こだわりすぎた卒業式の思ひ出

2021年4月29日 02:43

こんにちは🌞
今日夏かよ！あっつー！！みたいな日と
え？冬に舞い戻ったん？さむ...みたいな日が
まだまだ入り混じる紛れもない春ですよ🌸
桜が咲いてるの見ないと「春だな〜」と
感じられないほどには感覚が鈍ってます。

さぁ世間はゴールデンウィークとやらに
突入しようとしておりますが
皆様いかがお過ごしでしょうか。
久方ぶりの連休を謳歌する方も、
そんな人のために働く方も、
緊急事態宣言に全てを狂わされた方も、
どうか心穏やかな時間を過ごせますよう🌳

袴ってなんなん？

さぁ表題の件ですが、先日晴れて
洗足学園音楽大学を卒業いたしました！🌸🎓
最後の1年はほとんどをコロナに狂わされ
コンナハズジャナカッタと口をパクパクしながら
唖然とするほかない時間を過ごさせていただきましたが、学費はほとんど変わりません、これは、ずーっと根に持つことでしょうね😊

何はともあれ、こういったご時世の中（2度目の緊急事態宣言が出ていた）卒業式を開催していただきました。
オンラインと対面で選択ができる、
あぁそんな時代になったのですね。
どうせ今年も中止だろうかと勝手に肩を下ろしておりましたので、開催してもらえるだけ本当に嬉しくて本当に有り難かったです。
学費の文句は別だけどなー！！！！

最後まで大げんかでまとまりのない12期でした✌️
誰も泣かないしゲラゲラ笑い合って
これからもいつでも会えるような安心感に
包まれた明るい卒業式でした。
実際卒業して1ヶ月経つけど、
めちゃくちゃ会うし、めちゃくちゃ連絡とる🙌
12期元気に頑張ってまーーーす！

でね、どうせ今年も中止やろと思っていた私
卒業式に出席する際の服装のことを
1mmも考えておりませんでした。
自分の門出を自分で祝うために正装がしたいとはぼんやりと思っておりました。
せっかく大日本帝国に生まれ落ち22年間この国の大地を舐めまくりながら生きて参りましたので、やはり和装だ、と。
あぁ俗にいう「袴」というやつを着るんだな、と。
頭に思い描くまではよかった。

のですが、それを真剣に考え始めたのが年明け1月。
卒業公演が終わり、卒業試験が終わり、
残る行事は卒業式。
「ねぇねぇ袴予約したー？」
「卒業式の日の美容院何時ー？」
そんな会話が飛び交うようになって震えました。

ワタシ、なんにも、してない...

どうせ中止だと思っていたからなのか
全くもって袴を見てもなかったのです。
まして予約だの美容院だの、なに、やばい。
やっとそう思えたのが1月末。おっっそ！！

ていうか袴って何？上は着物？下のズボンみたいなやつが袴？いや卒業式でいう袴は上下セットのこと？
どこで借りるの？いくらかかるの？
ちんぷんかんぷんでした😃

レンタルショップに行ってみた

とりあえず、どうやら着物レンタルのお店に行けば
その袴とやらを下見できるらしいと。
何となくネットで探したコーディネート集は
何だかどれも微妙で、それでも1つだけ気になったサイトがあったので予約申し込んでみました。

「vasara」横浜みなとみらい店様

後述しますが結論から先に述べると
ここでは着物レンタルしなかったのよ。
でもとっても素敵な出会いだったからあえて書き残しておきます✍️

とにかく特別な日の特別な和装で
人と被りたくないという思いが強かった私は
正当にきちんと着こなすよりも
アレンジを推奨してくれるお店を探したかった。
レースとかパールとかね。
人によってはそんなアレンジはしたない！失礼だ！
なんて意見があると思いますし、
それも首もげるほど大納得なのだけど、
さっきまで大日本帝国に生まれ落ちたことを誇らしく思っていた私は一旦ポイと投げといて。
vasaraさんではアレンジ着付けもガンガンやってるよーって、何よりInstagramの更新も頻繁でREIWAに即した着物屋さんだなと感じて下見に向かったのでした。

