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Udemyでデータ分析プロジェクトマネジメントの講座を作って公開してみた

オンライン学習プラットフォームの「Udemy」(ユーデミー)で初めて講座(コース)を公開してみました。

講座を作ろうと決意をしてからの2か月間をふりかえってみたいと思います。

Udemyとの出会い

私がUdemyを知ったのは2017年です。
当時私は新規事業の立ち上げ業務に従事しており、データサイエンスの知見が必要でした。様々な書籍を買いあさり、Webページを徘徊し、知識やスキルを習得しようと奔走しました。
その中でも、Udemyのような動画プラットフォームは当時まだ斬新で、効率よくスキルアップするにはとても良いと感じました。

中でも印象深かったのが、SIGNATEさんが提供されているこちらの講座でした。

Udemy講師との出会い

その後、この講義をされている高田さんとお話をする機会に恵まれ、その後何人かのUdemy講師の方とお会いすることが出来ました。
それまでは、誰かすごい人が世界のどこかでこのような講座を作って提供してくださっているのだ、と勝手に思っていたので、親近感が湧きました。

とはいえ、自分が講座を作って公開するなんてことは微塵にも考えておらずそのまま月日が流れます。

Udemy講座の始め方

今年2024年4月「Udemy講師の始め方」というZoomイベントがあると聞いて、何気ない気持ちで申し込みました。
この時は、本当に何となくでした。

ですが、このイベントで聞いた

「教えたい、という夢をかなえるプラットフォーム」

という言葉が大変印象に残りました。そして、

もしかしたら自分の夢も「教えたい」だったかもしれない

とふと思い出しました。
大学の頃に受講講師のアルバイトをしていた時や、社会人になって社内の研修や人財育成などに参加していたことも思い出し、やってみたら何か面白いかもしれない、と感じました。

講座制作ブートキャンプに参加してみる

そして、「Udemy講座の始め方」で紹介されていた5月のGW明けから始まる「初めてのUdemy講座制作ブートキャンプ」に思い切って参加してみることにしました。これが、私がUdemy講座制作を本格的に決意した瞬間でした。

これは7月末までの3ヶ月弱で講座を公開するというものでした。
本業やプライベートがあるものの、平日の早朝や休日の時間を使えば、おそらく出来るのではないかと算段を立てました。

この3ヶ月弱という期間がなかなか絶妙で、もう少し短い期間だと最後まで辿り着きそうもないですし、もう少し長い期間だと間延びしてしまって途中でモチベーションが下がってしまいそうでした。
今になって思うと、7月末までという絶妙な期限設定が私にとってはとても良かったです。

とにかく何かしら講座を公開することを目標にする

さて、ブートキャンプに参加するにあたって考えたのが、「何を目標にするか」です。
当然講座を公開するからには、受講生からも評判の良い講座を公開したいという欲にかられます。しかし、講座をよくよく吟味して制作していたら悩むことが多そうですし、あれもこれもとレクチャーに取り入れていったら時間もかかってなかなか公開することが出来ません。

そこで、クイックにまずはつくってとりあえず公開し、フィードバックを頂きながら改善していく、という方向でいくことにしました。
つまり、「まずは公開する」というのを目標としました。
Facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグが言ったと言われる

Done is better than perfect
完璧を目指すよりまず終わらせろ

を意識しました。

今日の時点で審査に出しこれが通れば公開できますので、ひとまずほぼ目標を達成することが出来ました。
あっという間に審査が通りました!

講座制作で何を気にしたか

講座制作においては気にすることがいっぱいありました。例えば

  • テーマ(どのような市場で勝負するか)

  • 講座全体のトンマナ(どのような雰囲気を作るか)

  • 講座紹介ページをどうするか

などです。

ベネッセがUdemyの日本運営法人を始めたのが2015年頃と聞いており、それ以降様々な有名講師の方が様々な素晴らしい講座を公開されています。
私はそこに真っ向から太刀打ちしようとは全く思いませんでした。どう考えても勝負にならないし、そこで勝つことも目標ではないからです(そもそも何をもって「勝つ」なのかもよく分からない)。

では自分は何がしたいのか、何を目指せばよいのか改めて考えてみたところ、「データ分析のプロジェクトマネジメント」というキーワードが出てきました。

*講座資料より抜粋

データサイエンスやデータ分析のエキスパートは、ここ数年で急増しました。
様々な素晴らしい書籍が巷に溢れ、KaggleやSIGNATEなどのコンペも充実し、G検定やデータサイエンス検定といった資格・検定試験も行われるようになりました。

一方で、そのようなスキルを実際の会社あるいは研究・学業の現場でうまく使いこなせている人が非常に少ないように常々感じていました。
簡単に言えば、「もったいない」と思っていました。
このスキルをもっと実際のプロジェクトで活用することが出来たら、もっとよい世の中になるのに。

これはもしかしたら、プロジェクトマネジメントが何かヒントになるのかもしれない、と感じました。

そこで「理論と実践で学ぶ!データ分析のプロジェクトマネジメント【初心者向け】」という講座を作ってみることにしました。

気持ちに寄り添う、というキーワード

もうひとつ意識してみようと思ったのが、「気持ちに寄り添う」という点でした。
学習用プラットフォームは一方通行になりがちです。これはその仕組み上やむを得ない点ではあるのですが、もう少し受講生の気持ちに寄り添ってみたら、何か新たな発見があるかもしれない、と感じました。

プロジェクトマネジメントは「プロジェクト」という人間の営みを相手にしています。ですので、もしかしたらただ淡々と喋っているだけではなく、ある意味「人間臭さ」を出してみると面白いのではないかと感じました。

一方で、顔出しをすることはやめました。
これはいくつか理由があるのですが、最大の理由は「顔出しをすると気を使わないといけない点がたくさん出てくる」からです。顔を出すこと自体は別に問題なかったのですが、身なりをきちんとしないと収録が出来ないということになると、単純に公開までより時間がかかりそう、と思いました。

そこで、私の様々な表情のイラストを作成して、講義資料の至る所にちりばめる形にしてみました。

*講座資料より抜粋

とにかく公開してフィードバックをもらいたい!

講座を制作していて感じたのが、「とにかく公開してみないことには何も分からんな」ということです。
正直なところ、データ分析のプロジェクトマネジメントにどれだけニーズがあるかよく分かっていません。何となく苦労している人はいそうだな、と思っていますが、どれぐらいの方に受け入れていただけるのか、どのような評判がいただけるのか、さっぱり分からない、というのが状況です。

ですので、とにかくまずは公開してみました!
Udemyはレビューを記載できるような仕組みになっていますし、なんなら無料公開しているレクチャーだけ見て感想をnoteやXなどに投稿いただくのでも構いません。

ぜひ忌憚のないご意見・ご感想を頂けると幸いです!

最後はレビューのお願いのようになってしまいましたが、私がUdemy講座を作ってみたお話は以上です。
また何か面白いことがあればnoteを書いてみようと思います。

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