飲めばいいじゃない。違うんです。私は既に心療内科に通っています。睡眠薬も貰って飲んでました。それでも眠れず起きられず駄目だったんです。(睡眠薬は睡眠導入だけじゃなくて体内リズムを整えることにも使うので起きるためにも使用しますよ)
でも、その時は服用方法と薬があっていなかったと後に判明するのですがそれはまた別の機会に。
これだけの欠勤を繰り返していたら、会社としてのメンツにも関わります。社員は会社の顔ですから。遅刻・欠勤しても許す会社=程度の低い会社だと思われたら嫌ですからね。それ以上に配属先で迷惑を掛けるので。
そしてとうとう死刑宣告です。自主退職する旨を書かされました。穏便にことを済ますためにはそうでしょうね。あくまでも自主退職させることでこっち(会社)には否がないよって言いたいので。
そうして私は3ヶ月で退職しました。
ここまで長い言い訳でした。で、ここからです。
朝起きられなくなったら心療内科にいけ。
はい、タイトル回収です。朝起きられなくなったら精神的な影響が身体に及んでいる可能性が高いです。むしろそれしかないかもしれません。
私は元々躁うつ病であるし睡眠障害もあるから起きられない原因がそこにもあると分かっていました。
でも健常な人はそんな事考えないでしょう? だから一旦精神の不調も疑ってほしいんです。精神の不調は身体に影響を及ぼします。詳しくいえば自律神経を侵します。
自律神経が乱れるとめまいやたちくらみから朝起きられないなどの生活リズムの変調、イライラや抑うつ状態といった精神症状にも繋がります。すごく繊細なんですよ? 自律神経って。
なので、一度心療内科に行って相談することをおすすめします。精神科ではありません。心療内科です。
心療内科は「心療」「内科」です。精神科と違って、精神的不調を診るだけでなく精神の不調から導かれる身体の不調も見ます。なので精神疾患だけではなく、ストレスによる身体の不調も診てもらえます。
むしろ診てもらってこい。
日本人ストレスに対してコマンドが「耐える」か「別のことをして気分を変える」しかない。それじゃ駄目なんです。気分を発散できても身体は不調ってことままあります。ストレスに晒され続けるのはずっと風邪引いてるのと同じです。風邪は治療するでしょ? ならストレスも治療しましょう。
起きられなくなったら心療内科にいけ。いいな?
もっと自分の身体をご自愛ください。
そう願うばかりです。
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