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「春のあしおと」が聴こえてくる日に思ったこと

こんにちは。桜小路いをりです。

今日は、おひさまが暖かくて、春が近いことを感じるような陽気でした。

街を歩く人たちが着ている服も、この前より軽くなっていて、自然と心も軽やかになるような気がしました。

この世界のどこかで戦争が起こっているなんて、信じられないくらいに。

こんなに穏やかでいいんだろうか。
こんなに暖かくていいんだろうか。

そう思うけれど、どこかで戦争が起こっているから楽しみは全部なし、なんてしていたら、たぶんこの世の中はきちんと回っていかない。
そんなことも、ぼんやり思いました。

今日は、郵便局に速達で郵便を出しに行って、お気に入りの雑貨屋さんを見たり、本屋さんに行ってきました。

ちょっと気分が上がるように、服装は、いつもより淡い色でまとめてみたり。

白いレースの長袖は、襟元で細い白のリボンを結ぶデザイン。
その上に着るベージュのジャンバースカートは、大好きなチェック柄。背中のレースアップが可愛い。
黒いタイツは、肌が透けないくらいが暖かくてお気に入り。
淡いピンクのダッフルコートは、フードに付いているフェイクファーを取り外して、ちょっとだけ春先の仕様に。

こうやって、自分のお気に入りの洋服で出かけると、いつもより足取りも軽くなって。
ちょっとだけ心も軽くなる気がします。

最近、テレビやネットで報じられるニュースに、胸が痛まない日はなくて。

そして、こうやって能天気に「今日もいい日だったな」と振り返るのは、不謹慎なのかもしれない、と思う日もあって。

でも、きっと、世の中にある全ての悲しみに心を痛めていたら、自分の心はすぐに保てなくなってしまうのではないでしょうか。
そして、誰かの悲しみに寄り添っているつもりが、いつしか「人の悲しみに悲しむ自分」に酔いしれるようになったら、元も子もなくなるのではないでしょうか。

報道から目を背けないことは、もちろん大事です。
でも、自分の心を大切にすることも、同じくらい大切だと思います。

たぶん、自分自身の行動で世界が変わる、というのはすごく独りよがりな発想で。
ニュースの中の誰かの苦しみも悲しみも、全て理解できると思うのは自分勝手で。
そんな自分を、たまらなく嫌に感じてしまうこともあって。

でも、そんな時も、「春のあしおと」は確実に近くなって、胸が弾むことも、お腹が痛くなるほど笑うことも、毎日には必ずあって。
そんな自分とニュースとのギャップに、胸が痛くなることもあって。

大切なのは、その葛藤を葛藤のままで持ち続けることではないでしょうか。

そんなことを考えた、今日でした。

さっき見た綺麗な梅の花をひと枝、戦争で不安を感じているたくさんの方々に、贈ることができたらいいのに。
テレビで報じられる数々の映像を見ながら、そんなことを思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。