転職したら"おてつたび"だった件
はじめに
約1年ぶりの投稿になります。
最後に仕事について書いたのはPOLを辞めてカタリバに転職するタイミングでした。
2021年3月末でカタリバを辞めて、4月よりおてつたびに転職したのですが、コロナ禍の転職ということで周りと話す機会も少なく、また人事として面接をしていると、おてつたびに転職した理由を聞かれることも多いので、今回こうして文章に残すことにしました。
おてつたびとの出会い
そもそもおてつたびは「お手伝い×旅」の造語で、「お手伝いをしながら旅をする」サービスとなっています。
詳しくは以下リンク先ホームページを見ていただけると嬉しいです。
おてつたびとの出会いは今から約2年前の2019年11月15日、まだPOLで働いていたときのことでした。
2019年10月頃、人事イベントで当時はまだ楽天で人事をやっていたPonちゃん(山永航太)を見かけました。
彼とは2016年ごろにイベントで会い、3年ぶりの感動の再会だったのですが、どうやらこちらのことを覚えていなかったようで、その場では特に話すこともなく終わりました、、、
そして当時、POLでリファラル採用を進めていたこともあり、イベントで久しぶりに会ったPonちゃんが気になっていたため、FBの投稿に"いいね"を付けて足跡を残していました。
すると数日後、「POLへの転職に興味を持っているので話を聞きたい」という連絡がPonちゃんから届き、10月末にはPOLのオフィスに遊びにきてもらうなど、徐々にPOLへの転職に傾いてくるにつれ、PonちゃんのFacebookの投稿を見る機会も増えていました。
そして2019年11月15日、ついにおてつたびとの出会いとなるPonちゃんの投稿を見つけます。
実は当時、少し病んでいた時期で、有給を取って関西にひとり旅に行き、悟りを開くなかで、地元の長野へ戻る道や、東京を離れて地方で暮らそうと真剣に考え始め、日本各地の色々な地域のことを調べていました。
そんな時に、おてつたびの地域課題解決や関係人口創出といったキーワードに非常に興味を持ち、さっそくWantedlyからコンタクトを取って代表の里菜さんとお話をし、2019年12月2日から副業という形で関わり始めました。
当時お手伝いをしていた、おてつたび公式Twitterアカウントの運用や、バックオフィス周りのシステム導入等は、社員となった今でも引き続き携わっています。
ちなみにこの後、PonちゃんはPOLに転職を決意して2020年1月にジョイン、現在はPOLを辞めて起業をし、自分は2020年3月にPOLを辞めてカタリバに転職、現在はおてつたびに転職しているので、人生や人の繋がりというのは面白いものですね笑
なぜカタリバを辞めて"おてつたび"への転職を決意したのか?
カタリバでは、福島県広野町にある福島県立ふたば未来学園中学・高等学校でキャリア教育コーディネーターというお仕事をしていました。
教育はずっと興味があった分野で、2017年頃からいくつかのNPO団体でボランティアとしてキャリア教育に関わっており、今でも関心が高い分野ではあるので、仕事内容自体に不満があったわけではありませんでした。
またIT業界や人事という職から離れたとは言っても、SmartHR Mag.への連載の寄稿や、人事コミュニティへの参加を続けるなど、今までの本業とボランティアが入れ替わったくらいの感覚でした。
実際にカタリバに転職を決めた後、何度かおてつたびへの転職も誘われていたのですが、毎回お断りをしていました。
一方でカタリバは基本的には全員、3年契約で都度更新という形を取っており、3年という期間は長いようで短いので、3年後にカタリバとの再契約を目指すのか、別の道を進むのかを入社後から常に考え続けないといけません。
カタリバへの転職を最終的に決断したキッカケでもある拠点長のはっせさんに、定期的に1on1で将来のキャリアの相談をしていました。
その1on1を通して、自分がやりたいことは教育だけに関わるのではなく、教育とビジネスを掛け合わせること。そして地元の長野に何かしらの形で関わりたいということに気付き始めました。
そして上記のことを実現する上で、おてつたびは地元長野への地域活性への貢献だけでなく、教育という側面からも可能性があるのではと思うようになり、少しずつおてつたびに思いが傾くようになり始めました。
そんなタイミングで、カタリバの中長期計画会議で大きな方針転換が発表され、自分がやりたいことと違う方向に進んでいく感覚があり、また、自分がカタリバに転職を決断したキッカケでもあるはっせさんから、2021年3月末でカタリバを退職する予定であるという話を聞いたこともあり、だいぶ迷いが生じるようになりました。
はっせさんには正直に悩んでいることを話し、もう1年カタリバで学んだ上で、3年契約を1年残した2022年3月末に辞めて別の道に進もうと考えていると相談したところ、「学校現場のことはもうある程度理解しただろうし、もう1年待つ必要はないと思うよ」と言われ、それが後押しとなっておてつたびへの転職を決意しました。
もちろん、中途半端な気持ちで仕事を続けても、自分自身にとっても周りにとっても良くないという判断があってのアドバイスだったとは思いますが、その言葉で気持ちがだいぶ楽になったのは確かです。
今、"おてつたび"では何をやっているのか?
おてつたびは2021年11月末現在で社員数8名という、まだまだ小さなスタートアップで、なんと社員の中で一番年上(現在34歳)となってしまいました、、、
スタートアップと言えば、毎日朝早くから夜遅くまで常に働き続けるというイメージがありますが、もうお年寄りなのであまり無理はしすぎないようにしています。(あまり残業をし過ぎると翌日のパフォーマンスに影響が出るのと、人間そんなに集中力が続くはずもないので、昔から残業はできる限りしないようにしていますが)
社員数が少ないため、必然的にやらないといけない業務も多岐にわたるようになり、採用や労務などの人事、免許や助成金申請・備品管理等の総務、経費精算や振込対応等の経理、契約書チェックや法的な対応の法務、未経験で広報としてジョインしてくれたそのちゃんと広報やマーケティング、カスタマーサポート、インターン生のマネジメント等、サービス改善のためのプロダクト議論など、色々と広く浅く担当しています。(勿論、弁護士や社労士、税理士、経理担当等、外部で協力してくださる方々がいてくださってこそです。)
元々、ここ最近のキャリアが人事寄りなだけで、興味の幅は世間一般と比較してかなり広い方だと思っているので、色々なことをやれることは天職だと思っています。
おてつたびも徐々に会社らしくなり、ポジションも細分化されて専任が付くようになってきましたが、まだまだ自分のポジションに縛られすぎずに、様々なことに挑戦できるフェーズだと思います。
むしろ、言われたことだけをやる人よりも、会社のためになることは何なのか?を自分で考え、行動や提案をできる人が一番求められています。
もしおてつたびが少しでも気になる!という方がいらっしゃったら、ぜひお声掛けください!
最後に
結果的に短期での転職がここ最近続いてしまっていますが、どれも喧嘩別れなどではなく、未だに関係性が続いている人・会社も多く、どれも今の自分を形作る上で大事な経験だったと思っています。
正直なところ自分のキャリアが今後どこに向かうのかは分かりません。
ただキャリアのどこかのタイミングで地元の長野に戻って、長野のために何かしたいと思っています。
あと死ぬときはイタリアの片田舎でワイン片手に死ぬのが夢です。(これだけは昔からずっと言い続けている、唯一の夢です。)
最近、情報発信をサボり気味だったので、また頑張らないと、、、
今後のnote発信のモチベーションに繋がるのでサポート頂けるととても嬉しいです!