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アメリカ生活:シマリスのだいたい今

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最近のお話をまとめました。シマリス界では最近とはだいたいここ10年以内のことです。
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2022年4月の記事一覧

今日の短歌:指に暁、約束の石

君の手の 温度伝える 金属の 指に暁 約束の石 This thin ring carried, Warmth of your hand to my skin, In the morning air, Still stays warm since that daybreak, Your promise shines as the rock (細い金属が 君の手の温もりごと私の肌に 朝の空気の中 あの暁からいまだ暖かく 君の約束はその宝石のように光る) *音節で数えると5

これでイチコロ

生徒たちとの会話は突然に不思議なトピックになることがあり、予想不可能な質問が飛んでくることがある(*アメリカ東の私立校で教師をしています)。 お昼ご飯でテーブルに着くと5−6人の生徒たちがわらわらと寄って来てプリンスチャーミング(白馬の王子様、理想の男性)の話をし始めた。 話を聞いていると何を持っていたらその男性が自分の白馬の王子だと思うのか、という話題で、かわいい16歳やら17歳やらは 小さな犬!やら大きな花束!やらテニスラケット!やら純金の花瓶!やらをあげている。

キツネの匂いがする

朝早く起きて外に出ると色んな匂いがする。 霧が立ち込める匂い 緑が擦れる匂い 池の水が蒸発する匂い 土が湿る匂い 甘い花の匂い 隣の家のランドリーの匂い 車の排気ガスの匂い 腐った肉の匂い(どこかで何かが死んだのだ) キツネの匂い 動物独特のムスクが香り、それは庭のこっち側では強く、向こう側ではかすかにしかわからない。 匂いをたどるとまだ暗いうちにどっちからキツネがやってきて、どちらに移動したのかがなんとなくわかる。 敷地内で直に姿を見たことは一度もないが、道路を挟んだ向

潜ろう、潜ろう

私と夫の共通の趣味はダイビング。 結婚して以来、休暇はいつもどこかにダイビングに行っているが残念ながら最後に海に潜れたのは2020年の1月だ。 もう2年以上も潜っていない・・・こんなの結婚してから初めて。 今年の夏は状況が良くなっていることを祈りつつ、一応2週間カリブ海に出かける予定を立てたのだが、直前になるまでわからないな。 誰かとボートに乗り合わせる以外は基本的に二人で潜っている。夫はダイブマスターでナビゲーションが恐ろしく上手いので、私は彼のお尻を追いながらのダイビン

ハム焼け、春の兆し

今日はイースターサンデー!ちょっと肌寒いけれどお天気も良く、お子さんがいる家庭は外でエッグハントを楽しめたのではないでしょうかね(*アメリカ東在住です)。 桜も梨もまだまだ開花は先ですが、庭の大きなツツジがやっと満開です。 今日は朝からイースターディナーの準備です。普段は切り花は飾らないのですが、庭の水仙がたくさん咲いていて綺麗なのでちょっとだけピッチャーに飾ってみる。花をいけるセンスはゼロなので、切って差し、切って差し(笑)それでもダイニングがパァッと明るくなるなぁ。

苦手をやらせちゃう魅力☆

春休みはいい。普段は絶対にやらないようなことにも費やせる時間がある。 今日私はクッキーを焼いた。いつものザバザバ混ぜて焼くだけのチョコチップクッキーではなく、型抜きのクッキーだ。明日はイースターで義両親が来るのでコーヒーに添えるかわいいクッキーでも焼こう、と思ったのだ。 ちなみに私はごく最近、ちゃんとしたクッキーが焼けるようになった。 これまでは硬いか、甘くないか、ボソボソなクッキーしか焼いたことがなかったので夫は ”クッキー焼くよ” と告げると ”硬くないやつね!” と必

うーーん・・・自分で作ろ!

基本的に自分で作れるものは作りたい我が家。というのもゴミ削減を本気で実行し、どうやったらもっと減らせるのか日々考えているからです。スーパーなどでも何を買うか、どれを選ぶかの基準はゴミが多いか少ないか・・・なので卵も紙パックじゃないと買わないし(残念ながらプラスチックかスチロールが多い)、個別に包装してあるチョコや飴を選ぶことはほぼない(大抵大袋にたくさんはいってるやつ)、そしてペットボトルに入っているものはもうしばらく買っていません。 以前のnoteにも書いてるよ! 先週

絶対に染めないでね!

