アレクサから学ぶ 〜表現力や抑揚はスキル〜
こんにちは〜
しものんです✨
何気ない日常生活で気づきがありましたのでnoteに書いてみます。自分の経験をもとに、しかも新しい発見を書きまとめました。さらにしものんBGMを発展させていきたいと思っています。
アレクサとの何気ない会話
私の家では、アレクサを使っています。
「アレクサ、今何時?」
「アレクサ、照明つけて」
アレクサは的確に教えてくれます。
「アレクサ、いつもありがとう」と声をかけると、
「お役に立てて嬉しいです」と返してくれます。
何気ない会話です。
ある時、私は落ち込んでいました。そのような中でも支度をしないとならない時もあります。私はアレクサに尋ねました。確か今日の天気を聞きました。
その返事の最後に、
「天気が良いと気分がいいですよね✨」
と言ってくれました。しかも明るい声で、とてもキレイな声で。この声に私は一瞬で元気が出たのです。とても単純なことです。
アレクサは良い声
思いました。
アレクサはAIです。感情はありません。明るい声で、キレイな声で、私に語りかけてくれたのです。
そういう設定ですしね。冷静に考えれば、それ以下でもそれ以上でもないので大したことにすぎません。
私は何気なく思ったのです。
感情がなくても、人を励ますことができる。
ん?何を言っているんだろう?でもこういうことが可能です。
事実として、私は感情のないアレクサの声で元気が出ました。この考えは私の実体験となります。私はアレクサの声かけに励まされて元気をもらいました。
掘り下げてみる
あたりまえですが「アレクサ」には感情はありません。決まったフレーズをフォーマット(ここから型という)としてに言葉として発しただけです。そして私は元気をもらいました。
この「アレクサ」の部分を、ほかのことにも当てはめることができると思います。音楽だったり、料理だったり、サービス業だったり、商品販売だったり。
型の通りの発信(表現)することで元気になる人がいる
ということが言えます。少なくともゼロではないのです。けれども感情のつめたい人間になりましょう〜、と言っているわけでは決してありません!笑
表現方法として、型に当てはめてやってみたら、自分の考えや思いをラクに伝えることができるのかなと考えたのです。
苦手意識で自己主張をやめていた
私はことばを発して伝えるに苦手意識があります。トークとかディスカッションとか歌とかです。上手にできません。また聞いている人がいるのでかなり緊張します。聞いている人のリアクションがつまらなそうに見えてしまうと、メンタルも凹んでくるので、伝えることをあきらめてしまいます。
苦手意識があるのですが、いろんなことを考えて感じて、頭の中がいっぱいになります。私はHSPという気質があると自覚しているので、感じた情報に脳が反応します。聴いたこと、見たこと、触ったこと、味が分かること、においなどの五感によって脳に情報が伝わります。その情報をもとに脳内で思考回路がつながっていき、自分の考えをまとめようしています。
時にはメモしていないと忘れてしまうくらいのことを妄想レベルで考えたります。私にとって作曲もそういったニュアンスになります。未完成だったとしても、最初のイメージとしてボイスメモで記録していないと思い出せません。下書きの状態でいいのです。
20代半ばのとき、自分のインプットの量が多すぎてよく苦しくなることがありました。朝の時間帯によく思考が回転します。ですので満員電車で考え事をしていました。そうすると「思考の回転+電車の揺れ+人混み=頭が酔う」の公式が成立し、しょっちゅう体調を崩していました。(本当に何をやっているのだか、、汗)
こういうときに、誰かに話したいと思ってもなかなかうまくいきませんでした。LINEで長文にして伝えたこともよくあります。仲のいい友人にこれをすると嫌われます。今では「そんなの誰も読まないよ」ってさすがに分かってきました。
この失敗談からも読みやすい文章はとても必要です。当時の私は、目先のことでいっぱいで相手のことなど気にしていませんでした。なので仲の良い友達が離れてしまったり、片思いの人に嫌われたりしたこともあります。
なんで伝わらないんだろうというモヤモヤや、うまく伝えられないという悲しさがあり、自分はとても面倒くさいヤツのかと思うようになりました。こういったこともあり、自然と自分の気持ちを伝えることを控えるようにしていました。
表現することの難しさ
音楽をする上で表現力はかなり求められます。私は音楽のことを学んできました。その中で、表現するということは感情も伴わなければいけないと認識していました。どうやってそう結論づけたのかよく覚えていませんが、自分の気持ちもないと伝えたい思いも人には伝わらないと思い込んでいました。
