shimashinobu

1963生まれ老いとの闘いの準備中

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最近の記事

『不安』

 学生の頃(今から30年も前の話だが)、一般教養の心理学の講義で、ある自動車メーカーで、交通事故をなくす為の自動車の研究開発に携わっていた一人の社員が、結局、自動車が無くならなければ交通事故は無くならない、と思い至り、会社を辞めてしまった、という話を聞いた。講義のテーマは、『不安』だった。  私は運転免許を持っていない。 同級生たちがこぞって教習所に通っていた頃、私は免許を取ろうとはしなかった。  本当の理由は、お金がなかった事と、自家用車がなくても困らない生活環境だった

    • 穏やかに穏やかに

       年が明けた。  一昨年の暮れ、母が亡くなり、自分は会社都合で退職したので、一年間、休養、した。  今年は4月からの再就職を目指しているが、まだしばらくは体力作りの必要がある。  歩いている。  ウォーキングを始めたのはよかったのだが、歩きすぎて腰が痛くなり、歩数制限することに。  歩くことを目的としてしまうと、つい、歩き過ぎるので、“寺町スタンプラリー”に、一日一寺と決めてチャレンジ。先月半ばに全15寺社完走、いや、完歩。さて、今年は何にチャレンジしようか?  10神社を巡

      • 睡眠負債を少しずつでも返済すべく、今夜から、スマホは20時まで。 何度も失敗したけれど、 今度こそ!

        • 表は裏の裏

           訳あって無職になり、2時間ドラマの再放送をほぼ毎日観ていると、色々と驚くことがある。  まずは、そのほとんどを観たことがあること。つまり、最初に放映された当時に既に観ていたことだ。そう、私はそこそこの2時間ドラマ・マニアだった!特に、ドラマが始まって20〜30分で、配役から犯人を推理するのが好きだった。  「あ、これは、ただのパートAに山口果林はないな。重要参考人決定!」みたいに。  先日、沢口靖子主演『警視庁機動捜査隊216』シリーズが放送されていて、このシリーズは2時間

          私的ドローン・チャレンジ

           ドローン・スクールに行って来た。1日だけの初心者コース。受講料11万円(税込)(高い。高いよ。)  ドローンパイロットになりたいわけではない。失業中なので勤務先から受講を促されたわけでもない。“前から興味があったから”だけの理由で。  その日の参加者は、私一人だった。  座学2時間、実技4時間。  国家資格制度が始まって、プロの技術となったドローン操作。ドローン操作のプロになりたいわけではない私一人のためのスクールは、微妙な空気の中で淡々と進められ、終わった。  会社都合

          私的ドローン・チャレンジ

          前略大○翔平様

           買い物を終えて、ショッピングセンターを出る前に、水分補給をしようとベンチに腰を下ろした。  持参した麦茶を飲み干そうと頭を上げた時、時計をPRするメジャーリーガーの精悍な顔が目に入った。 二刀流で大活躍の大○翔平選手だ。  毎日何度も目にし、耳にしているのに、その名前の“大”の次が出てこない。毎日、何度も見てるのに。聞いているのに。  家に着くまでに思い出したい。  夕方のニュースで必ず見るんだから、それまでに思い出したい。  こういう時は、焦ってはいけない。人の名前って、

          前略大○翔平様

          好みは変わる

           東京に住んでいた時は、新幹線の車窓から東京タワーが見えると、「帰ってきたな〜」と感じていて、押し寄せてくるビル群が心地よいものだった。  九州へ帰郷して30年、所用で数年ぶりに東京を訪ねた。  東京駅周辺は長い工事を終えて、ほとんど見知らぬ街と化していた。それどころか、建物の巨大化と高層化は、内陸部へも湾岸部へも広がり続けていた。  東京は、知らない街になっていた。  知らない街になっていた東京の変化よりも、変わってしまった東京にほとんど興味や好感を持てなくなった自分の変わ

          好みは変わる

          “ミワさんは誰が⁈”

           大好きなマンガ『ミワさんなりすます』のドラマ化が決定し、妄想が止まらない。  誰が誰を演じるのか?  “ドラマ化”以外何も情報のない今、作品のファンにとっては、最も自由な妄想タイムなのだ!  この作品の場合、キャスティングの要は、ミワさんの絶対的・推し、国際的俳優・八海崇。恐らく。主人公・久保田ミワ役ではなく。  読み始めた頃に、ぼんやりと頭の中にいたのは、田村正和。50代の頃の。『古畑任三郎』の頃の!“妄想版・ミワさん”では一択だが、誠に残念ながら、今回のドラマ化での妄

          “ミワさんは誰が⁈”

