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副業でブログをやるなら少額課金制コンテンツを書いていくのが今の時代にあっているのでは?という話。

こんにちは、Shinです。

先日このようなツイートをしました。

ブロガー界隈といえば、「独自ドメインで自分の記事を書いてアフィリエイトをするのが正義」みたいな風潮がありますが、副業レベルでブログを更新する個人ブロガーがSEOを前提でコンテンツを作っていくのはもう時代遅れなんじゃないかなと思うわけです。

その理由について書いていきたいと思います。
※その理由を実は3年前に書きましたが、3年経過したので、改めて書きなおしてみようと思いました。(参照:noteを始めてみました)

※公開後3日経過したら有料化します。
※個人メディアのSEOもやり方やジャンルやキーワードによってはうまくいくと思ってます。
※方向性によってはnote型コンテンツよりも独自ドメインで運営した方がいい場合もあります。

SEOは「大衆の価値基準の最大公約数のコンテンツが上位表示される」


SNSでもつぶやいたのですが、SEOって「大衆の価値を基準」に上位表示させる仕組みになっています。

ブラウザでの検索自体主に「知らないことを調べるため」に使われることが一般的でありここ最近は法人がオウンドメディアを持ち、豊潤な資金を使ってユーザーが納得するようなコンテンツが日々インターネットの海の中にぶん投げられ、評価されGoogleが順位を決めているわけです。

このような「役に立つ」コンテンツというのは、AIや大手企業の大得意な分野です。AIが自動的に最適解を出してくれる時代になりましたし、AIがまだ活躍していないジャンルも大手企業が参入して多額の資金を投下してコンテンツを作っていくわけです。

価値観が多様化してる現代

現代では価値観が多種多様になりました。
20年前までは、みんなが同じテレビ番組をみて、みんなが同じ経験をしてみんなが共通の話題で盛り上がり、みんなが新卒でサラリーマンになり35歳までに結婚して相応の時期に子供を育て、転職もせず65歳くらいまで定年を迎えるまで労働をする…そんな時代でした。

しかし、今はスマホでYouTubeやTwitterやInstagramやTikTokなど他人が作れるコンテンツを見れるようになり、みんなが自分が好きな動画をみて、似た価値観の人のブログを読み、人によっては転職したりフリーランスになったり起業したり、あるいはニートになってみたり結婚せずに生涯を終えたりと人それぞれ自分の価値基準に合わせて自分の人生を自分で決めて生きていく人が増えました。

一言でいうと「価値基準が多様化した」わけです。

最大公約数を意識した有益コンテンツの「オワコン化」

価値観が多様化しているので「最大公約数を意識した有益コンテンツ」を消費する人が昔よりも減りました。

また最大公約数を意識した有益系コンテンツはある程度答えがあります。
答えがあるコンテンツは上記の通り、大手企業やAIの得意分野です。

強い競合も多く、個人がそこで勝負するのは部が悪いのです。

「他人(のコンテンツ)との比較で上位表示してアフィリエイト報酬を得る」というシステムそのものが、人と足並みを揃えるのではなく自分の個性を生かして仕事を作っていく現代では少々時代遅れな考えな気がしております。

最大公約数を意識したコンテンツではなく、少数の人にブッ刺さるコンテンツを作る時代

だから作るべきコンテンツは、「最大公約数を意識したコンテンツではなく、あなたのコンテンツに価値を感じてくれる少数の人にブッ刺さるコンテンツ」を作る時代なのです。

仮に超マニアックなコンテンツを作っても、法人が作った最大公約数のコンテンツに勝てずにGoogleの検索結果で上位表示できないかもしれません。

しかし、特定ジャンルに特化した小説を書いてみる、特定ジャンルのニッチなTipsを書いてみる、自分が考察したことを自分のコトバで表現してみる。

こういったクリエイティブなコンテンツやニッチなコンテンツは「刺さる人」には刺さります。

仮にSEOで上位表示できなくても、今はこういった「ニッチでマニアックな」情報やクリエイティブなコンテンツは欲しい人は欲しいと思っているのです。

意外とnoteを書いているだけで、note内検索で自分が書いた記事に辿り着いて「いいね」してくれる人がいたりしますし、今はインスタやTwitter経由で自分のコンテンツを知ってもらえる時代です。

