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あの童話の続きを私が考えました。 (オリジナル・パロディー・涙あり笑いあり、内容に無礼があったらお許しください)3 #つくってみた

あの童話一寸法師の 原作

 昔むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
二人には子どもがいなかったので、おじいさんとおばあさんは神さまに
「神さま、親指くらいの小さい小さい子どもで結構です。どうぞ、私達に子どもをさずけてください」とお願いしました。
 すると小さな小さなちょうど、おじいさんの親指くらいの男の子が本当に産まれたのです。
 二人は大喜びし早速、一寸法師(いっすんぼうし)という名前をつけてやりました。

 ある日のことです。
一寸法師は、おじいさんとおばあさんに、こんな事を言いました。
「私が都へ行き働いて仕送りをしたいと思いますので、おじいさんとおばあさんどうか私の旅の支度をしてください」

 そこでおじいさんは一本の針で、一寸法師にちょうどピッタリの大きさの刀をつくってやりました。
 おばあさんは、お椀を川に浮かベて、一寸法師の乗る舟をつくってやりました。
「ほら、この針の刀をお持ち、ほら、このお箸で舟をこいでおいで都まで行きなさい」と一寸法師を送り出したのです。
「はい。では、行ってまいります」

 一寸法師は上手にお椀の舟を漕ぐと、都へと出かけました。
 そして都に着くと、一寸法師は都で一番立派な家をたずねていきました。
「たのもう、たのもう」
「はーい。・・・あれ?」
 出てきた家来は、首をかしげました。
「おや、誰もいないねえ」
「ここだよ、ここ」
 家来は玄関の下駄の上に立っている、小さな、小さな男の子、一寸法師をやっと見つけました。
「あれまあ、なんて小さい男の子だろう」
 そして一寸法師は、その家のお姫さまのお守り役になったのです。
 ある日のこと、一寸法師は、お姫さまのお供をして、お寺にお参りに行きました。
 するとその帰り道、突然、二匹の鬼が現れたのです。
「おおっ、これはきれいな娘だ。もらっていくとしよう」
 鬼はお姫さまを見ると、さらおうとしました。
「待て!」
 一寸法師は、おじいさんにもらった針の刀を抜くと、鬼に飛びかかりました。
 ところが、
「なんだ、お前は虫みたいなやつだな。お前なんぞ、こうしてくれるわ」
 鬼は一寸法師をヒョイとつまみあげると、アーンパクと、丸呑みにしてしまいました。

  鬼のお腹の中は、まっ暗でしたが、 一寸法師は針の刀を振り回して、  
  鬼の胃袋を刺してまわりました。
 これには鬼もたまりません。
「痛っ、痛っ、痛たたた!」
 あまりの痛さに鬼は、あわてて一寸法師を吐き出しました。

「よし、今度はわしがひねりつぶしてやるわ!」
 もう一匹の鬼がいいましたが、一寸法師は針の刀をかまえると、今度は、その鬼の目の中へ飛びこんだものですから、鬼はビックリです。
「た、た、助けてくれー!」
 二匹の鬼は、泣きながら逃げ出してしまいました。

「ふん! これに懲りてもう二度とくるな! ・・・おや? これは何でしょう。お姫さま」
 鬼が行ってしまったあとに、不思議な物が落ちていました。

「まあ、これは打ち出の小づちという物ですよ。トントンとふると、何でも好きな物が出てくるのです」
 そこで一寸法師は、お姫さまに頼みました。
「わたしの背がのびるように、『一寸法師の背を出よ、一寸法師大きくなあれ』と、そう言いながら小づちを振ってください」
 お姫さまは喜んで、打ち出の小づちをふりました。
「一寸法師の背を出よ、一寸法師大きくなあれ」

すると一寸法師の背はドンドン伸びて立派な青年になりました。
というお話ですが・・・・・

私が考えた 童話 一寸法師の つづき

 一寸法師に負けた鬼達は泣きながらアジトの洞穴に逃げ帰りました。
洞穴の奥には鬼の親分、大鬼が寝ていました。

「うるさい!」大鬼は泣いている鬼達を怒鳴りつけました。

「親分すごい小さな子供に胃袋刺されたり目を突かれたりと、ひどい目にあいました」と自分達がやれたことを言いつけました。

「なんだとー、そいつを今から捕まえて焼いてたべてやる」といい
大鬼は一寸法師がいる方へ駆け出しました。

お寺に行くと、大きくなり立派な剣士になった一寸法師とお姫様が歩いていました。
一寸法師はとても凛々しくもう小さい剣士ではなく、とても強そうでした。

「おい、このあたりにとても小さな子供が居なかったか?」と大鬼は
立派になった一寸法師に聞きました。

「その子ならお寺の方に行ったぞ」とお寺を指さしました。

大鬼が大急ぎでお寺の方へ走りだしたその時、「ところでお前はその小さな子をどうするつもりだ」と一寸法師が聞くと「もちろん食べてやるつもりだ」といい大鬼は口を大きく開け、長く鋭い牙を見せてお姫様を脅かしてきたのです。

 お姫様は打ち出の小槌を取り出し「お寺さま門前の仏像様おおきくなぁーれ、私達を鬼からお守りください」と小槌を思いっきり振りました。

すると大鬼の目の前のたっていた門前の仁王様の仏像二体がどんどん大きくなってつに大鬼の2倍の大きさになりました。
それを見てびっくりした大鬼は
「ごめんなさーい!」と言いものすごい速さで走って逃げていきました。

この事があってから悪い事をする3匹の鬼は二度とお寺に現れる事はありませんでした。

そして今でも大きな仁王像は鬼が来ないように、みんなを見守っているそうです。

大鬼のイメージ

おしまい

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