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エッセイ

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日々を生きていてふと思いついた戯言を書き留めています。珍しい蝶がいたら、ふと捕まえて標本にするみたいに。その時に捕まえないと、もう出会いない感情や、一生書けない心の動きがあるとし…
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#エッセイ

良質な小説は街の雰囲気を活写するのが上手い

良質な小説や映画では、街の雰囲気をうまく捉えている、と評した映画評論家がいた。 仲野の街…

布団至上主義
2か月前
5

恋なんて上手くなるなよ。不器用に足掻けよ。

だいたいのことは上手くなると嬉しいけれど、恋が上手くなったとの豪語する人がいたらなんだか…

布団至上主義
3か月前
15

「つまらない服を着てるとつまらない人生になるわよ」

「つまらない服を着てるとつまらない人生になるわよ」 あるドラマで黒木瞳が、吐き捨てた台詞…

布団至上主義
3か月前
12

意外と男の子はセックスが好きではない

吾輩は猫である。 名前はまだない。 と、猫の視点で書き出したのは、夏目漱石である。猫の視…

布団至上主義
5か月前
13

人生がぱっとする人と、ぱっとしない人を分けるものは情報の質だ。

人生がぱっとする人と、ぱっとしない人を分けるものは情報の質だ。 大学時代に、大学院の教員…

布団至上主義
5か月前
13

頭が悪くならずに恋することなんてできない(過激派)

恋人と駅のホームでまたねって手を振った寂しさをひきづって、5分くらい「にゃーん」しかLINE…

布団至上主義
5か月前
3

ビジネス書と学術書の違い。

主語が大きな話し方になってしまう。 ビジネス書と学者が書いた本は大きく構成が違う。 ビジネス書は箇条書きで、学者が書いた本は論理の筋道を追っている。 ** まずビジネス書について考えよう。 例えば、『20歳で活躍する50の秘訣』という本があったとする。 「挨拶は自分からする」など、50の項目が列挙されている。 その項目を見出しとして、それぞれ3〜4ページずつ本文をつけると50項目×4ページ=200ページの本が完成する。 それぞれの項目は、箇条書きであり、体系だ

頭のいい人は常に仮説を立てて生きている

『頭のいい人が話す前に考えていること』に出てきた、「頭のいい人は常に仮説を立てて考えてい…

布団至上主義
5か月前
15

心の余白

バッファは大切だ。 バッファとは余白のことを表す。 ** 例えば、心の余白。 限界までキリ…

布団至上主義
6か月前
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ミスをして終電で帰ったお風呂で「死にたい」と呟く

新卒で4月に入社したとき、「期待の新人」「23卒のホープ」と思われたかった。 1ミクロンも想…

布団至上主義
6か月前
12

どこまでいっても1人だから寂しいんだ

繁華街や居酒屋から吐き出された人を見ると、ふと「どこまでいっても寂しいんだよ、誰かと一緒…

布団至上主義
8か月前
12

進研ゼミ受験コースみたいに、幸せになる方法コースもやってくれよ。受講したいよ。

10代後半、全国3位を取って進学校に行った。中退してニートになった。 「幸せになるにはキャ…

布団至上主義
8か月前
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性欲について

性欲の輪郭を捕まえたくて言語化した文章です。 あるエッセイストは「わけが分からないまま生…

布団至上主義
9か月前
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「君の夢を見たよ。君と寝る夢だった」

「君の夢を見たよ。君と寝る夢だった」 そんなLINEの通知が描写される小説を読んだことがある。 しかし現実にはそんなものは稀で、今までで気になっている異性の夢を見たことなんて、人生で一度くらいしかない。 2度目だった。 起きて1時間くらい経ったのに眠れなくて、目を閉じていることに諦め、こうしてnoteを書いている。 「恋愛というのは医療保険のきかない精神の病のことだ」とは村上春樹の『街とその不確かな壁』でも引用される箴言だ。異性への衝動もそれと似ている。 人様に読ませ