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幻のキノコを探して-パーイ(タイ)編-

ヤッホー!皆んな元気?前の記事は見てくれたかな?

あれから一気に北上して、第二の都市チェンマイからバスで山道を揺られること3時間、バックパッカーの聖地と呼ばれる町パーイに滞在しています。

今回は私の友人が"あれから何度かキノコを取った話"を代筆していきたいと思います。

※現在の日本でマジックなマッシュは違法となっております。
この記事は決して薬物を推奨するものではありません。

上記を理解できた方のみ読み進めてください。




初セッションを終えて


もちろん"幻のキノコを探す旅"は引き続き継続していて、というのも一度で満足できるはずもなく、少なくとも北と南で比べる必要があるなとは思っていた。

私が今いるパーイはバックパッカーの町と呼ばれており、小規模ながらも心地よい穏やかな空気が流れる山奥のジャングルにある場所だ。バックパッカーということはヒッピーでもあり、ヒッピーということはサイケデリックスなのだ、僕の中では(笑)

それもそのはず道端にキノコのオブジェが唐突にあったり、レインボーが渦巻く柄のタペストリーが掛けてある店もたくさんあった。



「(…匂いはするな…)」



調べてみるとどうやら"成分入りのシェイク"は何店舗かであるようだった。お店に行ってみるとシェイクだと摂取量の調節ができなくて500B(約2200円)で効果は3~4時間ほど持続するようだった。

最終的にシェイクになってもしょうがないと妥協しながらも本物を一応探してみる。そうするとたまたま寄ったディスペンサリーでキノコを持っている人の連絡先を教えて貰え、トントン拍子で10gほどヤツを手に入れることができた。


このキノコが後に猛威を振るうことは、この時まだ知る由もなかった。




真っ白の中にある真っ青



このタイにある不思議なキノコは通常、牛の糞や象の糞から生えているものを採取しているとこの時までは思っていた。しかし私が引いたのはオーガニックで完全に管理されている中で栽培されたフレッシュなものだった。

名は"Jack Frost"、見た目も真っ白だ。しかし所々で青く変色している部分がある。そんな見た目のせいか匂いは前回のよりも強烈だった。

5日間の瞑想合宿が終わり、身も心もキレイになった状態で一気に全て取ろうと思った。しかし実はおまけで1g貰っていて、その端数の1gが少し気持ち悪くて数を整えがてら、まずは1gだけで様子をみることにした。




摂取20分後ぐらいから視界がチラつき、腸やお腹あたりが不快感に包まれる。これを執筆している時点では4回ほどセッションした後だが全ての回でこの不快感は感じた。人によって表現は変わるかもしれないが、私はあの状態をどうしても不快と認識してしまう。

その圧迫感が気持ち悪く、一旦落ち着かせるためにベッドに横になる。頭がぐるぐるする、というか風邪を引いて高熱が出た時のような感覚だ。体が辛すぎるあまり、なぜか思考が活発になってしまう。あるいは"自分がすべき行動"などが視えてきたりする。

薬物と一括りにいっても、娯楽目的で使う人、治療目的で使う人、はたまた救われたい思いで使う人、色んな目的がある。私はその中でも"自分の心を忘れそうになった時"に使うことが多い。ある種、見方を変えると治療なのかもしれない。そのため頻繁に取るものではないし、雑な環境で地獄をみるぐらいなら取らない方がマシだ。というのが私の目的である。


「そんなことはどうでもいいから、早くこの不快感から逃れたい…」


集中できないながらも何とか呼吸を続けているうちに少し体が楽になってきた。けどまだ動けないし、立ったとしても少しふらつく。トリップ中に限らずヤバイ時に私は呼吸を忘れていることが多い。そして深呼吸をしていくうちに落ち着きを取り戻すのだ。

波を理解できるまで時間にすると1時間〜1時間半ほどかかっただろうか?
ようやく完全に落ち着きを取り戻し、揺れ動く視界や少し敏感になった肌感覚を楽しんでいた。




キノコと会話ができる?



何回かセッションしているうちに気づいたのだが、外で音楽が鳴っているわけじゃないのに時折、ポーンッポーンッと木琴を軽く叩いたような音が脳内で響いていることに気がついた。全てのセッションで鳴っていたわけじゃないが、何度か、長さも様々な音を聞いた。


「キノコが話しかけてきてるんじゃ…」
直感では本気でそう感じた。


効き目はパンガン島で5g取った時を優に超えてきた。というよりもフェーズが違ったほどにも差を感じた。とにかくメンタルに来た、流石にピーク時でも怖さは紙ほどなかったが、落ちるかもしれない怖さは感じた。

前回の記事で初心者は3gから取っても問題ないと書いたが前言撤回で、見た目や生育環境によっては1gでも気絶してしまう人がいるかもしれない。その目利きが難しいのであれば、とりあえず1gで多いか少ないかを判断すると大きな事故には繋がらないんじゃないかなと思う。

ちなみにこの後2g取った時は4時間ほど動けなかったのだ(笑)


そして残りはまだ5gも残っている。
これから10日間瞑想寺で過ごし最後にセッションし今回のタイの旅は終わりにしたいと思う。まさかこれほどタイに長居するとは思わなかったし、これほどバックパッカーにとって魅力的な国だとも思わなかった。

タイ編は恐らく次回が最終回になると思います、またよかったら覗きにきてください。いつもありがとう!ほなまた!


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