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『社員が働きがいを感じる施策』が欲しい方へ。

働きがいを感じる仕事の条件は人それぞれ。
正解のない多様性の時代に、絶対の施策なんぞ、残念ながら存在しません。すみません。

◾️皆さん自身が、働きがいを感じる要素を考えてみてください。

・会社の方針、ビジョンに共感している状態
・職場の上司への尊敬、信頼感が高い状態
・自分の仕事に誇りを持てる状態
・職場の仲間と一体感がある状態
・自分の存在価値を感じられる状態
・他者から感謝される状態
・自分の成長が実感できる状態

今の優先順位、どうなりますか?
では5年前ならどうでしょう?
子どもが出来たら?子どもが成人したら?
隣の部下は何を優先すると思われますか?

当然すべて必要な要素と言えますが、働きがいを感じる要素は価値観・世代・ライフステージにより異なる、更には変化していくものです。

ただし、私は世代ごとの施策やライフステージごとの施策、こちらもおすすめしていません。
若者と括っても、その若者の価値観は多様化しており、一括りに論じられるものではないから、です。
主流派はいない、まさに多様化が進んでいるのが、現在の若者の姿だなと日々感じるから、です。

大多様性時代の施策は、ものによっては全く響かない、それどころかむしろ逆効果となることもあり得る。まずはこの大前提をベースに置いておきます。

◾️キーワードはやはり、個別最適への“支援”。“施策”ではなく、“支援”です。

支援した先に目指すのは、
社員が自分自身を良く分かっていて、他者との比較ではなく一人ひとりにとって 今 の働きがいを自ら定義できる状態。
更にはそれを目指して自走し、都度形を変える働きがいを自らのプロセスにより獲得していく。こんな感じです。

では、この個別最適への“支援”を本気で考える会社がどれくらいあるでしょうか?

会社は組織だから、
うちは社員が多いから統率が取れない、
『人は最大の資本』と宣言しながら、人を枠に当てはめて思考していませんか?
その施策は、一人ひとりに響いていますか?
モノ、カネ、情報と同じ扱いでは、ヒトを活かす経営は実現しません。

多様な価値観を持つ社員が、
いかなるライフステージに立っていても、
働きがいを感じながら、良い仕事をする。

『社員が働きがいを感じる施策』が欲しい方には、個別最適への“支援”へのシフトに舵を切ることをおすすめします。

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