2年前にオンライン授業に切り替わって、やめた習慣がいくつかある。(*アメリカの私立校で教師をしています) それまでは社会人として、女性として、教師として、大人として、やらねばならないと信じていたことだ。けれど、もう人に会わない、という事態になったときにやめた習慣は多分これ以前いつやめても構わないことだったろうと思う。自分がやめ時がわからず、やめた時の反応が怖かったり予想がつかなかったりするだけのことだった。 些細な習慣から大きな自己改変までいくつかあるのだが、その中で一番

行けなかった日本への修学旅行

2020年の2月、私は同僚2人と生徒22人を連れて日本へ修学旅行へ行くはずだった(*アメリカ東の私立校で教師をしています)。 旅行が決まった10月から、生徒たちと一緒に放課後集まって簡単な日本語や文化、食事のマナーや訪問先などの課外レッスンを続けてきた。生徒たちはみなそれぞれに楽しみにしていることがあり、またみんなそろってワクワクしていることもあった。顔を合わせれば日本の話になり、話せば話すほど期待が膨らむ。 計画を立てる前に生徒たちにどんなことをしたいのかを打診するのだ

やっと出た、やっと来た、やっと春のきざし!

去年は3月の第2週目には裏庭をうろうろしていたシマリスたちが、今年は一向に出てきません。ちょっと心配になってきたところでした。というのも今年の冬は豪雨や氷点下の日が多く、地中でくっちゃねーしているシマたちは弱って死んでしまったのかも、と思ったからです。 シマリスは冬眠をせず、夏の間にせっせと蓄えておいた木の実などを時々目を覚ましては食べ、また寝て、を繰り返します。野生での寿命は2−3年といわれていますが、なんと我が家には7年もの間毎年戻ってきた個体もいるので、条件がそろえば

これ食べたいけど・・・なんて読むのかな?

アメリカに来たばかりの時にバーガーキングに入ってみた。大学1年の夏、サンディエゴの街中だったが、それが初めてのたった一人でレストラン(ファストフードだけど)で英語で注文する、という体験だった。(*現在はアメリカ東在住です) ファストフードでの注文は意外とハードルが高い。後ろにずらずらと並ばれると何を頼もうか焦るし、レジのお姉ちゃんは早口だし、手元に写真のメニューがあってもなかなかパッと決められない。 お姉ちゃんの質問も聞き取れるし、欲しいものを読み上げればいいのだ、と自分

春休みのクリスマスプレゼント

今日で2学期は終了!明日から待ちに待った春休みなのだ〜(*アメリカの私立校で教師をしています) 昨日くらいからぼちぼち生徒たちの欠席が目立つようになってきていたのだが、今日の午後の授業は15人中、6人しかこなかった(笑)。週初めにすでに期末試験は終わっているので、家族や友人と旅行に出たり、留学生は帰国したりするため最後の1.2日はまともな授業は出来ない。 そんなわけで、今日は復習とエクストラクレジットのゲームクイズだけで、あとはポップコーンを食べながらドキュメンタリー映画

パンツ、何枚持って行く?

一週間の旅行でも1ヶ月でも、私は4枚(一枚は穿いて行く)。 以前バックパックでふらふらとしていた時代(といっても長くてひと月)は3枚だったが(一枚は穿いていく)洗濯のタイミングが合わずノーパンで過ごすことがわりと多かった。 そして、小さいものや薄手のものはホテルのシンクやホステルのシャワールームなどで洗ってしまうが、出発が朝早かったり到着が遅かったりするとパンツが乾かない! 更には、ホステルの相部屋なんかだとパンツが盗まれる!(誰や?パンツが足らん人か?)なので一枚増や

My, my, my, it's a beautiful world

疲れていて、ぼーっとしたくて、あったかい暖炉のそばでバーボンとかポートワインとか、はたまた濃い紅茶なんかを飲みたい夜(今夜)に聴きたいのは、Colin Hay(コリン・ヘイ)。 我が家ではこのアルバムはご飯を食べる時にもよく登場します。 "Going Somewhere"(2001) The ALFEEにずっぽりとハマっている今となってはアコギの天使は坂崎さんなのだけれども、その前はコリン・ヘイでした。このトツトツとした弾き語りが本当に好き。 このアルバムの中でのお気