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芸術家支援プラットフォーム

芸術家支援プラットフォームのmecelo(メセロ)が年内でサービス終了となる事が発表されました。

面白いコンセプトだったのでサービス開始時から注目していましたが、「サービス利用者を十分拡大することができなかった」という事で終了になってしまうそうです。

芸術家とファンを繋ぐ

meceloでは気に入った芸術家を探す事が出来て、月数百円から支援が出来ます。
その支援の見返りに、限定のイラスト画像などの返礼を受ける事が出来るというサービスです。

絵画は返礼品と相性が良い

meceloで良いなぁと思った点は、返礼品が「毎月スマホの待ち受け画像をお送りします」など、作り手側にかかるコストを抑える事が出来る点です。

例えばこれが伝統工芸のプラットフォームだったら、支援者一人一人に作品を作り、個別に配送する必要があります。

これが絵画であれば、デジタルデータで一枚をメールで一斉送信出来るという強みがあると思います。

ニーズはあるはず

かつて「伝統サポーターズ」という、伝統工芸の作り手を応援出来るプラットフォームがありました。
色々な事情で終了になってしまったそうですが、外部から見ているとサービス開始以降、支援者も順調に伸びている様だったので、ニーズはあるんだろうと思います。

今は個人でも手軽に月額課金を提供出来るサービスが整っているので、既にファンを抱えている職人であれば、こういったプラットフォームは必要無いかも知れません。

しかし、プラットフォームの中で好きな職人さんを見つけたりと、支援者と作り手をマッチングする意義は大きいと思います。

伝統工芸ファンとしては、またこんなサービスが出てきたら楽しいですよね。


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