8/29-9/4

29日(月)
 ばってん少女隊の『よかよかダンス』が頭から離れない小生。
 この曲は、アニメ『ドラゴンボール超』で流れているのだが、アニソンらしく必殺技の名前や、主人公を彷彿とさせる歌詞があるので結構気に入っている部類なのである。昔はアニソンといえば、その作品をイメージしたものが多かったが、80年代くらいのものからは、結構作品とかけ離れたタイアップが増えていき、90年代以降は完全に単なる主題歌としてしか機能しておらず、そういう意味でも気に入ったのだが、ダンスをしている身分としてはその辺りの歌詞も良いなと思っている。
 しかし、歌っているのが中高生の女の子なので、応援の意識を表明するのはいささか勇気がいる。ちょうど先週くらいから、東京五輪のPVをめぐってSNS界隈が騒がしいからだ。発端はとあるフェミニストさんの記事に対して、所謂炎上的なものなのだが、小生は話題になっているフェミニストさんとは学会で何度か面識がある。何年かお会いしていないが、正直、初めてお会いしたころとは随分変わったなという印象。話は逸れたが、迂闊に女学生アイドルの曲を応援すると、どんなレッテル貼られるかわかったもんではないので、あまり公にはしていないのだという息苦しいという話である。
 この日は、NPOのグループラインにマネージャーを辞任した人が、「全体的に言葉にとらわれ過ぎ」と一石投じて誰もレスを付けず、代表不在のmtgで少し話題になっていた。(おかげでmtgは和気あいあいだったっての)

30日(火)
 本日をもって、夏休みを迎える小生。
 上京半年、職場も半年しっかり勤務をして、自分で自分を本当にねぎらいたい気分になっていた(よくやった、自分はえらい!)。最後の最後にトラブルはあったが、ダメなものはダメ、無理なものは無理と断った小生。そんなこんなをしていると、昔、大学でアシスタントをしていた際にお世話になっていた女性が第一子出産という投稿を見た。
 この人は、私にCIの機会をくださって、随分感謝をしているのだが、かなりワガママに付き合わされたよなとか冷静に考える。公演を打ちたいと言われれば、私は尽力し地方公演とかもよく制作をしたものだった。思えば、アシスタントをしていた日々は、学生さんたちと触れ合って青春の名残をいつまでも持っていた。
 恋愛で苦しんでいた人が、結婚・出産で幸せを迎えていると、なんだかうれしくなったのだった。

31日(水)
 夏休み、朝から普段できないことをしてみる小生。
 近所のパン屋に行って、たくさん買ってみたり、バスに乗って少し遠くへ行って寺社へ行って住職さんと世間話をしてみたり。午後からの座禅会に誘われたのだが、NPOの活動があるため泣く泣く諦めて、バスに乗って行ってみた(座禅と瞑想の違いとか結構深かったって)。
 NPOの活動のあとには、久々にメンバーでお茶会をしたのだが、小生が参加しなかった日曜の会議では結構みんな色々話してみて、思うところがあったらしい。少しずつ、心が離れているメンバーがいるのは寂しいことだが、活動よりもやっぱり人だなとか思う訳で、もしも離れるなら一緒に離れたいと思ってしまった。
 夜は英会話クラスへ行き、英語劇の読み合わせをしてみる。練習していると、やはり小生は演じる側だなとかあらためて考えてみたのだった。

