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チームマネジメント対決 事実上の決勝戦か?

こんにちは。日本列島各地で天災に見舞われておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。どうかご無事でありますように。さて、サッカーW杯ロシア大会の日程は準々決勝に入りました!そして、準決勝の片方は、フランスvsベルギーに決定!私が思うベストチーム3のうち2つの対決です!

今回はその2チームをチーム作りの観点から考えてみたいと思います。基本的に少し試合を見ただけの浅いクイック考察ですので、悪しからず。

W杯に出場してくるほぼ全てのチームには、欧州トップリーグのどこかで活躍している選手がいるので、ある意味、W杯というのは、世界サッカー市場で売れている(これから売り出す)選手を並べ替えて別なチームを作って戦う大会と言い換えられるのかと思います。たまたま、今は国籍というセグメントで行なっていますけど、例えば、「趣味」とか「年収」で分けたり「ヘアスタイル」や「体臭の値」とかで分けても良いんだと思います。

チーム作りの面白さは、そういう風に根本から色々楽しめると思うのですが、現状は「国籍」で分けている訳です。国籍で分けてしまっている事で、政治と密接になっていて「国策」が強く影響してきたりしています。また、それに伴い世界史学の関心も高まったりします。そういう面で面白かったのは、チームではないでしょうか。

閑話休題、との話に戻します。
両チームに共通していることは、チームのコンセプトがはっきりしており、それを実現させる為の適材適所が見事にハマっているというところです。

フランスチームには、もともとイケメン中心プレーヤーのグリエズマンら経験値ある選手がいましたが、新生スター候補選手のムバッペが現れたことで、チーム一丸となって「彼中心」のチームになりました。特に上手いなぁ、と感心するのは、勝ちを確信したタイミングで19歳の青白い星をピッチから「降ろす」ところ。これは、「我々は「君中心」のチームではあるけども、「君のチーム」ではない」という線引きなのではないでしょうか。

ベルギーは黄金世代と言われているだけあって、もの凄い顔ぶれです。199cmゴールキーパーのクルトワ、ほぼ190cmの壁DF陣、1枚目の壁MFトリオ、スーパー攻撃陣は高速巨漢のルカク、先頭に立つ司令塔デ・ブライネ、絶対的キングアザール。感嘆するしかないキープ力を誇るアザールをキングとして成立しているチームであり、そのキング以下の布陣たるや。

どのように育て、選び、育てと繰り返したらこのような選手達が揃うのだろう。「君はバレーボール選手になりたいの?サッカーにしなさい」「バスケットよりもサッカーの方が稼げるよ」「なんで陸上やってるの?サッカーでしょ」と「国策」として仕向けないと揃わないんじゃないだろうか。(スウェーデンチームだけども、あっちはDNAっぽい...)

実際のところ、巨身アフロのフェライニは、(wiki情報ですが)元々陸上に興味があったらしいです。10000mの選手だったとか。ところが、サッカー選手だった父親がサッカー選手になるように仕向けたらしいです。具体的にどういう方法だったのかは分かりませんが。その背景があるせいで、走り回れる巨身選手として中盤に君臨する事になったのでしょう。他のチームなら高いという理由で安易にGKやDFかFWに配置して育ててしまうのではないでしょうか。今回のブラジル戦も、ネイマールの後頭部に肘打ちを入れるところから始まっています。故意でなくとも、勝手に相手の顔付近に肘があるのです。長身だから。敵のボールホルダーはペナルティエリアの方がどうなっているか、よく見えないのです。長身だから。「ん?」と瞬間的に足が伸びてボール取られちゃうんです。長身だから。まさに、「嫌な存在」としての適材適所。

というわけで、ただ良い選手を集めただけではないチームとしての完成度がMAXに近い2チームの戦い。チーム作り対決は日本時間11日の3時から!

あと、私が注目したいのは、ティティことアンリ(元フランス代表)がベルギーのコーチをやっている点!スピンオフストーリーにも注目です!

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