8月24日 ラグビーの日

「このやろう、ラグビー面白れぇじゃねぇか。」

僕がそう呟いたように、2019年日本のあらゆるところであの時、この声が呟かれたんじゃなかったろうか。

2015年にはエディージョーンズ率いる日本ラグビーチームは南アフリカを破る大金星を挙げ、その時の余韻が残るまま池井戸潤さんが書き下ろした「ノーサイドゲーム」がTBSで視聴率を上げ、日本でラグビーワールドカップが開幕したその予選トーナメントで、日本代表チームはその後あのアイルランドと破り、そしてスコットランドまでをも下して決勝トーナメント(準々決勝)に勝ち進んだのだった。

準々決勝では、残念ながら再び相まみえた南アフリカに大差で負けを喫するものの、日本ラグビーチームの大会を通じた熱戦とその努力が引き起こした「奇跡」は日本中を盛り上げるに十分な熱量を持っていたと思う。

そして、日本はティア1に選ばれるという快挙も成し遂げることになった。

ラグビーにはティア1、2、3という階級があり、そもそもティア1にはラグビー伝統国以外で選ばれることがとても難しい。
いや、そもそも日本でワールドカップが開かれること自体も奇跡の始まりだったのだろう。
ラグビーワールドカップの開催国として選ばれるためには、このラグビー伝統国である、イングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズ、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ共和国が通常国の2倍の投票権を持っており事実上の決定権を保有しているらしく、これらラグビー伝統国以外でのワールドカップの開催は日本が初めてのことだという。

南アフリカを撃破する試合はニュースのダイジェストで知った。
それまでラグビーなんて興味もなかったけど、単純に「すげぇな。」と感じたその気持ちは、ノーサイドゲーム、そしてその後のワールドカップで僕をあっという間ににわかラグビーファンに仕立ててしまった。

そんな僕のような人が昨年は日本に3000万人くらいはかるくいたのではないかと思う。

今日が何の日かを知ったとき、これは人生をかけて書くべきテーマっだと張り切ってその発祥の原点をグーグル先生に聞いてみた。

ラグビーは、1823年の今日、イギリスの「ラグビー校」でウィリアム・エリスが、フットボールのゲームの最中に興奮して禁止されている「ボールを手に持つ」という行為を行い、そのままゴールに向かって突っ走っていってしまったことが発祥だという。

ふむふむ。

ん?

んんん?

まてよ?
えっ何この逸話?

これ、、、ウィリアム反則ですよね。

明らかにこれ、普通は、

「おい、ウィリアムふざけんなよ。お前反則だかんな。」

って友達に言われるやつですよね?

どうかんがえても、ウィリアム、興奮しすぎかヤケクソかのどちらかでしょ?

こ、これが伝統国でのラグビーの始まりなのか。。。

2019年日本中を熱狂と涙に変えたラグビーというスポーツの原点なのか。。。

何事もやってみないとわからないものだ。

これからは仕事とかで何か困ることが起こったら是非ヤケクソになってPC抱えて「うぉぉぉぉ!」とか言って走り出してみよう。
浮気がばれて嫁さんが怒り狂ってしまったら、こちらも「うぉぉぉぉ!」って炊飯器でも抱えて走り出してみよう。

新しい何かが産まれるかもしれないし、もし何も産まれなくてもノーサイドだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?