          コミック・ワードに煽られる

           『花とゆめ』の創刊時の記憶がある年齢だが、同年齢の友達と比べて、あまり漫画を読まずに今に至る。  一昨年、漫画アプリをダウンロードしたのをきっかけに、マンガにハマった。  専ら“無料”の回を読んで、結末を読まぬまま次の無料作品へ乗り替えるのだが、たまに、“購入”して続きを読むことがある。最初の購入作品は『宇宙兄弟』。  最新話まで大人買い、何度も繰り返し読んだ。  次が『SPY×FAMILY』で、『ミワさんなりすます』、『部長と社畜の恋はもどかしい』、他。  ほとんどが完結

          コミック・ワードに煽られる

          欲と力

           再就職先を探しながら、“やりたいことと出来ること”について考えていて、『仕事』はさて置き、とりあえずやりたいことや行きたい場所をリストアップしてみたが、自分の残り時間では、全てをやり遂げるのは無理のようだ。残念だけど。  豪華客船世界一周など物理的に無理なことを消し込んでも、まだまだ。自分の欲深さに驚く(呆れる)。  地球温暖化やエネルギー問題の解決など、能力的に無理なことを不本意ながら消し込むが、この期に及んで消すのをためらい、時間がかかる(再び、呆れる)。  やりたいこ

          巡る。

           (かなりうろ覚えで不確かな記憶だが)トマス・ハリスの『ハンニバル』で、事件の真相を知る使用人が、口止め料をたんまりもらって世界中のフェルメール作品の実物を観てまわる旅にでるのだが、アートにも疎かった当時の私は、“フェルメール作品”にそれだけの(お金と時間をかける)価値があることを初めて知った。  あれから、かなりの時を経てー、年が明けたと同時に、無職になった。  会社都合の早期退職なので、無職の悲壮感は思ったほどではなく、定年退職に近いのかなあと感じながら、少し休んで、四月

          ご褒美チョコ

           義理でもなく、友でもなく、自分用。年一でもなく、多分最初で最後の“パトリック・ロジェ”。  だって、価格が…。高い…。  年末に早期退職したので、一度でいいから食べてみたいと思っていたパトリックのロジェさんのチョコ、ポチりました!   届いて、梱包を解いて、第一声は、  「小さっ!」  そして、  「キレイ! キラキラしてる!」  で、  「んー、美味っ!」  ただー、私、このシリーズのチョコのことを、勝手に“球体”だと思っていて、実際は半球というか、半球より、も少し平べっ

          ご褒美チョコ

          “20年も生きてきたのにね”

           薬師丸ひろ子さんの“メインテーマ”の歌詞だけど、初めてこの曲を聴いた時、私はすでに二十歳を過ぎていて、それでもこの曲の世界は自分の実年齢よりかなり大人びているように感じていた。  “涙の止め方”を知らないのは、二十歳=大人、ではないってことなのかー?、みたいなことをぼんやり考えながら通学路でチャリンコを漕いでいたような気がする。  あれから、もう、40年ほどが過ぎて、私は、今、悩んでいる。  訳あって、定年まで5年を残して早期退職(元々会社都合だけど)した。母の介護と退職

          “20年も生きてきたのにね”

          『でも、やるんだよ。』

           サッカーJ1セレッソ大阪に香川真司選手が復帰することが報じられた。  歓迎の声と同じくらい、「使いづらい」、「もう、若くない」、「怪我は完治してるのか?」、「引退した方がいいのでは?」と言った否定的な声も聞こえてくる。  私自身は熱心なサッカーファンとは言えないが、W杯はしっかり観るし、地元j2の試合もたまに観に行くので、歴代の日本代表選手たちの動向にも多少興味がある、というか、気になってしまう。その中でも、香川真司選手からはなぜか、目が離せずにいた。  彼に引っかかった

          『でも、やるんだよ。』

          Notionにチャレンジ開始。 TVで使いこなしてる人の話を聞いた限りでは、付箋魔の自分に最適なのでは?と思ったけど。感覚的な壁がある気がする。使いこなすまでを望んではいないが、もちっとなじみたい。とにかくメモってみる。10日くらいは飽きずに。

          Notionにチャレンジ開始。 TVで使いこなしてる人の話を聞いた限りでは、付箋魔の自分に最適なのでは?と思ったけど。感覚的な壁がある気がする。使いこなすまでを望んではいないが、もちっとなじみたい。とにかくメモってみる。10日くらいは飽きずに。

          臨時通路を抜けて

           長崎駅周辺は今、『100年に一度の大改革』の最中で、写真のような臨時通路や柵や幕や衝立や、そんなものだらけだ。  いつもは極力、その辺りを避けて、“工事中ではない”道や場所を通るようにしているのだが、今日は久しぶりにこの臨時通路を歩いた。  この道を避けるのは『大改革』を否定しているからではなく、単に歩き慣れない道なので、なんとなく、避けてしまうのだ。  今日(1/21)は出島メッセでの講演会の帰りにここを抜けてバスに乗った。  芥川賞作家・平野啓一郎さんの講演会は『核な

          臨時通路を抜けて