マガジンのカバー画像

The ALFEE ONLY

94
シマリスのアルフィー愛が色んな形で表現されている場です。 #アルフィー #TheALFEE
運営しているクリエイター

#歌詞

アルフィー銀行① 特典のお知らせ

”アルフィー 銀行は破綻しませんので、安心してみなさまの青春をお預け下さい” 高見沢俊彦さんご本人は笑って“ジョーク”として仰ってましたが、あながちジョークでもなく、むしろアルフィー 銀行は日本で唯一の信頼と実績をもとに長く続き常に安泰している "幸せ銀行" なのではないでしょうか。 あなたの青春を預けると定期的に(*毎日)色々な形の幸せが高い利息と共に貯まっていくアルフィー 銀行。 コロナ禍で外出を控えている方にも、毎年恒例のライブツアーやイベントがない現在でも(*ライ

人生哲学を聴く:”鋼の騎士Q”

The ALFEE の72枚目のシングル”鋼の騎士Q"は、そのタイトルとは裏腹なケルティック音楽か、南米のフォークローレの様な何ともノスタルジックなイントロで始まる。なんとなく聴き手が過去を回想したり心にあるモヤモヤを浄化したいと思わせるような懐かしいメロディーだ。 全編の歌詞は迷いのない”あなたへの”応援歌である。あなたが15歳でも65歳でも、角度は違えども心にグッと突き刺さり元気をくれる歌詞なのではないだろうか。同じようなメッセージが含まれている楽曲は数あるが、この楽曲

”もう二分で・・・” 短い歌詞に広がる情景、”帰郷”を読む

高見沢さんが書く歌詞は大きく分けて二つに分類されると思う。 メッセージ系:テーマ重視な Sweat and Tears、鋼鉄の巨人 など ストーリー系:映像が浮かぶ メリーアン、星空のceremony、光と影のリグレット など もちろんその大きな枠の中で細かく枝分かれしているのだが(その話はまた今度)、どちらのタイプの歌詞も ”これぞ高見沢さん” な表現や味が隠れているし、この2タイプのミックスの楽曲も多い。 初期の頃の歌詞はストーリータイプが多く、まるで高見沢さんが書

素晴らしい明日を作ろうともがく君へ: "真夜中を突っ走れ!"

1984年に発表されたThe ALFEEのアルバム、”The Renaissance"! 中坊だった当時このアルバムを買い、子供ながらに感動にぶっ飛んだ記憶があるのですが、もう人生3分の1を過ぎた現在(注:150迄生きる予定)も聴くたびに”すげぇ”(語彙)とぶっ飛んでいます。 どの楽曲も”本当に40年前の音楽?”と疑わしいほどに輝き続けている名曲ばかりなのですが、その3曲目”真夜中を突っ走れ!”はイントロから疾走感に溢れる、本当に走り出したくなるようなスイッチボーカルとコ

正義の中心には何があるのか:"Heart of Justice"

"Heart of Justice" は The ALFEEが1989年に発表したアルバム”DNA Communication”の第一曲目。その歌詞の端々から社会や世界状況を嘆き、世の中を変えようじゃないか、と訴える力強く元気が湧いてくる名曲です。 メッセージ性に溢れ、それでいて聴き手、聴く時代、その状況により色々な受け取り方ができる、そして愛と夢と希望が沢山詰まっている、いわゆる”高見沢節”が色濃く出ている楽曲です! 歌詞はこちら!(Victory Garden さまい

”Orionからの招待状”には何が書かれていたのか

昨年の武道館ライブのオープニング曲(↑の映像がそれです)でもあった”Orionからの招待状”はThe ALFEE の2015年発売・24枚目のアルバム、”三位一体”のトップを飾るイントロ・コーラス・歌詞・曲、全てが壮大な名曲です。 この曲の背景やキーワードの星座、流星、座標軸、そして変わらぬ愛、が示すようにこれは高見沢さんが得意な半径700光年の世界です!1光年が9.5兆kmですので、高見沢さんの愛がどんなに遠くまで届くか計算してみてくださいね。 歌詞はこちらから 今日

声なき若者のLock Dance:”組曲:時の方舟~Part 3 無の存在”

”組曲:時の方舟”はThe ALFEEの最新アルバム”天地創造”の3曲目、9分近い壮大な組曲です。 これまでも数々の素晴らしい組曲を発表してきたアルフィーさんですが、この曲は高見沢さん曰く”みんなを置いてけぼりにしない”ほどまるで1つの映画を見るような、ギャラリーの部屋から部屋へ移動するような、詩集を読むかのごとく、サラサラと流れる、9分という長さを感じさせない傑作です。 8つのパートが組み合わされており、それぞれにタイトルがついていてパート別にリードボーカルも変わってい

