無空真実
どんどん登れっ秩父破風山
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どんどん登れっ秩父破風山

無空真実

ハイキングをしようと山に入り、しかし登れず断念して戻ってくることほど切ないことはない。

2年前、曇り空を気にせず向かった破風山。秩父鉄道へと乗り換えする御花畑駅に到着するとシトシト雨が降っていて、歩く人々は傘をさしている。

あっ

ちょっと寄り道してからハイキングコース出発駅である皆野に到着しても雨は止まない。

ーーまぁ、山に入っちゃえば木々が雨を避けてくれるよね

今までの経験を元に気を高めて山へと向かった。のが行けなかった。山中、道は細く険しく傾斜が急で雨の影響で滑りやすい。さらに数歩進むたびに蜘蛛の巣に当たり、少しでも止まれば四方から蚊が攻撃してくる。

ーーなんてこったっ。

「これっていろんなことが行っちゃだめって言っている気がする。止めてもいい?」

すべての旅の相棒である夫は私の不安を受け入れ、断念が決定。余った時間を利用して西武秩父駅祭りの湯に浸かりながらも後悔の念が消えない。自分で決断したことなのに、うまく受け入れらない・・・「無念」が心に残る。

翌年2020年5月、悔しさから脱するために再び破風山にチャレンジを決める。

改めてルートを確認してみると以前はいろんなミスをしていたことに気が付いた。
皆野駅からスタートし、秩父華厳の滝をゴールとしたがそうるとバスの終電時刻を気にしなくてはいけない。さらに岩場が多い道、雨の日に行くなど安全ハイカーの二人にはもってのほかだった。しっかりと確認をし、いざ当日を迎える。

朝、空には青空が広がり安全印・・・と思ったけれど天気予報では昼に豪雨と嫌な予報。しかし情報をかき集め「行く」を決意。

皆野駅からバスに揺られ、出発地点である秩父華厳の滝駅に到着。折角なので滝を拝ませてもらおう。コロナ渦、思ったよりも人が多く外していたマスクを装着。落差約12mの崖を直線的に流れ落ちる美しい滝はあますことなくマイナスイオンを放出している。

「やっと来れた」

言葉は自然と漏れる。

さぁてあまりゆっくりしていられない。リベンジハイキングへと気持ちを変えて、人気のない森へと入っていく。360度森が二人を囲む。

「これだよ、コレ。」

安心感がどっと漏れ、全身で森を感じる。

「ありがとう、今日も存在してくれいて。」

さぁ、コースを楽しむぞっ!

破風山コースとはいうものの、天狗山、大前山、破風山、男体拝、前原山を越える連山コース、破風山皆野アルプスとも言われています。コースは急な上り下りがずっと続き、途中、岩を2つほどよじ登る必要がある険しいコースです。決して楽ではありませんが、山頂に着くたびに絶景ご褒美にありつけます。

山も緑豊かで生い茂る木々たちが照り付ける太陽から守ってくれます。終わった後の疲労感と清々しさはハイキングの醍醐味。ゴールが近づくと昨年、断念した道へと足を踏み入れ、辛かった記憶が蘇ってきました。

安全ハイカーがちょっとしたスリルを味わうのにちょうど良いコースです。暖かくなったらちょいと行ってみませんか?


ハイキング詳細は以下の本の中でご紹介しています。よかったら手にしてください。


無空真実の電子書籍です。よろしくお願いします。


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心身ともに自由に生きていくことをモットーに。旅、ハイキング、合気道、瞑想と自己啓発をこよなく愛し、旅行記、空想会話、詩、ショートストリーなどを書いています。生きている道中、いろいろあるけど楽しいがいいっ https://muku-room.com/