シミタカ

埼玉都民です。

シミタカ

埼玉都民です。

最近の記事

サッカーのワンプレーを見て「こんな時になんて声をかけるか」(あるいは声をかけないか)をイメトレしてコーチング力を鍛える

はじめに私はサッカー(フットボール)を観るのが好きなのですが、常々サッカーはビジネスにも通じるものがあるよなぁ、と感じていました。いまビジネスにおいてIT・ソフトウェア関連のコーチングを学んでいるのですが、そこにも通じる考え方があると思っています。 最近では、仲山進也さんの書籍『アオアシに学ぶ「考える葦」の育ち方 ~カオスな環境に強い「頭の良さ」とは』に大変感銘を受けました。 そんな中で、先日見に行った国立競技場でのFC町田ゼルビアvs浦和レッズの試合で少し考えてみたいプ

    • 技術本の校正作業が大変だったけど実に面白かった話

      実践マーケティングデータサイエンスは執筆開始から発売に漕ぎづけるまで、1年半かかりました。一般的に書籍がどのぐらいで刊行されるのかよく知らないのですが、まあまあ長い方なのではと思ってます。 時間がかかった理由のひとつが校正作業です。 表記ゆれまず表記揺れには相当苦しみました。このあたりはnoteに以前記載したので、そちらを参照ください。 私は結構細かいところが気になるタイプなので、パラメータかパラメーターか、みたいなところも気になりました。そこは話すと長くなるので、こちら

      • 【宇宙開発の報道】H3ロケット試験機1号機~3号機の社説に見る"失敗を許さない雰囲気"【事例研究】

        日本の宇宙開発と報道について日本の宇宙開発と報道については昔から関心があったのですが、ここ1~2年で様々な事例が増えてきたように思います。 今日は特にH3ロケットについて整理しようと思います。 と言っても、備忘録的にXで呟いていたので、それを整理するだけです。 自分のスタンス私はもともと宇宙開発の現場にいたのですが、今は一線から離れています。これはいくつか理由があるのですが、そのうちの理由のひとつが、日本の宇宙開発を少し俯瞰的に見てみたい、と思ったからです。 ですので、

        • Udemyでデータ分析プロジェクトマネジメントの講座を作って公開してみた

          オンライン学習プラットフォームの「Udemy」(ユーデミー)で初めて講座(コース)を公開してみました。 講座を作ろうと決意をしてからの2か月間をふりかえってみたいと思います。 Udemyとの出会い私がUdemyを知ったのは2017年です。 当時私は新規事業の立ち上げ業務に従事しており、データサイエンスの知見が必要でした。様々な書籍を買いあさり、Webページを徘徊し、知識やスキルを習得しようと奔走しました。 その中でも、Udemyのような動画プラットフォームは当時まだ斬新で

        サッカーのワンプレーを見て「こんな時になんて声をかけるか」(あるいは声をかけないか)をイメトレしてコーチング力を鍛える

        • 技術本の校正作業が大変だったけど実に面白かった話

        • 【宇宙開発の報道】H3ロケット試験機1号機~3号機の社説に見る"失敗を許さない雰囲気"【事例研究】

        • Udemyでデータ分析プロジェクトマネジメントの講座を作って公開してみた

          スクラムフェス大阪2024で学んだ"対話"の重要さと良い対話をするために必要そうなもの

          はじめに2024年6月21日(金)~22日(土)に開催されたスクラムフェス大阪に参加してきました。私は今回新設された虎ノ門トラックから参加しました。 いくつかのセッションを拝聴させていただいたのに加え、ワークショップを行ったり休憩時間にお話をしたり。自分自身初めてのスクラムフェス登壇も経験してきました。 そこで得た学びをふりかえってみると、めちゃくちゃ当たり前かもしれないのですが「対話の大切さ」をしみじみと感じました。 そして、対話をするには前提として必要なものがあるな、と