SEOやアフィリエイトを考慮するだけで著しくコンテンツのクリエイティビティが落ちる

また、これは実体験の話ですがSEOやアフィリエイトを意識したコンテンツを作ろうとすると著しくクリエイティビティが落ちます。

例えばアフィリエイト前提のコンテンツを作るのであれば「アフィリエイト商材がある」かつ「それなりに高単価」なものを紹介する前提の記事になります。書けるコンテンツそのものに縛りが出てきます。アフィリエイト前提なので、アフィリエイトをするために多少なりとも嘘を混ぜる必要が出てくることもあります。

またSEOを気にしすぎると「何文字以上かかないとGoogleから評価されにくいから」不要に文字数を増やす(水増し記事は最近は評価されなくなりましたが)、SEOで上位表示させるために大衆の価値基準の最大公約数を意識しなければならないなどの弊害があります。
別に特定の人に価値があると認識してもらうためのコンテンツに文字数は関係ないですし、SEOを意識したがためにコンテンツの尖りがなくなるなど本末転倒です。

コンテンツを直接買ってもらおう

上記の理由で私は「コンテンツを買ってもらう時代」だと思います。

ここでいう「有料コンテンツ」というのは必ずしも「私がTwitterのフォロワー数をたった3ヶ月で5000人増やした方法」みたいなBrainとかで1万円くらいで売ってそうなコンテンツでなくてもいいと思うのです。

例えば「会社のお昼休みにジム通いをするようになってからQOLが上がった件について」みたいなSEOで上げてもどうしようもないようなコンテンツでもそれに価値を感じてお金を払ってくれる人がいるかもしれません。
(参照:昼ジムのすゝめ)

あるいは「新卒時代、辛かった日々私が帰り際に涙を流したことについてっ書いてみる」のようなエモーショナルな記事でも心を動かすようなコンテンツてあるならお金を払ってくれる人がいるかもしれません。

些細なことで炎上する時代

また、ここ数年は些細なことで炎上する時代です。何か大きい不祥事を起こしての炎上なら理解できますが、時々「価値観の違い」による炎上を見かけることもあります。

価値観が多様化して色んなクラスタが生まれ、SNS上であらゆるクラスタの「分断」が起きています。

全く異なる価値観の違う界隈に拡散されることによって「プチ炎上」が起こること(何も数万RTされるような炎上ではなく、数百RTされて特定のクラスタにバッシングを受ける状態)を幾度も見てきました。おっかないですよね。

私自身Twitterをずっと運営してきて色んな炎上を見てきたのもあり、SNSやブログで発信する内容はこれまで以上に慎重になっています。

炎上を恐れるあまり、価値観を全面的に押し出したエッジの聞いた発言はかなり難しくなりました。

その点、有料化することで拡散を防ぐ、読んでほしい人以外には届かないようにするというのは大事なことなのではないかなと思います。

もちろん例外はある

もちろん、例外はあって、例えば「網羅性をしたアドセンスサイト」みたいなメディアは当然、独自ドメインをとって作った方がいいです。

例えば、「特定地域の神社についてまとめたアドセンスサイト」や「水泳の泳ぎ方を解説する網羅型サイト」を運営する場合は独自ドメインをとって運営した方がいいと思います。

こういった網羅性が重要になってくるサイトはnoteに向いてないです。
独自ドメインとってWordPressでちゃんとカテゴリわけしてカスタマイズしたほうがいいです。

それにそういったニッチすぎるアドセンスサイトに法人はなかなかそこまで参入してきませんからね(とはいえ神社を営んでいる会社が神社のキュレーションサイトを運営していたり水泳教室が集客のためにオウンドメディアを運営するみたいなパターンも多々増えてますが)

副業レベルで自分の価値観やTipsを発信していくブログを運営していくのであればSEOを気にせずnoteで少額課金型コンテンツを作っていくのも一つの手なんじゃないかなと思います。

まとめ

「自分の個性を生かす時代」である現代で、SEOと個人ブロガーの相性はあまりよろしくないのではないかなと思います。

一方でnoteのように自分の価値観にあったコンテンツを購入できるシステムを使い数百円(100~300円)程度のブログコンテンツを作り「必要な人にだけ届ける」という方向性を考えてみても良いのではないかなと思います。

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