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僕はボク、のペースで。

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立ち止まって。いろいろ考えて。 それでも、それが僕のペースだから。
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2020年6月の記事一覧

第二波に挑む前に〜「傳」長谷川在佑さんに聞く

長い忍耐の時を経て、 まだ感染者は出つつも、ついに「一応の日常」へと舵を切った東京で 私は今日も、食や暮らしを取り巻くモノ・コト・ヒトを追っています。 この2週間で3軒も、星付きレストランの閉店のニュースを耳にしました。 一方で、形態を変えて再出発するシェフの話も聞こえてきます。 世間がようやく「新しい日常」を迎え、元気を取り戻そうとしてる時に さまざまな形で覚悟を決める店が多数、現れているようです。 これが飲食業界の現実なんだと、なんというか、食を楽しんできた自分や社会

「文章が苦手」派のお店に試してみてほしいnote活用法

「お店の発信にぜひnoteを活用してほしい!」 と話すと必ずと言っていいほど相談されるのが 「文章を書くのが苦手なんです…」 という悩み。 noteは文章のイメージが強いのか、文章を書き慣れていないことによって一歩が踏み出せない人も多いように感じています。 しかしnoteは「書く」だけでなく「まとめる」にも適したプラットフォームで、noteにまとめることによって他のSNSとの相乗効果も見込むことができます。 なかなか検索にひっかかりづらいSNSの投稿も、noteにま

コンビニはなぜ「ユニバーサル」であるべきなのか

「 #ローソンPBに思う 」に寄せられた意見を読んでいて、「ユニバーサルデザイン」にまつわる言及が多いことに気づきました。 視覚に困難のある人やお年寄りはもちろん、普段は不便を感じなくても今回のパッケージを見づらいと感じた人たちにとってやさしいデザインではない。 そうした意見を目にしてはじめて、不便を感じる人たちがいることに気づいた人も多いのではないかと思います。 しかし「そもそもユニバーサルデザインとは何なのか?」「何をもってユニバーサルデザインとするのか?」「どのくらい

口コミを見てから飲食店に行くのはやっぱりいいや、と思った話

初めての飲食店に足を運ぶとき、下調べってどのぐらいしますか? 週に一度の定休日、私たち夫婦は特別なことがなければ外で食事をとるのを習慣にしています。 ネットでお店をチョイスし、予約するのは旦那の仕事。メンドくさがりな私ときたら、雑誌やテレビで見た断片的な情報を彼に伝え、あとは予約までぜーんぶお任せしてしまう、という流れになることが多いです。この方が早くて確実だから。 地方に旅したときは、ジャケ買いならぬ「雰囲気入店」とでもいうんでしょうか。外観やメニューの感じを見て、イ

書記係・井川直子、6月1日の答。

―任務終了のお知らせとお礼― ひと呼吸して、息を調えて2020年6月1日月曜日。世の中が動き出そうとしています。 これまで休業していた飲食店も、次々と再開しています。 といっても「よし、いくぞ!」ではなくて、慎重に、キョロキョロと周りを見ながら、歩幅を小さくしての歩み出しといった感じですね。 5月25日に緊急事態宣言が前倒しで解除され、26日から東京都は休業要請の緩和をスタート。ステップ1として、飲食店は22時まで営業できることになりました。 その、わずか6日後の本日から

重厚長大、ふたたび。

マスクを常用するようになって面倒なのは、やはり iPhone だ。 顔認証をしてくれない。立ち上げようとするたびにマスクをずらすか、パスワードを手入力するかしなければならない。花粉症が蔓延し、マスク習慣の行き届いていた日本ですら「めんどくせえ」の声が聞こえるのだから、これまでマスク習慣のなかった欧米圏ではみんなイライラしていることだろう。同じくめんどくせえなあ、と思いながらぼくはこの「想定外」、ちょっとおもしろくも感じている。 未来のことはなんでもお見通しで、むしろおれた