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読書感想

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2019年2月の記事一覧

読書感想 - 「寄付をしてみよう、と思ったら読む本」 渋澤健 鵜尾雅隆

読書感想 - 「寄付をしてみよう、と思ったら読む本」 渋澤健 鵜尾雅隆

感想

私は準認定ファンドレイザー資格を持っているのですが、お恥ずかしいことにこの本を読むまでは(つまり数時間前までは)「ファンドレイジングって必要悪だよね」ぐらいの感覚をもっていました。

寄付は各自の自発的な想いで発生するべきもので、そういう行動を戦略を立てたり、コントロールするような活動ってどうなの?という思いを日々抱いていたのです。「寄付額○○円の寄付者を○○円の高額寄付者に育てよう!」み

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読書感想 - 「なぜ,仕事が予定どおりに終わらないのか?~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術」 	
佐々木正悟

読書感想 - 「なぜ,仕事が予定どおりに終わらないのか?~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術」 佐々木正悟

感想

「見積もり」+「実測」というセットを持ち、時間的な余裕など全くないことを骨身にしみて実感するために、タスクシュートという時間管理術を解説する本書。

タスクシュートは、一日の1分以上かかる全ての行動を書き出し、分単位で見積もり、実測値を書いていくという一見病的にも思える方法論なのですが、これは「予測と現実のズレが異常に大きい」ということを認識し、意識に叩き込むために必要なことだと著者は力説

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読書感想 - 「鬼速PDCA」 冨田和成

読書感想 - 「鬼速PDCA」 冨田和成

感想

PDCAは業務シーンにて日常的に多用される言葉です。しかし、口で「PDCAを回しましょう」と言ってはいるものの、本当に回しているか?と問われると怪しいなと感じていました。特に会議の場で発せられるPDCAは先送りの言い換えのケースが散見されます。

本書はPDCAの回し方を体系的に、かつ鬼速(高速)で回す方法について詳説するものです。著者は「PDCAほどわかっているつもりでわかっていない、そ

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