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【本】もう一度、やり直せたら・・・?~「20代にしておきたい17のこと」再読②

今回も本田健さんの「20代にしておきたい17のこと」を再読しながら、かつての自分に言いたいことや、時代を経て感じることなどを書いていこうと思います。人間誰しもこのように「あのとき、ああしていれば・・・」ということが一つや二つあるはず。では、早速本題に入っていきたいと思います。


自分が動いた範囲だけ、意識が広がっていく

自分の家と学校、家とオフィスとの往復だけでは、まったく意識が広がりません。たとえば、海に行ってみる、山に行ってみる、生活している場所と全く違う文化圏、海外に行ってみると、それだけで大きな刺激を受けるでしょう。新しい文化や人に触れることで、刺激を受け、自分が知らなかった世界を体験するにつれ、自分の意識も広がっていきます。

「20代にしておきたい17のこと」本田健著より

「見聞を広げる」のは大賛成ですね。20代のみならず、30代、40代・・・と、常にアンテナを広げ、様々な物に興味関心を持つということは非常に大切だと思います。でもやっぱり、若いうちに体験したことは、きっとその後の人生に影響を与えると思います。昔、「タイは若いうちに行け!」というキャッチーなコピーでタイ旅行をPRしたCMが印象的でしたが、20代という若い時期はお金も少なく、あれこれ入り用になり、やりくりが大変な時期ではありますが、そこは何とか工面してでも、刺激を取り入れてほしいと思います。

運のいい人、悪い人はどこで分かれるのか

運がいい人たちは、幸せ度、経済的自由度が高く、人間関係も上手にこなしているものです。人生を幸せに生きるためには、3つのものが必要です。「自分で変えられないものを受け入れる強さ」と、「変えられるものを変えていく勇気」と、「その違いを見分ける賢さ」の3つです。

人生では、どうしても望んでいないことが起きます。そういったときに、「ここから、何をやればいいんだろう?」と考えると、運が開けてきます。どんな逆境であっても、あなたの人間性、情熱、努力でひっくり返すことは、可能です。

同上

ここまで達観せずとも、とにかく我武者羅に目の前の課題を解決していく情熱が20代の特権だと思います。特に20代後半ともなると、新入社員時代を超えて少しずつ仕事についての理解が深まってきた時期。基礎的なルーティーンからちょっと背伸びして先輩に近づくために努力する時期だと思います。発想が昭和的で恐縮ですが、若さゆえに体力的にもまだまだ多少の無理が利く時期だと思うので、目一杯プロジェクトに取り組むなど、打ち込んでみると良いと思います。そこでもし仮に失敗をしたとしても、そのときはメチャクチャ落ち込みますが、その「経験」は誰にも奪えませんからね。

3つの運を意識しておく

(1)上から引っ張り上げてもらう運
(2)横から支えてもらう運
(3)下から持ち上げてもらう運

年上に可愛がられ、仲間に応援され、下の人たちが、あなたのためだったらと駆けつけてくれる・・・そんな人間になることです。運のいい人もいろいろいますが、たいていはこの3つのうちの、どれか一つしか恵まれていません。でも、他の二つとのバランスが大事なのです。

同上

いやー、当時はそんなこと考えてなかったなー(笑)。私はちょっと「めんどくさい」人間だったので、年上(つまりは上司や先輩)でも、「こいつは面白そうだな」と思ってくださる方と、「あいつは気に入らん」という両極の評価でした。そしてさらに調子乗りだった私は「だったら好かれなくていいし」という不貞腐れ状態でしたので、(1)はあんまりうまくできませんでしたね・・・(もちろん、評価してくださる先輩もいてくださったので、ありがたかったのですが)。

一方、横からは・・・どうだったんでしょう?結構、ハッキリ物を言うキャラだったので、好き嫌い両極端だったのかな、と思います。ちなみに下ですが、これまた両極端。ま、どれも落第ですね(笑)。どうにも「おべっか」が苦手で、どこでも「直球勝負」で摩擦も起こしていたでしょうから、社内政治には一番向かないタイプですよね。そこは「結果を出せば文句でないだろ」と思って突っ張っていたのですが、調子が良いときはそこそこでしたが、歯車が合わなくなって不調の時期に入ると・・・まあ、見るも無惨な状態に陥ったものです。ですので、上・横・下とバランス良く距離を保つことを強く推奨します(反省を込めて)

他力本願では人生は上昇しない

運が良くなりたい、ラッキーな人生を送りたいと思っていても、ただタナボタを待っているだけでは、なにも落ちてきません。運さえあれば成功できるのに、上手くいくのにと考える人には、人生の転機はやってこないのです。他力本願では、運もチャンスもやってこないのです。

同上

これは正解。20代の時期から「守勢」に入っていては勿体ない。先述のように社内政治下手な私が言うのも変ですが、やっぱりチャンスは自分で掴みにいくべきだと思います。「運が良くなりたい」と願っているだけでは、思いは叶いませんからね。やっぱりそれに向けた「行動」を小さな一歩で良いので、毎日毎日コツコツ取り組んでいくと良いのではないでしょうか。

私のエピソードを少しだけ、お付き合いください

あらゆる記事の中で書いていることですが、私にとっては小さな職場でしたが責任者を任された時が、一つのターニングポイントでした(ま、20代を過ぎていましたが・・・)。先輩方が容易くこなしているように見えたリーダー職が、どうにもうまくいかない。毎日必死に悩んでたどり着いたのが「本」でした。この時期は本当にたくさんの本を乱読していたように思います。それもただ読むだけではなく、常に「どれが自分のチームに役立つか」という視点で読んでいたので、本に出てくるエピソードをアレンジして、活かしてみるなど、即、行動に結びつけていました。

「本」はヒントの宝庫!トライ&エラーで経験値を上げる!

もちろん失敗の方が圧倒的に多かったのですが、それはそれで「経験」という財産だとプラスに考え、数多くの「トライ&エラー」をし続けました。次第に「あいつは読書家で熱心だ」という嬉しい評判を得たり、本から取り入れたアイデアが成功に結びつくなどして、次第に歯車が「善循環」し始めると、もう面白くて、さらに一層仕事が生きがいとなり、楽しくなったものです。そうした状況を見て、一つ上のプロジェクトに参加させて貰えたり、なんだかんだで大変でしたが、よい経験(とよい仲間)を得ることができました。

ただし、全速力は続かないので、要注意!(笑)

しかし私の場合、その後、訳あってその仕事を離れることになったので、結果としてはどうだったのか・・・?と思うこともあるのですが・・・(笑)。でも、繰り返しになりますが「経験」という財産は一生モノですので、これは何物にも代えがたいと思います。誰にも奪えませんからね。

ということで、「20代にしておきたい17のこと」再読シリーズでしたが、いかがだったでしょうか?いやー、予想通り、当時を振り返ると、いい思い出と、辛い思い出があれこれ蘇ってきて、不思議な感覚になっています(笑)。ま、あの時があるから、今がある、ということでもありますからね、前向いていくとしましょう!(笑)。

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