1日(木)
 人がいいよと進めてくるものには、疑いなく試してしまう小生。
 女性の友人は、星占いやタロット占いなどをやっている。そのうちの1人が、9月1日は浄化の日と言ってきて、掃除をしてお香を焚いて浄化をすると良いと言われたので、真意は別として掃除をすることはいいことなので、シェアハウス中の掃除をした。(ダテに環境整備で褒められてないっての)
 浄化といえば、4月以降、呼吸を意識して行う様にしているのだが、ヨガをしていないなと感じた小生。ヨガをやらなきゃと思って、通いなれた講師のHPへアクセスすると、Twitterの更新は止まっており、「クラスの開催予定はありません」と書いてあるだけ。何で?
講師のプライベートTwitterには「子どもは夫に似てほしい」とツイートがあり、「あ、ご懐妊か」と思っていたのだが、しばらくするとそのツイートは削除されていた。何で?
講師は、先日出産投稿があった、一緒に大学のアシスタントをしていた女性と同じころに、大学で知り合った当時は学生だった子だ。大学的にはいわゆるエリートでしっかりした企業に勤めてから改めてヨガ講師をしていた。彼女の価値観は分からにけれど、通いなれた人に報告まではいかなくてもどうして口座を休講するかくらいはあってもいいと思うし、出来る人はちゃんと代行や別教室を紹介することだってしている。なんだろう、この子は本当に生徒に続けてほしいとか思っていないのかな、とか出産とかは他人に喜んでほしくないのかなとか、色々考えた。
 そう思えば、私もしっかりしなきゃとか、自分の身の振り方も考えたひとときになったとさ。

2日(金)
 永六輔さんが亡くなったのは7月7日、それを知ったのは7月11日、その頃から随分時間が経ったと考えた小生。
 永さんのラジオには、闘病していたころ本当に救われたし、関連するイベントにも足しげく通っていたが、31日のお別れ会には、日中は仕事で夜はチケットが取れずに追悼イベントは全く参加できず。そう思っていると、翌週に生前親交があった小室等さん主催のコムロ寄席が永さんの追悼であるとタイムラインに流れ迷わず電話をして予約をする。
最近は、永さんの書籍のコーナーが出来ていたりするので、小生も少し見習えるものを見習おうと手紙を始めることにした。火曜日から、豆ポチ袋を購入して渡したりしている。結構評判がいい。(なんとかまだ続いているのである)
 昼は寄席へ行って過ごす。2年ぶりに桂米丸師匠の一席を拝見。以前は正座をされていたが、現在はそれも難しい様子。小生は、その姿になっても寄席に立つ師匠を応援する派である。夜はコンタクトインプロのJAMへ参加する。こちらはオーガナイザーが日中に熱中症になったらしく、ちょっと気を使っていてあまり踊らずダラダラしていた。
 そのまま、実家へ向かい夜の電車に駆け込んだのだった。

3日(土)
 実家へ帰り、久々に家族と会う小生。
 しかし、実家で過ごす時間は短時間にしておいて名古屋へ行くことにしたのだ。名古屋の演劇仲間から、お手伝いに誘われたので呼ばれるがまま当日スタッフとして私は名古屋へ行く。なんの言伝もすることなく行ったのだが、呼んでもらえるというのは嬉しく、やっぱりこの現場が好きなのだなと感激する。
 夜は、名古屋時代のシェアハウスへ行ったのだが、行く直前にシェアハウスの主に「泊まりたいのだけれど」とLINEを入れる。すでに別の人に許可は貰っていたのだが、主からはNGが来てしまった。正直に他の同居人に相談すると快く私を迎え入れてくれた(これぞ人徳ってやつよ)。
 久々の夜を、懐かしき名古屋で過ごすのだった。

4日(日)
 久々に名古屋で朝を迎えて元同居人たちと、丁々発止をする小生。
 新しい人も増えていて、シェアハウスというのはつくづく生き物だなとか感じている。昼前から名古屋の劇場へ向かい、大須の街をダラダラ歩いてみたりする。そのまま小屋入り。実は、この公演には落語の師匠が出演しており、小生もビクビクしているのだが、師匠は開場前に受付に来ては短い話をして笑いを取ってから楽屋に帰っていく。(うーん、カッコいいと思ってしまう)
打ち上げていると、名古屋演劇仲間の皆様と色々と話し込む。大学アシスタント時代に知り合った方もいて、ついつい制作談義をしてしまう。
 本日もシェアハウスへ帰宅すると、ロクに食べていないと話すと、元同居人が何かを作ってくれる。これがウマいのだ!有り難い有り難いと思いつつ、悪態付くのが小生でこれがよくないな。
 この日は、シャアハウスにあった『タイガー&ドラゴン』のDVDを観て就寝したのだったとさ。

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