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学習で気づいた『基礎的授業』に大事な要素3つ

会社で社員教育を自主的に担当していながら、家では学びを続けています。

内容がとても分かり易い本に出合ったのをきっかけに、教える立場として重要な点3点に気づきました。

①超入門では超ざっくり教える
②これから学ぶ部分の目的を伝える
③例を出して自分事に落とし込む

学習すること自体が嫌いにならない(=興味を持てる)ようにする事が自発的な学習を進めるきっかけになるのですね。

会計の基礎の基礎を慌てて学び始める

普段は製造業に属する企業の新米課長としての気づきや、経験、考察、組織を変えるための苦悩についてnote投稿をしている『ケツアゴ新米課長』と申します。

上司のとんでもない無茶ぶりにより来月から2課兼務の新米課長になることが決まりました。

うちの部は課しかないので、実質的に部の半分のお財布に関する責任が僕にある状態がやってくるわけです。

今までは『俺エンジニアだから会計よりも製品の性能を・・』とか、『もっと大人になってから勉強すればいいし・・・』とか言い訳をして逃げ回っていたのですが、そうはいかなくなりました。

会社の先輩に教えてもらった入門書

数年前に会社の先輩に紹介していただいた『決算書は「直感」で9割読める』という本から入って勉強しています。

逃げて逃げて封印し続けてきた本をついに解禁して読み始めました。

僕の人生に大きな影響を与えた『アウトプット大全』という本で勧めていたように読書メモを取りながら読んでいるので読了まで時間がかかっていますが、解説の説明はわかりやすく、読者の理解力向上に沿った絶妙な構成の本です。

分かり易い!と思わせる本から学ぶ教えの基本

この本を読んでいると『楽しい!』とすら思えるほどに読むこと自体を苦としないことに気づきます。

これまで逃げ続けてきたとは言え、何冊かこの手の本を読んでは挫折しを繰り返していた僕がです。

この本がなぜほかの本と違うのかを考察し、逆に自分が社員教育で教えるときなどに重視すべきポイント3つをピックアップしました。

①超入門では超ざっくり教える
これは挫折を回避させるためにとても重要なことです。
まず初めに『難しいことは覚えなくていいです!』と宣言することで、概念を理解してもらうまでのハードルをぐっと下げます。

②これから学ぶ部分の目的を伝える
いきなり小難しい解説をするのではなく、さっとだけ『賃借対照表』の中に何が書いてあるかを説明し、これを使って何がわかるのか?(何を知るために見るのか?)を解説してます。

ハードルを下げた内容でも覚えればこんなことができる!という『学習した後の自分』を想像させることで、滑走路のようなまっすぐな道を走って目的地へ向かっている感を出します。

③例を出して自分事に落とし込む
そして自分の身近なものに例えて自分事の世界に落とし込む事で一気に親近感を持たせくれます。

本に出てきた例を少しアレンジして書いてみるとこんな感じです。

1億円のマンションを買った友人でも、自己資金5000万円の人と自己資金100万円の人ではヤバさがちがう。後者の人にはお金貸してくれと言われても貸しにくいですよね?そんな時は賃借対照表を見ればOK
売り上げ⇒営業利益⇒経常利益⇒当期純利益と言われてもよくわからないでしょう。会社から出る給料に例えると、給料⇒税金ひかれて手取り⇒そこから固定費を払って生活費⇒諸々ひかれてお小遣い⇒飲み会が多い月だと趣味に使える額が減って・・・・と考えると、飲み会や宝くじの当選などの特別要因がない基本お小遣い額こそが定常的に儲ける力だよね。

バリバリ受験生だったころの僕であれば小難しい理屈から入ってても学習できたのでしょうが、今となってはこれくらい自分の身の回りとリンクして教えてもらった方が100倍楽です。

まとめ

今日はとても分かり易いと感じた本から、教える際に必要な要素を3点ピックアップしてまとめました。

①超入門では超ざっくり教える
②これから学ぶ部分の目的を伝える
③例を出して自分事に落とし込む

次から社内教育で講師を務めるときにも、この辺を意識して進めていけば良き講師になれそうですね!

これを読んでくださったあなたが人に何かを教えるときに気を付けているいことなどあれば、是非コメントでアドバイスいただけると嬉しいです。


この記事は似たテーマを集めたコチラのマガジン『読書をしたので皆様と共有したい事』にも登録されています。
読んだ本の紹介や、行動に移した例、紹介用資料の作成記事をまとめています。

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