Shingo Tsuboi

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最近の記事

9月4日 櫛の日

僕が子供のころ僕の親父はレンゴーというパルプ会社に勤めていて、勤めにはいつもマンダムのヘアトニックを櫛でなでつけて行っていた。 親父の櫛は金属でできた銀色で平べったい櫛で、いつも親父がそれを内ポケットか何かに入れて持ち歩いていて、たまに髪が崩れた時にポケットから出して使っているのが大人びて見えたことと、マンダムのヘアトニックのにおいが混じって、「大人の男」とはそういうものだと自然に信じるようになっていた。 でも、僕の行くことになった足羽中学校は、いまはもう変わっていると思う

    • 9月3日 グミの日

      僕が生まれて初めて「グミ」というお菓子を認識したのは新潟に住んでいる幼稚園か小学校低学年の時だったと思う。 近所にあった駄菓子屋さんで初めて「コーラアップ」というグミが発売されみなが物珍しさに買うようになったのが最初の出会いだ。 プラスチックの型にコーラの瓶型のグミがはまっていてオブラートのような薄い紙で蓋をされた9個だったか12個だったかで販売されていた。 当時の僕からするとお菓子の中では少し値の張るお菓子だったと記憶している。 その後オレンジアップというファンタオレンジ

      • 9月2日 宝くじの日

        人間は確率の計算が出来るほど、そしてそれに従って行動できるほど賢くは作られていない。 だからかはわからないけど、僕は年末ジャンボだけ気が向いたらいくらか宝くじを買うようにしている。 宝くじを例えば10,000円勝ったとしたときの期待値は5000円を下回る。 それなのにだ。 人間がどれだけ確率を考えることが出来ないか、ここに例を挙げて考えてみようと思う。 例えば、君に気のある美女がいたとしよう。 彼女は内気なので、自分から君に気があるようなそぶりは見せない。 でも、君の親

        • 8月31日 野菜の日

          ベトナムに会社を作るために2013年に一か月半ほど住んでいた時、インド人の女性エンジニアでプリーティーという人が会社に入社してくれた。 ご主人が金融関連の仕事に勤めていてその転勤でホーチミンに引っ越してきたばかりの新婚さんだった。 ご主人が凄く気さくなひとで、自分の仕事の行き帰りに我々のオフィスに立ち寄って社員たちと交流し、そのまま奥様を連れて帰るような感じだったので、すぐに奥様もご主人もベトナム人社員とも日本人社員とも打ち解けるようになった。 ある日このご夫婦からホーム

        9月4日 櫛の日

          8月27日 寅さんの日

          僕の生れは1974年、寅年生まれだ。 寅年の5月8日生れなので、さらに言えば牡牛座でもある。 寅年の牡牛座だから、基本的には強情で負けず嫌いで強いの性格だということらしく、それはそれでそうかもなという自己認知もある。 ということで、寅さんの日ということは、僕の日でもある。 そもそも寅は虎とも書くけど、どちらが本当のトラなのかといえば、寅とは本来動物の虎を示す言葉ではなく、干支十二支、つまり年月日を表す考えとして産まれたものに後から十二支が覚えやすいようにそれぞれを表す動物

          8月27日 寅さんの日

          8月26日 レインボーブリッジの日

          1993年8月26日にレインボーブリッジは開設したらしい。 その時ぼくは大学1年生だった。 金沢で産まれて新潟、福井で育った僕に大学から生活をするようになった東京は、テレビでしか見たことのない世界だった。 ただ、18歳の若者が東京という街になれるには、4か月という時間は十分だったと思う。 当時は狛江(駅で言えば狛江のひとつ隣の和泉多摩川という小田急線の多摩川沿いの街)に住んでいて、そこから当時青学の1、2年生が通った厚木キャンパスと、アルバイト先の新宿歌舞伎町を行ったり来

          8月26日 レインボーブリッジの日

          8月24日 ラグビーの日

          「このやろう、ラグビー面白れぇじゃねぇか。」 僕がそう呟いたように、2019年日本のあらゆるところであの時、この声が呟かれたんじゃなかったろうか。 2015年にはエディージョーンズ率いる日本ラグビーチームは南アフリカを破る大金星を挙げ、その時の余韻が残るまま池井戸潤さんが書き下ろした「ノーサイドゲーム」がTBSで視聴率を上げ、日本でラグビーワールドカップが開幕したその予選トーナメントで、日本代表チームはその後あのアイルランドと破り、そしてスコットランドまでをも下して決勝ト

          8月24日 ラグビーの日

          8月21日 女子大生の日

          女子大生についてあまりヤバいこと書けないなと思って、僕のPCのグーグル先生に女子大生の一般論について教えてもらおうと「女子大生」と入力して検索してみた。 結果トップに表示されたのはグーグルマップ上に存在する 「品川女子大生クラブ」・・・風俗店 「女子大生の裏オプション」・・・風俗店 「ミスコン女子大生」・・・ガールズバー の3店舗の情報だった。。。 これはグーグル先生が気を聞かせて僕の興味に合わせてくれているのか、それともこれが世の中一般の求めている女子大生情報なの

