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草刈りから始まる「みらい米プロジェクト」

今日、田んぼの草刈りを行いました、これが美味しいお米を中之条町ボランティア連絡協議会、中之条町社会福祉協議会が届ける第一歩となりました。
今日は、今日行ったこと学んだことを農業素人の目線で簡単にお話しします。よろしくお願いします。


参加してくださった方々

中之条町社会福祉協議会の皆様、そして樋田会長のお声がけで、
ボランティア協議会の方、また多方面の地域から15名程度お越しいただくことができました。また別途細かくご紹介いたします。
私がインタビューした数人の方の中に「中之条町おいしい米づくり研究所」の田村さんがいらっしゃいました。

中之条町おいしい米づくり研究所 田村 氏

筆者「どのような経緯でご協力いただけることになったのですか?」
田村氏「いつも研究会でお米を社会福祉法人に寄付をしてるんです。違う用事で社協に行った時に、立ち話が盛り上がっちゃって、畑もあるし、じゃあ経緯の話も聞いたし、米研で協力しましょうということになりましたよ〜
苗はいっぱいやってるんで、他の苗もいっぱいやってるんで、一緒に一連の流れをやっていけばお米ができるんじゃないかと思って、私が苗を持ってきて、副会長も田植えに来ますが、、、我々も今一番忙しいところだからさ(笑)」

そう優しそうに語ってくださいました。
ボランティアとして参加してくださった方の中にはご自身で田んぼを持っている方もいらっしゃり、お米を作っている方々も参加して頂いています。
そんな中に、実際に研究会として、プロとしてお米を作成作っている専門家の方々が加われば不可能なことはないと感じました。

お米のシーズン

ここで、お米の一年を簡単にまとめると、今、つまり5月は調べた結果、苗植えの時期で非常に多忙でした。(汗)感謝するしかありませんね。
一年をざっと通すとこんな感じ。

出典:やまむファームHP
https://ymmfarm.com/cultivation/veg/rice#%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB

どう見ても忙しそうですね。播種(はしゅ)つまり種まき、代掻き(しろかき)は田んぼに水を入れて、土を平らに慣らしていく作業、そして田植えの三つのイベントが発生する月になります。つまり一年の中でも繁忙期にあたることがわかりました。

そして刈り取りは10月ごろ、そしてまた繰り返すことになります。
と言うことは秋頃のお米が旬なのか、、と素人は考えてしまいそうですが、その辺りはあえてググらずに次回お会いした際に、皆様に聞いてみたいと思います。(伺うのを忘れました。。)

ブランド米「花ゆかり」

出典:中之条町HP
https://www.town.nakanojo.gunma.jp/soshiki/7/1092.html

中之条町のブランド米「花ゆかり」は美味しいことで有名です。
このブランド米を作っているこの研究会が作っている「チンご飯」に筆者自身ハマりました。

「なんか粒だっていて、美味しい。」もちもち感というかお米感が強くまた食べたくなる味でした。
中之条町は川や山で囲まれているくらい自然豊かです。なので水がとっても綺麗。お米のおいしさ指数である食味値を計測して、ブランド米として厳選して作成しているのがこの「花ゆかり」です。しかし今回は違う品種を使用するそうです。

作るお米の品種

宇都宮大学が開発した「ゆうだい21」という品種。

コシヒカリを作っている農家で作ったコシヒカリのお米と、同様の農家で作った"ゆうだい21"での比較では、”ゆうだい21”の方が美味しいという結果に!
2010年に品種登録が行われ、各地の農家さんが生産し、毎年多くの品評会にて金賞を受賞するなどそのおいしさで知られています。

宇都宮大学のゆうだい21のページはこちら

草刈りの様子

草刈りの実際の様子画像

「鎌(かま)で草を刈るのは案外初めて」そうボランティアの皆様が口々に仰る中で、そういえば私も使ったことなかったです。
つい機械を使ってしまいがちですが、地域の方々に対する配慮の一部でもあります。それは音です。

鎌で草を刈る 中之条町民生・児童委員協議会 会長 篠原氏

農業に音はつきものと思われるかもしれませんが、その配慮は重要です。大きな機械などを使用すると近隣の住宅にご迷惑をお掛けしてしまう場合もあり、休耕田を復活させるという本来の目的を達成するだけでなく、その過程で休耕田になって久しい環境で生活されてきた近隣の方々の生活に違和感を生じさせない配慮が必要なのだと素人ながら感じました。

樋田中之条社協 会長の思い

もっとお米を届けたい、そして美味しいお米がいい。そのような想いが会長から伝わってきました、社協事務局長の田村さんと共に熱い思いで取り組まれています。
フードロス、消費期限間近な商品を格安で販売する自動販売機などが話題になっている中、中之条町社会福祉協議会は日本初とも言える逆張りの戦略で「配るのに美味しいお米を作ってしまおう」と言うもの。
作られたお米は福祉施設や独居の高齢者の方などに配布される予定です。

これからの活動

5月末に田植えが行われます、また田植えごは1週間に一度は撮影をし、成長の記録をYouTubeそしてインスタグラムなどで発信してまいります。
継続的な企画の発信そして企画から派生させ、横に広げていく、日本中に広げていくそんなイメージで取り組んでまいります。
未来の地域に積極的に貢献し、事業を創り上げていくと言う社会福祉法人や社会福祉協議会の形を中之条町から発信していく、そんな取り組みになったらと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。最後までお読みいただきありがとうございます。

ライター:【中川尋史】日本福祉施設士会 代議員、東京都福祉施設士会 理事

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