          スクラムフェス大阪2024で学んだ"対話"の重要さと良い対話をするために必要そうなもの

          【2024年版】Udemyでプロジェクトマネジメントを学びなおしてPMPに一発合格した話~受験の動機や勉強方法なども紹介~

          はじめに先日Udemyを中心にプロジェクトマネジメントを学びなおしてPMPを取得したので、以下の目次のようなことを書きました。 受験の動機経歴 私は宇宙開発関連のシステムエンジニアとしてキャリアをスタートさせて、人工衛星関連のソフトウェアの設計や開発などのお仕事に従事していました。 宇宙開発の仕事はガチガチのウォーターフォール型で、概念設計・基本設計・詳細設計・実装・単体試験・結合試験・システム試験・ユーザー試験といういわゆるV字モデルを辿ってプロジェクトが進みます。

          【2024年版】Udemyでプロジェクトマネジメントを学びなおしてPMPに一発合格した話~受験の動機や勉強方法なども紹介~

          快活CLUBでPMPをオンライン受験した話~背景・準備・当日の詳細な流れの説明付き~

          PMPを快活CLUBで受験してみましたので、その方法や感想について書いてみようと思います。 そうです、あのプロジェクトマネジメントの国際資格であるPMPです。え?それを快活CLUBで?快活CLUBっていわゆる"漫画喫茶(インターネットカフェ)"ですよね?? はい、疑問に思うのは当然かと思います。 な、何を言ってるか分からねーかと思いますが、私もなんでこういうことになったのかよく分からねーので、書きながらふりかえってみようと思います。 この記事で書いていること・書いていない

          快活CLUBでPMPをオンライン受験した話~背景・準備・当日の詳細な流れの説明付き~

          サービス開発を迅速に進めるためには"あたり"を付けてフィードバックをもらおう~マクドナルド理論から学ぶ~

          「パーティーを開く」のアクティビティスクラムマスターのトレーニングでの出来事 先日、アドバンスド認定スクラムマスタートレーニング(A-CSM)を受講した際に、クラスで「パーティーを開く」というアクティビティを行いました。 4人程度のチームを2つつくり、1つのチームはパーティーをしたいと言い出し、もうひとつのチームはそのパーティーを企画するというものです。 Aチーム:パーティーを開催したい側 Bチーム:パーティーを企画する側 BチームはAチームに対して面談で質問をするこ

          サービス開発を迅速に進めるためには"あたり"を付けてフィードバックをもらおう~マクドナルド理論から学ぶ~

          象の話まとめ

          象がたくさん出てきたRSGT2024では象の話がいくつかありました。 「今回のRSGTは象がよく出てくる」「象が増産」「象の日」といった言葉がチャットで流れ、廊下での雑談や飲み会でも「象といえば」みたいな感じで象の話で盛り上がりました。 もしかしたら、一生のうちでいちばん象の話をしたんじゃないかな、って感じがします。 ということで、象の話をまとめてみました。 象、死んだ魚、嘔吐RSGT2024のDay2にてお披露目されたK.A.G.さんの新曲です。 このうち、「象」は「口

          象の話まとめ

          RSGTに初参加して感じた「ギャザる」尊さはサッカースタジアムに似ていた

          初参加のRSGTRSGT(Regional Scrum Gathering Tokyo)2024に初参加してみて、「ギャザるって尊い」と感じたので、それについて書いてみます。 ほんの数カ月前の私はRSGTについて全く知らず、聞いたことも参加したこともありませんでした。 同僚が「焼肉レトロスペクティブ爆誕!」なる登壇をすると聞いて、「なにそれ美味しいの?」と思ったところが始まりです。 また、「ギャザる」という言葉も初めて聞きました。 字面から「ギャザー=gethering=

          RSGTに初参加して感じた「ギャザる」尊さはサッカースタジアムに似ていた

          「どちらが先に言い出すか」を気にしているから相談が切り出せない

          仕事をしていると、時々、「早く相談すればいいのに」と思うことがあります。 どちらも先に言い出さない例えば、どう考えても事業部門(A部)の技術知識やリソースだけでは足りず、横断部門(B部)に支援を依頼しなければならない場合。 B部としても、横断部門として各事業部門の役に立つことがミッションのはずなので、お互いが助けあうことはwin-winのはずです。 ところが、なぜかA部もB部もお互いの部に相談しようとしない。 なんでだろう?と観察していると、どうも人間心理が影響してい