贈り物・形あるモノ・大事なもの:”アルバム天地創造”

アルバム”天地創造”の発売前に高見沢さんが”歌詞にも力を入れましたので歌詞カードをじっくり読んでくださいね”みたいなことを言っていたので歌詞を詩集のようにじっくり読んでいるシマリスです。(*アメリカ在住です) 読んでいて気付いたのが高見沢さんが 物 を書き分けていること。 歌詞カードを読まずに曲を聴いているとどれも mono なのでわからなかったのですが、書き分けがあるということは書き手の意図に違いがあるということです。 日本語は難しいですよね、同じ音でも違う漢字、同じ

吾輩はcatである・・・ "Funky Cat"

”吾輩は猫である” は夏目漱石が書いた猫の視点で自分と人間界を見た小説。 この小説の主人公は”名前はまだない”とあるように捨て猫で、その猫生を生き抜くために人間の家に住み着き、そこで繰り広げられる人間の生活を主観を交えて語ります。暮らし始めたばかりの頃は”人間って馬鹿じゃん”と思っている猫が段々と”人間っていいなぁ”と思い始めてきますが、最後はちょっと衝撃的に終わります。まだ読んでない方は名作なので読んでみてください! さて、現代の夏目漱石、高見沢さん作詞作曲の"Funk

"AUBE〜新しい夜明け"に映る古代の物語

1999年に発売された The ALFEE の19枚目のアルバム、”örb”(オーブ)に収録されているこの曲。個人的に高見沢さんボーカルのベスト3に入るくらいの美しい曲だと思います。 曲調だけではなく、歌詞も素敵だなぁ〜と思いながら聴いているのですが、聴き込むたびに ”オルフェウスって何した人やったっけ・・・?” とギリシャ神話をよく知らない(何度も読んでるのに覚えられないw)私は悩むのです。 この曲に出てくる星座、オルフェウス、アンドロメダ、ペルセウスの物語を読むとそれ

Pass Me Byに隠された愛: "君が通り過ぎたあとに-Don't Pass Me By-”

”君が通り過ぎたあとに”は1987年に発売されたThe ALFEEのシングルです。アニメ映画・タッチ3の主題歌だったこともありアルフィーファンではなかった人も聴いたことがあるのではないでしょうか?このシングルは”二枚舌”と銘打って”サファイアの瞳”と同時に2枚発売されたため、当時の人気音楽番組ではアルフィーさんを2度見れるうれしいおまけ付きでした。 当時の映像↓ ギター持ってない高見沢さんも素敵! 一番の歌詞を見ると、自分から離れていった彼女を静かに待っている高見沢さん、

どんな風? "Catch the Wind"

ポップで爽やかな3声のコーラスから始まる”Catch the Wind" は1981年発売されたアルフィー3枚目のアルバム、ALMIGHTY に入っている楽曲です。このアルバムはB面がスタジオライブ録音になっていてお客さんの手拍子や短いMCなども入っており、更にはポップス、フォーク、演歌、などのいろんなテイストが詰まった素晴らしいアルバムです! B面の一曲目、高見沢さん作詞作曲の"Catch the Wind"は歌詞を見ると悲しい心を吹き飛ばすために、風をつかもうとしている

碧空に浮かぶ、風に消えた恋

若い頃の恋、を思うと未熟さゆえか胸がキュッと苦しくなる出来事や言葉や表情が浮かびます。後悔のような懺悔のような否定のような防御のような、なんとも表現し難い感情も湧き出るのですが、そんな恋を思い出させるアルフィーさんの曲を聴いた時に自然と涙が出て ”あーーー自分歳とったわぁーー” とため息も出ます。 “碧空の記憶”は2015年発売のアルバム ”三位一体”に、“風に消えた恋” は2019年発売のアルバム"Battle Starship ALFEE" に入っている、どちらもアコー

ファンキーじゃなかった ”Funky Dog!”

"Funky Dog!" は The ALFEE の1990年発売のアルバム、ARCADIA に収録されている坂崎さんボーカルのめちゃめちゃカッコいいまさにファンキーな曲です!先日の武道館公演・1日目でも幸ちゃんのハンドマイク・セクシーボーカルに多くの女子がやられたと聞いています。 さてこの ”Funky Dog” みなさん何だと思ってました? 日本で”Funky ファンキー”は変わってるけどカッコいい!とかオシャレ!とかのいい意味で使っていると思いますが、英語の辞書を引