テアニンで動悸の軽減を試みる
2021年9月3日
パニック障害と診断されたーー。
医師からの診断は「けっこう重い状態」であると言われた。
それから今、診断から4ヶ月にかかろうとしてる。現在はすこぶる元気で、症状もかなり緩和されている。
そのためnoteはしばらくお休みしていたが、最近になってようやく意欲を取り戻した。
そして、同じような症状で苦しんでんでいる人に何か役に立ちたいと思って、ゆっくりではあるが情報を書き記したいと思っている。
これからの内容は、僕自身の体験としてのものだ。間違っていることもあるかもしれないし、他の人には効果が見られない場合もあるかもしれない。
しかし、僕は自分が体感して効果の合ったものを記していきたい。なので、以下のことは情報として読んで頂けるとありがたい。
今回記事にしたいと思ったのは、サプリメントについてだ。
パニック障害に関係する本を数冊読み、その本に書いてある事を実行して効果があったものが幾つかある。
そのひとつがサプリメントだった。また、数あるサプリメントの中でも即効性を感じ、特に気に入っているサプリメントを紹介したい。
みなさんは「テアニン」というサプリメントをご存知だろうか。
パニック障害はストレスなどによる自律神経の不調から来る「動悸」や「息切れ」が主な症状だ。
自律神経は交感神経と副交感神経の二つに分類され、前者は身体を活発に動かす神経、後者はリラックスさせる神経である。
この二つの神経がバランスよく動きながら、人体の様々な臓器を動かしている。
そして、交換神経・副交感神経のバランスが失われると、規則正しく働いていた臓器の「動き」に不調が生じ、腸・胃・心臓・肺、その他様々な臓器の「動き」に問題が生じる。
パニック障害と診断された人は経験した方もいると思うが、この「動悸」と「息切れ」の症状が耐え難いほど強く現れ、救急車を呼ぶ事だってあるほどだ。
僕自身もやはり、発作のように症状が出始め、救急車を呼ぼうと何度も思いながらこらえているうちに2時間ほど経過し、少しずつ症状が収まっていった。
そして、このようなつらい症状を経験すると、予期不安として「またパニックになるんじゃないか」と心配になり、自ら「動悸」や「息切れ」を誘発してしまう。
この様な状態の場合、交感神経が活発になりやすい状態である事がほとんどだ。そのため、再び動悸や息切れが現れる。
であるならば、副交感神経を優勢にすれば症状をだいぶ軽減できる。
そこで「テアニン」の登場だ。
テアニンは、緑茶に含まれる成分でカテキンの原型とも言える成分だ。
緑茶を飲むとホッとするのはご存知かと思うが、そのホッとす成分がテアニンだ。
テアニンは直接副交感神経を刺激し、副交感神経を優勢に導いてくれる。
テアニンはある程度速攻性がある。なので症状が出ている時、或いは症状が出そうだなと思う時、テアニンを摂れば良いのだ。
そうする事で、動悸や息切れが軽減される。飲んでしばらくすると、すーっと楽になっていく。なので僕の場合、出掛ける際にはお守りとしてカバンに忍ばせている。ひとつあると心強い。
テアニンはカプセルに入った錠剤の形で、ドラッグストアのサプリメントコーナーで見つける事が出来る。手に入りやすいのはDHCから発売されているもの。あるいはマツキヨの独自ブランドにもテアニンのサプリメント販売されているので、マツキヨに行けば見つかりやすい。
また、ドラッグストアで販売されているテアニンには「良い睡眠をとるために」というような謳い文句が書かれているが、テアニンそのものには眠くなるような成分は含まれていないため、日中帯に飲んでも生活に支障はない。
テアニンはおよそ一度に100mg程度摂れば、しばらくすると効果が出てくる。
カプセルタイプでも効果はあるが、より早く効果を感じたい場合は、ドリンクタイプを試す事をお勧めする。
テアニンが十分配合されているドリンクで僕がよく飲んでいる物を紹介したい。
それは「レモリア」だ。
ヤクルトから販売されている商品で、リラックスドリンクのロングセラーである。テアニンの含有量は100mgあり、カモミールなどの副交感神経を刺激するハーブもブレンドされていて十分な効果を期待できる。
値段は1個108円と良心的だ。
レモリアには欠点がひとつあり、あまり店頭に売られていない。スーパーなどでもたまに見かけるが、どこのお店にもある訳ではない。Amazonなどの通販サイトでも販売されているが、送料分の金額が上乗せされていたりして定価よりも割高だ。
理想的な購入方法は、ヤクルトレディから購入する事だ。もし貴方の仕事先にヤクルトレディが売りに来る様ならラッキーだ。
僕の職場にもヤクルトレディがお昼時に来るので、度々箱買いを注文している。
又は、近所のヤクルト宅配センターに電話すると良いだろう。自宅まで届けれくれるはずだ。
テアニンは経験上、カプセルなら摂取後30分〜1時間程度、ドリンクなら15分程度で効果が現れる。持続時間としては1時間〜2時間程度。必要であれば追加で摂取すれば、効果の持続を体感できる。
テアニンはパニック障害を直接治療してくれるようなものではない。あくまでも症状を緩和してくれるものだ。しかし、個人的にはとてもよく効くし、だいぶ助けられている。
最近は体調が安定し始めているので、使用頻度も減ってきているが、今でも心強いお守りだ。
テアニンを摂取する際に、注意する点が一つある。
それは、飲みすぎてもあまり効果がない点だ。
インターネットで調べると、テアニンの効果を感じることができるのは、1日に400mg〜600mgまでということだ。これ以上飲んでもあまり効果が感じられないという事だった。
一度にいっぱい飲んでもあまり効果に変化はない。100mg〜200mgを数回に分けて飲む方が効果が持続できる。
僕も1日に600mgまで飲んだ事があるが、僕の場合は200mg〜300mg位あれば1日を十分に過ごしていられた。
交感神経が刺激されるのは、僕の場合は心配など自身の思考から生まれるストレスであることが多く感じた。
なるべくストレスを軽減しながらも、テアニンをお守りに持っていれば、1日がまた少し楽になるかもしれない。
これからの記事は定期的に更新出来るかはまだ分からないが、自身の闘病記録なども併せて書き記していきたいと思う。
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