Bowmore12年 と Let ’Em Roll
5月も半ばで少しは暑くなってきましたかねぇ。さっきスクワットし過ぎただけかもしれないですが。Stay Homeなご時世に便乗しての初noteです。よろしくお願い致します。
いろんなお酒、とりわけスピリッツ類が好きなので自分なりにテイスティングメモや思考メモ、音楽なんかと併せて記してみたいと思います。
さて、ボウモアです。アイラウイスキーでもメジャー所の女王様ですね。暑いもんで本当はさっきハイボールで頂いちゃいましたが、やっぱちゃんとテイスティングを試みます。よく飲んできた銘柄ではありますが改めてちゃんと言語化するのが趣旨です僕の。因みにこれは確か正規輸入じゃなくて並行輸入のボトルです。
【香り】ベーコンやハムの断面に見られる脂と塩感。アイラらしいピートや煙感を伴ってその奥にセメダインや溶剤系の刺激成分と、うーんやっぱり蜜や白い花の甘さ、華やかさ。いやあー全くこの女王様はエキゾチックなのか純白なのか。
【味】潮っ気アタックからハニーシロップに移行する感じ。燻製肉→すぐ蜂蜜に。バニラは感じるけどそこまで樽感というかウッディーが強くないから塩味成分の方が立っとるかな。丸くなる中盤から後半にかけてうっすら海藻、麦芽、紅茶、スミレの花、マーマレードなど経由してほのかに煙感と果実味を残すフィニッシュ。なんか正規品の方はもうちょっとクリーミーな印象があった気がしたけどこちらの方がややコクやパンチ力は高いかもね。
Stay Homeに蒸し暑くなりがちな狭い僕の部屋にちゃんと香り取ろうと思って扇風機も切ってたもんでフーフー言うとります。で!ここはヴィブラフォンの音を入れたいなと思ったんです。とにかく涼しい音が欲しくなってビッグジョンパットンのレッテムロールを当ててみます。
有名なオルガンジャズの名手でもちろんオルガンサウンドも弦のグラントグリーンもイカしてますが、この盤は僕的には完全にボビーハッチャーソンのヴァイブを聴くための盤なんです。実際に音もボビーパイセンとグリーンパイセンがリーダー食っちゃってると思うんですが一向に構いません。
Let ‘Em Roll。なんともモダンでゆるく心地いいテーマ後から小気味良いハイハットのリズムに乗せて、このゆる味はグラントグリーンのテクり過ぎないギターが貢献してるよなぁ。適度なファンクとコクを感じるギター、オルガンとソロを取っていきますが、それからどうしてヴァイブがやっぱり爽やか異質。ヴァンゲルダー先生の録音もこいつはホットより幾分クールめに録られてんじゃないかな。
今日はそこまで黒さを求めてないし、何と言ってもジャケのお姉さんとリードマイルスのタイポグラフィも完全に一級品の眺めであります。サイコー。とにかくクールサウンドにボウモア女王の煙さと甘さを合わせて癒されてみたという今日の杯を真面目に記してみました。
気が向けばまた更新していこうかな勉強勉強であります。失礼します!
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