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何でもパワハラ時代と同居する課長はどうするべきかを考えた話

弱者こそが最強になってしまっている反パワハラ至上主義の現代。ついに会議で質問することも禁止されてしまいました。これがもっと加速した世の中について課長とはどうあるべきかを考えました。

こんなことまでパワハラに??

普段は製造業に属する企業の新米課長としての気づきや、経験、考察、組織を変えるための苦悩についてnote投稿をしている『ケツアゴ新米課長』と申します。

昨今の何でもパワハラになってしまう世の中について、課長として直面した出来事を記事に書いたことが以前ありました。

今回もそんなパワハラ警察に捕まった出来事がありました。
(本当に逮捕されたわけではないですよ。念のため。)

このエピソードを説明する前に、この話に出てくるA主任のプロフィールを説明しておこうと思います。

名前:Aさん
性別:女性
年齢:多分45歳くらい
役職:営業主任
年収:900万円弱
仕事:正直頼りない・・・

先日、営業主催の営業報告会議に出席した時の話。

Aさんからの発表にこんな一節がありました。

『X社へPRしていた製品は、正式採用が決定しました』
『今後テストして問題の有無を確認するので試用です』

この意味がすぐ理解できなかったので、こんな風に質問をしてみました。

僕『X社の案件は正式採用なのか、お試しの試用なのかどっちですか?』

そうするとAさんの回答はこんな感じでした。

Aさん『えっ?えっ?えぇ?どういう事ですか?』

もう少し質問内容を明確にしようと、次のように付け加えました。

僕『取りえずお試しで買ってテストするってことは、スーパーの試食と同じだから、正式採用ではないですよね?』

そうするとAさんの回答は次の感じでした。

Aさん『えっ?よくわかんないです。私には難しいです。』

会議の進行を思いっきり止めてまで聞きたいわけではなかったので、その場は『あ、すいません。大丈夫です。』と質問を納めました。

すると、その会議の後に上司から呼び出され、こんなことを言われました。

上司『今日の会議でAさんに質問してただろ。Aさんが回答できない質問をするとパワハラになるので次からやめろ。』

これには正直言って面くらい、こんな感じで返してしまいました。

僕『お言葉ですが、それだと何でもわからないという回答で全部OKになってしまうので、発表が無責任になってしまいませんか?』

すると上司の回答は『それで構わない』でした。

かなりモヤモヤする結果でが、上司の方針ですのでこれ以上反発するのはやめました。

この世の中に適用しするためにはどうすればよいのか?

Aさんは主任です。年収も日本の平均をはるかに超えています。

Aさんの仕事・Aさんが作った資料についての簡単な質問に答えられない状況を良しとしてしまうと、会社員の役目と報酬のバランスが完全崩壊してしまいます。

正直全然納得いってません。

そうは言っても上司に反発はしたものの、そういう世の中であることは理解しているつもりです。

相手は女性ですし、イジメているように見えてはいけないでしょう。

愚痴を言って終わりではなく、この世の中をどう生きるかを色々と考えてみました。

自問自答①:なぜここまでAさんは保護されるのか?

・単純に女性だから
・女性活躍推枠として重要だから
・営業部長(男性)の愛人説
(2人はやたらと距離が近く、営業部長はなぜかAさんのカバンを持って歩いてるし・・)

これは単純に女性は保護されるべきだからですかね。。
それ自体に異論はありません。

だから、前提がそもそも間違っているというわけではなさそうです。

だからこそこの状態を変えるのではなく、僕自身が適応していく必要がありそうです。

ただ、この件以外にもあまりに優遇されすぎてて、愛人説すら邪推してしまうほどです。

自問自答②:どうすればいいのか?

答えられない質問をしてはいけない
=質問をする前の段階ではこたえられるかどうかはわからない
=実質質問自体はできない

こうなると、そもそも会議自体を開催する必要がありません。

いや、そもそも会議なんて初めから開催する必要がなかったのかもしれないと考えることもできるのではないでしょうか?

よくよく考えれば、今日の件で話題にした営業主催の会議も目的は『情報共有』だと思います。
(営業からは会議の目的や終了要件の提示されたことなんてないですが・・・)

情報共有そのものが目的なのであれば、資料をメールで流して必要人員に確認してもらえばOK。

個別の質問はチャットルームかメールの一斉返信で投げて返信してもらえば、担当に回答ができなくても考える時間もできるし、上司が代理で回答することもできます。

結果として担当が自身の仕事をどれだけ把握していなくても、人前で困った姿をさらすことがなくなります。

今度こんなことを提案してみようと思います。

ただ、これでは管理職の負荷が上がるだけで個人の能力や責任感は今まで以上に廃れていくことにはなりますが。。。。

それもまた新しい時代の働き方なのかもしれません。

まとめ

今日の記事をまとめるとこんな感じです。

・女性主任のAさんに会議中に質問をした
・難しい質問のつもりではなかったが、Aさんは回答できなかった
・その後上司から僕に対し、パワハラになるから質問禁止の指示が出た
・なんでもパワハラになる時代の会議について考えてみた
・聴衆の前で質問に困ることが無いよう、情報共有が目的の会議はメール配信にするべきと提案することにした

このパワハラとの戦い方に困っておられる方もたくさんいると思います。

もし同じように悩んでいる方、解決のアイディアをお持ちの方がいらっしゃったらぜひともコメントや参考になるものを教えていただければ嬉しいです。


ちらの記事は『大企業のリアル』というマガジンにも登録されています。

大企業イメージと実情のギャップに悩みながら奮闘して改善を目指す姿を投稿していますので、もしよろしければこちらもご覧ください。


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