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店舗でできる人材育成
人員不足
店舗運営に必要な人員がそもそも不足している。結果、営業時間でフルサービス・席数を満たすことができない。
人材不足
店舗の開店準備・閉店作業(レジ締めや発注管理など)必要最低限のことを知っているスタッフが足りず、店長がオープンからクローズまで”通し”で出勤など、任せることができるスタッフが足りない。
路面店・商業施設など、地域や場所に関わらず一定数そのような状況が見受けられます。
内部事情は様々と思いますが、少なくとも現場の既存スタッフ(=仕事できる方々)は大変だろうなあ。とそんな事情を感じ取ると、商品の陳列が行き届いていないとか料理の提供が長く待たされていても、仕方がない・・・という思いにさせられます。
この数年で、日本の接客サービス業への期待値はやや下がったと私は感じています。
「クレームが減った」または気にならなくなった・・・ということが起きているとしたら、質の向上ではなくお客さまが期待値をぐんと下げられた可能性もあることは頭の片隅に置いておくべきことかもしれません。
さて、そんな外的要因も含めて現状を憂うだけでは解決にならないので、ちょっと現場の力強い「人材育成の事例」です。
食物販の大型チェーン店
店長ご自身も20代のお若い方で、一見アルバイトスタッフとも思えるような外見をされています。お会いした瞬間は、店長という認識をしなかった記憶があります。(3年前)
新規オープンに伴い、店長として就任されました。
どのタイミングか忘れましたが、H店長が仰っていた言葉です。
「挨拶ができないスタッフは採用しません」「面接で挨拶ができない人は、採用しない」
きっぱり断言されていたことが忘れられないシーンです。
あれから、3年経過して
学生アルバイトの方も多い店舗で入社されてくる方々に複数お会いしてきましたが、100%挨拶ができるスタッフなのです。
挨拶は大事!
どの世代のリーダーも認識していますし、社会人であるならば最低限のこと。挨拶くらいできなくちゃ・・・というお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、この「挨拶が徹底されていること」の大変さは計り知れません。
毎月100人単位で新規採用された方々にお会いして10年以上。初めて会った方に挨拶ができる方がいかに少数派か・・・。
店舗でできる人材育成
案外シンプルなことを徹底してみることをお勧めしたいです。
H店長のもとで働く学生のアルバイトスタッフから、
「H店長は厳しいけれど、ちゃんと見てくれて誉めてくれる」との声を聞きました。
私は気になったので、こんなことを聞きました。
「店長たちは、学生アルバイトの方々は厳しいこと言うと、辞めちゃうって気を遣っているのを聞くけど、実際どうなの?」に対して、
学生さんからは、「言ってもらうほうが、ありがたい」
「H店長は厳しいけれど、ちゃんと見てくれて誉めてくれる」
ということを言えるのは、双方向に信頼関係が構築できたからこそ、と思いますが、まずは採用するときに妥協せず「挨拶ができる人」というのがベースにあるのだと思いました。
採用に関われる店長と本社本部主動の場合があるのですが、どういう人という採用に関わる最低限を擦り合わせしておくこと。
採用したら、しっかりスタッフを見て、誠実にコミュニケーションをとる。
気を遣いすぎていても育たないので、誉めるもするし、修正すべきことは伝えること。
店長のそんな日々の話しをする場を、社外の方々とできるようなオンラインの活動が始まります。
現役店長であるAyanoさんが発起人となり、接客サービスや部下育成をがんばっている方々同士で対話をできるように準備されています。
ファッションに精通している販売のスペシャリストからチームで販売力を高めるような店づくりを着実にされているAyanoさんからも、現在の店舗で取り組んでいる事などもお聞かせいただけるのではないかと期待しています。
コロナ禍で店長に昇進し、きっと色々と苦労された話も!?
もしよかったら、参加してみてください。
シンカする店長たちの円居」詳細はコチラでご確認ください。
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