知恵
自分に都合が悪い人がどうにかなれと常々願う者がいた。必死なのはわかるが都合の悪い相手が居なくなれと願うことは「魂の殺人」であり、殺人者と同じような感覚を疑似体験している。
その後、その方が最後に連絡をよこしたときは、ご祈祷に金を払うからなどと言うほどになり、あまりにもなので話を聞いてみた。本人にとっては重大問題で疲弊しているのだが、整理して要約すれば両親の介護が大変になったという話だった。
前からこの人は起きてもいないことに怯え続ける傾向があり、どうも自分で解決することが考えられない。その時も祈祷云々の話ではないので、まずは福祉課に介護についての相談をするように言いました。
新興宗教、霊能、スピ、占いにハマる人の謎行動はいくつかあるが、大きな特徴として行動するよりも「排除」を強く望んでいる節がある。
どんなに排除をしても都合の悪いことは次から次へと湧いてくるものだから怒りが強い。
病気になったら 祈る
→病院に行かないで神に治してもらう
不都合な人が出てきたら ご祈祷
→消してください
問題解決は自分が「現実的に取り組む」ことが大切で、スピ、宗教、迷信、占いに意味を結び付けてはいけない。
なぜかというと、サクッと簡単にいえば時間の無駄だからだ。もっというと人生を棒に振るくらい時間を無駄にすることがある。
人によっては金銭までも。
これは、現実的な問題解決を先延ばしにしているだけで、誤魔化しのために時間を浪費している。その間に知恵も衰えていく。
なにか意味や調べたいことがある時は、まず「百科事典」や「広辞苑」や「辞書」をひらいて下さい。
そして、今日一日を思う時は占いではなく、天気予報、交通情報、カレンダーで日付確認、予定を確認。オマケで、朝の出かけに今日の運勢を見たっていいと思う。
世間の話題はニュースを見る。
「情報」とそれを利用した「経験」が自分の「知識」になり、その経験が自信になります。
失敗した経験があったとしても、そのできごとを誤魔化さず整理をして受け入れ、また行動を積み重ねていけば克服することも挽回することも必ず出来ます。
そうして人は成熟し、円熟していくのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?