          「どちらが先に言い出すか」を気にしているから相談が切り出せない

          パリピ孔明に学ぶコーチング術

          ドラマ「パリピ孔明」の放送が始まりました。 このnoteを執筆している時点では第3話が終わったところですが、原作マンガやアニメとはまた違った面白さがあって、なかなか目が離せません。 さて、孔明の立ち振る舞いって仕事におけるコーチングに通じることがありそうだなと思ったので、気付いたことを書いてみようと思います。 夢を見させる孔明は自信を無くした英子にこう問いかけます。問いかけによって英子自身が夢に気付けるよう、手助けをしたのでしょう。 仕事において、きっと誰にでも成し遂

          パリピ孔明に学ぶコーチング術

          【書籍こぼれ話①】予備校の参考書を参考に

          『実践マーケティングデータサイエンス』は大学での講義を元にしているので、講義があって本が出来た、という順です。講義の時に使ったテキスト(資料)を本としてまとめる際に参考にしたのが「マドンナ古文」とか「天空への理系数学」とかの予備校の参考書シリーズです。 マドンナ古文ってまだあんの?って調べたら、ありました。表紙のイメージは私が知ってるマドンナ古文とちょっと違いますが、現役のようです。マドンナ古文すごくない? 天空への理系数学ってまだあんの?って調べたら、ありました。 天空

          【書籍こぼれ話①】予備校の参考書を参考に

          「それってなんの役に立つんですか?」って聞かれたら

          自分の勉強や仕事に対して「それってなんの役に立つんですか?」と聞かれたら、みなさんは何と答えるでしょうか。 ニュアンスから分類する3パターン私の場合、物理学の学生だった頃に、バイト先でよく「物理学ってなんの役に立つんですか?」的な質問を受けることが多かったんですね。 その時に、みんなそれぞれ微妙にニュアンスが異なっていて、大きく3つのパターンに分けられそうだ、ということに気付きました。 「どういうことに使われるの?」 「何が分かるの?」 といったニュアンスの、純粋に興味

          「それってなんの役に立つんですか?」って聞かれたら

          「エッジワース=カイパーベルト天体」は「ルンゲ=クッタ法」と同じ仲間?~「宇宙打+」β版開発時に考えた天文・宇宙用語の表記ゆれ問題~

          Ankeyにて「宇宙打+」のβ版をリリースしました。 ここで収録した用語の表記ゆれ対応が結構興味深かったので、まとめてみることにしました。 ※ここで記載している内容は、あくまで私の調べによるものですので、もし誤りとかあったら是非コメントなどで教えてください。 中点「・」とハイフン「-」とイコール「=」の対応について経緯 まず今回最も苦労したのが、「・」「-」「=」の扱いについてです。 天文学や宇宙開発の用語には、この「・」「-」「=」が良く使われます。 (例)※かっこ

          「エッジワース=カイパーベルト天体」は「ルンゲ=クッタ法」と同じ仲間?~「宇宙打+」β版開発時に考えた天文・宇宙用語の表記ゆれ問題~

          Ankeyで「宇宙打+」(ソラウチプラス)β版を公開してみた話

          Ankeyさんにて「宇宙打+」(ソラウチプラス)のβ版を公開しました。 「宇宙打+」は初代「宇宙打」をバージョンアップしたものとして開発中で、用語および用語解説を最新化しています。 今回はその中から少し長めで難しめの用語を抜粋して搭載してみました。 なぜβ版?以前こちら↓の記事の「常に進化を続ける開発」という章でも紹介させて頂いたのですが、宇宙打では開発スタイルとしてアジャイルを採用しています。 完璧なものを最初から目指すのではなく、まずは課題に対応する最小限の機能(M

          Ankeyで「宇宙打+」(ソラウチプラス)β版を公開してみた話