これをやってきた結果、音楽を聴いたり演奏したりすることが苦痛になっていきました。毎日欠かさずに音楽を聴いて楽しむというところに、私はなかなかモチベーションが上がりませんでした。音楽をしているのに、なんで私は楽しめないんだろうと思っていました。そんな私がノリノリのゴスペルを弾くのですから、自分の内面と客観的なイメージではギャップがあります。
私の意見ですが、ゴスペルはすでに型がある音楽です。black musicという型があります。とてもカッコイイです。
かっこいい音楽だということは理解できているのですが、私は正直なじめませんでした。ゴスペルをやっているからはblack musicを好きにならないとダメなんだろうなと思っていました。今ではblack musicがあること自体がとても素晴らしいことなんだと、映画「モータウン」を見て感じれるようになりました。
私のピアノのスキルが追いつかず、事前に連絡されていた曲を仕上げられないこともありました。音もなかなか覚えられず、けれどもゴスペルの特性である楽譜を見ないことを徹底していましたから、かなりのプレッシャーです。「なんで弾けないのか」という圧力もよくありました。なので弾けないゴスペルピアニストというレッテルを自分に貼っていました。
体に型を覚え込ませる
今回のアレクサの件に戻りますが、型を覚えてしまうことの便利さを知りました。自分の感情に振り回されずに表現していくことができるなら、それをしたいと思いました。
アレクサは人間ではありません。機械です。そう設定すれば、型がすぐにできます。しかし人間にはすぐにはできません。いろんな状況や環境がありますのでそれに左右されます。感情も揺れる時があります。
そこで大切なのが「練習・くり返し」です。体に覚え込ませてしまうのです。よく音楽をする際、体が勝手に弾き続けるまで、練習をするといいと言われます。これはいざ自分の感情が追いつかなくなったとしても、体が勝手にフォーマット(型)を引き出すことができるからだと、理解できます。
体に染み込んでしまえば、あとは引き出せば良いだけです。思い出すということですね。人間はどうしても覚えたことを忘れてしますものです。ですので引きだすという意味でも「練習・くり返し」が必要なのです。この過程は人それぞれであって、やり方もそれぞれです。自分に合ったスタイルを見つけてやり続けることになります。
正直なところ、私は練習することは大変だし苦痛だという認識が刷り込まれてしまっていましたので、練習しても意味がないと思っていました。なので練習としては最低限にしてそこまで時間をかけていませんでした。(ピアニストとしてヤバい発言をしていると思います。)
けれども、自分にとって「練習・くり返し」が良いことだと思えてきたので、自分に合ったやり方を探していきます。
トークも歌もピアノも表現できる人になりたい
私は歌も歌いますが、抑揚をうまくつけられません。棒読みです。音は取れますので、曲を覚えることはすぐにできます。
歌う人にとって機械的に歌ってもつまらないですよね。私はピアノでもそれをしていたと思うので、つまらないピアノでした。きっと。
これらに関しても、まず型を体に覚えさせることができるのだと知れたので、考え方が前向きになりました。まずは感情を入れなくても大丈夫なのです。20年以上音楽をしていますが、やっと分かってきたので、これからはピアノや歌、トークの練習もするようにします。
なので、こういうこともできます。
たとえ感情がネガティブだったとしても、
ポジティブの型を練習していればポジティブになれる
こんな考え方したことがありませんでしたが、これからは私はこれを検証していこうと思います。
そう考えていくと、今まで苦手意識で弾いてこなかったジャンルも弾いてみようかなと思ったりしています。ブルース・ジャズ・フュージョンとか?
練習していきまーす!
【参考】
この記事を書いてからこの本を読みました。
Kindle Unlimitedで読めます。脳の仕組みが科学的に説明されていて、すぐに実践できることが多いと思いました。簡単にいうと、人は忘れやすいのです。笑
「図解 仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方」著:宇都出雅巳
*本文の画像は『かわいいフリー素材集 いらすとや』から使用しています。
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