短編小説 #3 緑の星 I 夢の回廊
そこは森に覆われた星だった
降り立ったところはジャングルで鬱蒼としていた
湿度は高く感じられ、木々も生き生きとしていた
そんな深いジャングルに囲まれた所に、一際目立つ大樹があった
それは此処からしばらく先にある高台にあり、雲に差し掛かるほどの大樹だった
その大樹まで、微かだが獣道が繋がっているようだ
獣道を頼りに大樹をめざす
歩いていると、途中で獣道は消えていた。しかしこのまま先へ進めそうだ
空を見ると大樹がとても目立つ。大樹を目印にしながら、少しづつ近づいていく
高台の付