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初めての”紙”赤裸々体験談

この記事は以前、私が書いたもので検閲に引っかかって公開停止にされた記事の複製となります。隠語を使っているので読みにくいかと思いますが、意味は各々で感じ取っていただければと思います。

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皆さんこんにちは。
いつも記事をお読みいただき嬉しいです、ありがとうございます。

今回は「初めての”紙”体験談」ということで、サイケデリックを初めて試した友人の赤裸々レポートを代筆して参りたいと思います。

※この記事は友人が体験したものです。レポートをそのまま書いてるので一人称は「私」となってますがご留意ください。現在の日本で”紙”は違法な薬物となっています。この記事は薬物を推奨するものではありません。以上を理解した方のみ読み進めてください。


私は以前から”草”が好きだった。というのも海外で”草”を吸ってみたところ、今まで学校から教わった教育とは全く違う体験ができたのだ。
”草”で幻覚なんて見えないし、”草”を吸っている人は人間にも動物にも、強いては自然にも優しかった。

その経験によって「”草”=危険ドラッグ」のようなダメ!ゼッタイ!教育を受けてきた私の頭の中で、今までの概念が音をたてて崩れていくのが分かった。


”草”は薬物ではない。正確には植物だ。

その体験こそ私が「薬物(ドラッグ)」と呼ばれるものを再構築しなければいけないキッカケになったのだ。

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”紙”との出会い


そうして色んな情報を集めているうちに私は「サイケデリック」というものに出会った。

サイケには「紙・キノコ・サボテン・ペルーのお酒」など様々な種類があり、その中でも私は特に「紙」に強い関心を持った。

というのも海外では「うつ病」の治療として”紙”が使われていたのだ。


当時の私は「うつ病にサイケ!?」という自身の脳では到底理解できない思いがあった。
自身もうつ状態(病院で診断はされていない)に何度かなったが、家族・友人の助け、そして自分自身と向き合うことによって何とか回復できた。

そのような経験をした以前の私はうつ病の方にとって「薬物を摂取すること」は漠然と良くない方向にいくのではないかと疑っていた。

しかし”草”での出来事があったので物は試しだ。「体験してみないと分かんないじゃん」ということで、自身の体で試してみることにした。


そして探しに探して何とかモノをゲットすることができた。

小さいパケに入った小指の爪ほどの大きさのアルミホイルを確認して、期待と不安で胸を膨らましながら帰路についたことを今でも覚えている。

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いざ尋常に


皆さんはMARVEL作品の「ドクターストレンジ」という映画をご存知だろうか?

”紙”を体験した人ならピンとくると思いますが、壁が床になったり、空間がぐにゃっと曲がったり、あの映画の世界観が”紙”のトリップ中の世界に似ていると一部の界隈では言われていた。

ただ世界観が似ているだけなのに、なぜか私はトリップ中に見てみたいと思い(今考えると恐ろしい(笑))ちょうどMARVEL作品を時系列で追っていたこともあって、”紙”を摂って映画を見ることにした。


飲み物をそばに置き映画の準備をして、いざ貰った小片を開封していく。
厳重に包まれているアルミホイル・サランラップをめくると、中にはカラフルな模様が描かれた切手の4分の1ほどの大きさの紙が入っていた。

初めてだと強いかもしれないと聞いていたのでその紙を4等分し、その一片だけ食べてみることにした。(全体の4分の1)


「こんな小片で本当に効くのか?」なんて疑問を抱えながらも口に放り込む。
成分をしっかり吸収させるためには「舌下」から摂取するのがどうやら効果的のようだった。
小さい紙を舌の裏に移動させて少し待ってみることにした。


5分、10分、15分と時間が経っても何も感じない。
手持ち無沙汰になってしまったので、映画を再生して気長に待ってみることにした。


本来であれば30分経ったあたりで視界がボヤけてくるらしい。
しかし30分、45分と経っても全く聞いていたようなエフェクトがこない。
1時間が過ぎたあたりにもう一片、つまり合計すると全体の半分の量を口に入れてみた。


しかし気づけば知覚は何も変化しないまま映画のエンドロールを迎えてしまった。
映画は単純に面白かった。


いや違う。映画を楽しみにきたのではない。


そんな感情を抱きながらも初めての摂取は何もないまま終わってしまった。

量が足りなかったのかと思い、また別の日に残りの半分の紙を一気に食べてみたが、結果は前回と同じく待てど暮らせど変化がこない。

紙が偽物だったのか、保存状態が悪かったのか今となっては迷宮入りだが、不完全燃焼な気持ちを残して私の初めての体験は終わった。

続く...


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