コロナ禍後の「新築戸建て住宅」は?

コロナ禍が落ちついた後の「新築戸建て住宅」は設計デザインなどで、どのようなニューノーマルになるのでしょうか。


今までの住宅の概念は、リビング・ダイニング・キッチンに各自の居室(寝室)、水周り、余裕があれば来客用居室などといった「リビング豪華主義」的な設計でした。

コロナ禍でテレワークが増えたことや自宅療養などで「個人の空間」の重要性が増したことにより、ニューノーマル時代の住宅は独り一部屋が当たり前になってきました。

また、リビングは大型テレビや場所を陣取るソファは消え、健康のためにストレッチをしたり寛ぐときはヨギボーで寝転んだり可変的なスペースに変わりつつあります。

Iot家電の普及によりプロジェクターやワイヤレススピーカーでテレビやサブスクを好きな場所で愉しめるので、今まで移動だけに使われていた「廊下」「階段」が新しいスペースになりえます。

これらは、2025年に新築住宅に義務化前提の「省エネ基準」により、家の何処にいても快適に過ごせることから想定できます。

「24時間換気システム」はシックハウス症候群が問題になったことから、建築基準法では、換気回数を0.5回/h以上(1時間で部屋の空気の半分が入れ替わる)性能ですが、コロナのエアゾル感染防止の観点からCO2濃度を下げる意味合いで換気回数の見直しも今後は規定されると感じています。

自宅に居ながら血圧・血中酸素濃度・体重管理を自動データ通信でかかりつけ医と繋がるシステムなどもトヨタが静岡県裾野市に構築する「ウーブン・シティ(Woven City)」で検証されるようなので、「マイカー」や「衣食住」の概念もニューノーマルになりそうですね。


(質問者からのお礼コメント)
回答ありがとうございました。
ニューノーマルな世界の建築も面白そうですね。

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