          8月21日 女子大生の日

          8月20日 交通信号の日

          「またか。」 孝志は独り言ちてすんでのところで渡りかけた横断歩道の前で足を止めた。 今日はよく赤信号に捕まる。 渋谷駅についてから目当てのレストランまでの10分程度の道すがら、すでに3度も信号に行く手を阻まれている。 (これじゃぁ、待ち合わせにおくれちゃうかもしれないな。) 時計をみて孝志は思ったが、悪い気分ではない自分を認識して苦笑した。 昔は信号に止められるたびに、損をしたような気分になってイライラしたものだった。 それを変えてくれたのは今の家内で、2人が付き合いだ

          8月20日 交通信号の日

          8月19日 俳句の日

          俳句はもともと短歌に対する諧謔として生れ大衆娯楽として根付いたそうだ。 歌を詠む。という文芸を5・7・5という日本人が日本語を話すのに気持ちの良い調べ(リズム)に乗せて短い文章の中に面白みを感じられるような文章を作るというのが、当時としては娯楽のひとつと言えたのだろう。 つまり今でいえば、マンガとかゲームとかそういうたぐいのものだったということだと考えるとわかりやすい。 それを松尾芭蕉が季節や風光明媚を取り入れて芸術性を持たせることに成功し、その後明治~昭和くらいになって

          8月19日 俳句の日

          8月18日 米の日

          ぼくは原田マハさんの小説はだいたい面白いし感動できるから好きだ。 彼女はもともと美術館のキュレーターをやっていた経歴をもっているから、当然美術にも精通していて、ピカソのゲルニカを題材にした小説やゴッホの歴史を描いた小説などはストーリーも面白く且つ美術史の学びのある作品が多い。 でも、彼女の作品はそれにとどまらず美術以外の題材で描いた小説にも良いものも多い。 「生きるぼくら」もその代表のひとつだと思う。 引きこもりのダメ人生を送っている若者が、おばあちゃんのコメ作りを手伝

          8月18日 米の日

          8月17日 パイナップルの日

          パイナップルは個人的にはフルーツの中で好きな方に入るフルーツだと思う。 沖縄に行った際にも当然美ら海水族館、首里城と並ぶ沖縄三大観光名所のパイナップルパークには何度も通ったくらいだし、テーマソングの「パッパパイナップル」については振り付けも含め完コピしている。 ピコ太郎が「あいはばペーン、あいはばあっぽー。あっぽーぺーん。あいはばペーン、あいはばぱいなぽー。ぱいなっぽーぺーん。」と歌って踊る動画をYouTubeに上げた時に、これを世界的にはやらせようとパイナップルのために密

          8月17日 パイナップルの日

          8月14日 特許の日

          特許は前々職の時にひとつ、ソフトウェア資産管理に関する特許を持っていたけど、あれはいまどうなったのだろうか。。。 それ以上の話は特許については持ち合わせていないので、今日はためになるエッセイを標榜して、知的財産権について整理してみたいと思う。 知的財産権とは特許も含む物体や材ではないものに対する権利を指す。 特許権・・・これが最も知られている発明に対する権利。取得後日本の法律では20年はその特許は保護される。 実用新案権・・・発明というほどの仕組みではないが、物質の形状

          8月14日 特許の日

          8月13日 左利きの日

          うちの家内は左利きで、箸を持つのも物を書くのも左手でやるけれども、スポーツ関係は中学の時にバトミントンで右手でやるように先生に強制されたらしく、今もテニスやゴルフは右でやっていて、とてもやりにくそうにしているので、中学の時に右を強制した先生を僕は密かに彼女の可能性を狭めてしまったのではないかと恨めしく思っている。 昨日の夜はすごく暑くてクーラーをつけて寝ていたにも拘らず夜中に目が覚めていまったのだけど、ふと見るとベッド反対側で彼女が僕を観ていた。 どうしたのかなと思って見

          8月13日 左利きの日

          8月12日 航空安全の日

          1985年の日航機墜落事故は当時小学6年生だったころの僕にはあまり印象に残っていない。 当時まだ飛行機に乗ったことのなかった僕は大きな飛行機が墜落して沢山の人が亡くなったということがどういうことなのか具体的にイメージできなかったし、その後テレビ番組のゴールデンの時間帯がほとんどといってよいほどこの事件を取り扱ったドキュメンタリーやニュース番組になったことに辟易としていたというのが正直な気持ちだった気がする。 改めて御巣鷹山のこの事故に興味を持ったのは山崎豊子の沈まぬ太陽を読

          8月12日 航空安全の日

          8月11日 きのこの山の日

          時は1970年、世の中にはまだ板チョコやチョコバーなどが主流でチョコレート菓子が多くは存在しなかった時、当時売れ行きの悪かったチョコレート菓子”アポロ”の製造ラインの稼働率を上げるための新商品としてきのこの山は生まれた。 そう”きのこの山”が三角形なのはアポロの名残を残しているのであり、それを踏襲したたけのこの里もしかり。 つまり、”きのこの山 inspired by アポロ”、"たけのこの里 inspired by アポロ"が正しいブランド表記なのだと言える。 当時は高

          8月11日 きのこの山の日