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広報PRパーソンの転職時の情報キャッチアップ法10選

PRパーソンは自社や自社の業界に誰よりも詳しくなる必要があります。
そこで、上手に情報をキャッチアップするための10の方法をまとめました。

特に、転職で新たな企業に勤める方や新たな企業・プロジェクトと関わるときなど、スピード感をもって情報をキャッチアップしたいときに意識したい10のコトです。

まず業界の情報のキャッチアップ方法について

1.業界紙のバックナンバーのタイトルを読む

業界紙や業界新聞はPRパーソンなら押さえておきたい。
ただ、全ての記事に目を通すのは難しいため、月刊誌のバックナンバーを入手し、過去の特集のタイトルなどを最低限チェックしておく。(バックナンバーは図書館などで入手可)

2.業界解説本を読む

図解即戦力シリーズ』(技術評論社)や『図解入門業界研究シリーズ』(秀和システム)など、就活生用の書籍が基本を押さえるのに分かりやすい。市場トレンド、業界の課題、各プレイヤーの立ち位置などを把握する。
業界に関する数字や出典はメモをしておく。

続いて、外部からの見られ方をキャッチアップする方法について

3.自社が取り上げられた過去記事を読む

過去の掲載記事が社内でまとめられていればチェックする。それが署名記事であれば記者の名前もチェック。
もしまとめられていなければGoogleのニュース検索を活用するなどして過去1年程度の記事を確認する。
記事はストレートニュース(プレスリリースを元にした新商品や新機能についての記事)よりは、特集記事などでどう取り上げられたことがあるかを中心に見た方が今後の切り口考案の参考になる。

また、Googleアラートで自社名/サービス名を設定しておけば、自動で自社のWeb上での情報を収集できて効率的。

4.SNSでエゴサする

自社名、サービス名をTwitterでエゴサーチし、誰がどのように触れているか把握する。

そして最後に、もっとも重要な社内から情報をキャッチアップする方法です。

5.自社の既存の発信物を読む

IR/プレスリリース/Wantedly/note・・・などなど。
企業として発信した情報・コンテンツは可能であれば全て目を通す。
しかし大量のコンテンツに目を通すのが難しい場合は、自身の業務に近いコンテンツを優先する。(メディアアプローチ業務であればプレスリリースを、採用広報業務であればWantedly/採用ピッチ資料を)

特に採用ピッチ資料は、自社ドメインや会社の沿革、自社カルチャーなどが一気に理解できる。採用ピッチ資料が存在しない場合は、自身が制作するつもりで社内の情報を集めると◎。
(ファクトブックなるものよりも採用ピッチ資料の方が、分量的に最適)

6.社員のSNSアカウントをフォローする

社員のTwitterやSNSアカウントをフォローして日頃の投稿内容の雰囲気を把握する。
リスト化しておくとのちのち便利。

7.経営陣の外部MTGに同席する

経営陣と外部パートナーのMTGに同席する。
社内MTGではなく、投資家、協業相手、得意先など外部とのMTGの方がベター。
MTGの議事録をとり、分からない単語、不明点などを取りまとめておき、まとめて質問できるようにする。

8.セールスの商談に同席する

顧客についての解像度を上げるため、営業メンバーの商談に同席する。
顧客の顔を見ると人物像がハッキリする。
同席する商談はできれば初回商談が望ましい。(基本的な話が多いため)

これは広報業務の外部パートナーとして企業を支援する際にも実施できた方がベター。

9.社員と1on1を実施する

1on1で社内で求められる役回り、困っているコトを把握する。
また取材対象になりそうなネタを探す。
1on1で話す内容は以下など。
・こんなことができたらいいなと思っているコト(広報業務に限定せず)
・社員の人となり(社内での役割、前職のこと、入社した経緯など)
・その人が考える広報とは?(参考までに)

1on1はMgr層以上+社内チャットやSNSでの発言が多い人と最低限は実施したい。社員数によっては社員全員と実施するのもアリ。

10.社内用語集をチェックする/作成する

社内で流通する専門用語、社内用語集をチェックする。
社内用語集が存在しない場合は、自作するつもりで社内MTG内での文言や社内チャットで見かけた用語をピックアップする。(不明な単語はどんどん社内に意味を確認する)



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