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コントをはじめよう

人生はコントだ。面白いと思える生き方を選んでおおいに笑えば良い。
「コントが始まる」というドラマを観て、改めて人生って金でも社会的地位でもないと感じた。

売れないコント芸人を描いたドラマで、実に学びが深かった。

人生を終える時に「あぁ、私は◯◯株式会社の取締役まで昇り詰めたなぁ」とか「あぁ、私の最高年収◯◯万円だっなぁ」となるだろうか?

人それぞれだろうが、わたしはならない。

「誰と、どんな風に笑っていたか」が思い出される気がするのだ。

コントというのは、共通理解のシチュエーションがあり、普通じゃないアクションを起こす事で笑いが起きる。

例えばコンビニで、例えばお葬式で、例えばファミレスで…
「こんな人いたら面白い!」と普通の道を外れて笑いが起きるのだ。

私の名前を付けてくれたのは、福岡に住んでいた祖父だ。
オシャレで、低い声でボソッとセンスの良いワードを放ち、周囲を笑わせるのが得意だった。福岡に帰ると「おぉ、信か!来たか!」と遊んでくれた記憶がある。

その祖父が10歳の頃、亡くなった。
祖父の葬儀は暗くて、どんよりしていた。
きっと祖父が生きてたら、ここで一発センスの良い台詞を吐いて周囲を笑わせていただろう。

子供ながらに、祖父はこんな空気を望んでいないだろうなと感じていた。

予想外の台詞、予想外の行動で笑いを起こす。
それが出来る人は普段から周りを観察している人なのだ。
ムードメーカーはムードを気にするのだ。

何も起きず、普通を外れないコントを続ける自分。それもいい。それも人生。

ただ、何年か経った時に笑えるエピソードは、普通を外した行動だったりするのではないだろうか?

脚本は自分で書いていい。コントを始めよう。

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