そしたらまあ対応してくださった方が
素晴らしく素敵なわけよ。
まあ向こうも接客業ですから、
可愛いだの似合うだの、この世にオギャーと誕生した時ぶりに浴びましたわ。

すっかり気分が良くなっちゃって楽しくて。
そして、それ以上に着物への愛情やお仕事への誇りを感じて、
この人たちかっこいい...すてき...
心が動いてしまいました。
この着物にはこの袴だ、帯はこの色が合う、
と目が回るようなスピード感で
さまざまな提案をしてくださるのです。

この色が好き〜この柄可愛い〜
みたいなふわっとしたことしか言えない私にも
丁寧に向き合ってくださったのが
本当に嬉しくて。プロフェッショナルだった。

着物の可能性を感じちゃって。
大切な時に着るものだと思っていたけど
着物でちょっとお出かけとかそういうの
やりたいやりたいやりたーい！！！
特別じゃない日でも特別な格好で特別な気持ちに
なってもいいんだなと思えたのでした。

人と被りたくなさすぎて

レンタルショップではとても素敵な出会いを
したのですが、結果としてはそこでは借りず。

というのも。
被りたくないと言いつつも、やはり
卒業シーズン、大繁忙期、
卒業式の日取りによっては
先に予約したどこかの卒業生とかぶったり
あら好みが合うわねと思いつつ悔しかった〜
基本的には早い者勝ちなので、動き出しが遅かった私に残された選択肢は少なくて。

というかやっぱりどこかの誰かと取り合い、
かぶってる、というのがなんとなーく
違うかも〜という気がしてしまって。

どこまで自己顕示欲強いねん、我。

たくさんあったお気に入りの候補たちに
心惹かれきれず、後ろ髪引かれつつ別れしました。
普通にお出かけ着物を着る時に
絶対お世話になりたい素敵なお店でした...。

途方に暮れてもう3月

それからも通販サイトを見たり、
レンタルショップのサイトを見たり、
興味は持ち続けながらもダラダラと過ごすこと
3月。あと3週間で卒業式。
やばい、何もしてない、流石に、
これは、着るものがない。

泣きついた相手は、お馴染みご近所友達
ねねちゃん。
知らないあなたのために説明すると
アルバイト先で出会った同い年の女の子が
なんとまぁ家が近くて、なんとまぁ出身地も近くて（広島と山口）、意気投合しちゃった。
そんなねねちゃんは頭おかしいくらいに
頭が良くて秀才で努力家で
この春から京都大学の大学院に通っています。

あ、で、そんなねねちゃんにね、
もう袴決まんないよ！素敵なのないよ！
どうしたらいいの！！💢
と半ば泣きながらご相談を。
そうしたら彼女、衝撃的なことを言いました。

（メルカリって検索したのバレる）
フリマサイトで買えばいいじゃん！
1回着てまたメルカリで売れば
タダみたいなもんよ

ひぇなるほど。着物は高価な物だとばかり思っていて、借りる物でしかなかった、イメージとしては。
買う、買うなんて、していいのか...

と恐る恐るメルカ◯を開いてみると、
お手頃価格で素敵な着物がたっくさん！
ええ可愛い安い（何ならレンタルよりも）
衝撃でした。ねねちゃんが開いてくれた道。

DX革命起きちゃって

そこからはもういろんな着物や袴、帯や襟の画像を見ながらイメージを膨らませる日々。
実物を見ることができないこと、それぞれを
別の方から買うため組み合わせた姿を想像しづらいこと...
それなりのリスクは感じました。
でも、自分だけの組み合わせで
特別な日のコーディネートを考えるの楽しくて。

こうやって画像コラージュしながら
何となくイメージ膨らませるんだよね。笑

帯の色何色にすべき！？と悩んだ時は
大学同期のアンリに相談して（着物博士）

これとこれどっちがいい！？と悩んだ時は
ねねちゃんに相談して（アパレル店員）
れいちゃんにも相談して（オシャレ番長）

最終的に着物は2択に絞って迷った時は
美根子さん（師匠兼ビジネスパートナー）と
うちの母（ここでようやく登場）に相談して

こうして人の力を借りまくってできた世界に一つのコーディネートがこちらです。
どん！！！