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会社の利益に、どう貢献出来ているか答えられますか?

利益の思考法

前回のnoteでは人間は利益を感じる方向へ動くことを述べてきました。

今回のnoteでは、なぜ人間は組織として行動していくのか、組織として必要とされるリーダーはどんな思考が必要であるのかを紐解いていきます。

大きなマンモスを山分けしよう

そもそも人間が集団をつくる理由は何だと思いますか?

それは、集団で物事をなりたほうが、得られる成果が大きくなるからです。
いつの間にか、終身雇用や年功序列があることが、組織のメリットのようになっていますが、いずれも二次的です。

雇用を安全に守ってもらえることだけが組織のメリットではないです。

集団だからこそ成し得ることがあります。大きなものをうごかしたり、大きな利益を獲得しようとしたときに、人は集団をつくります。

集団で大きな利益を獲得し、獲得した利益を分配する。

そうすることで、個々の人間が一人ずつ取り組むよりも、結果的に多くの利益、分配を獲得することができます。

メンバーが適切に動けば利益は最大化します。利益を最大化するための方法が集団で動くということです。

大企業になればなるほど給料が高くなるのも、そういう訳があります。
大きい獲物を得ると、個人の分け前が増える。それが正しい順番です。

利益を目指せば「迷子」にならない

「組織のメリットは仲間との結束感だ」という人もいます。もちろんそういう面もあるでしょうが、それは副次的な利益です。

マンモスを狩った集団は、まさに同じ釜の飯を食べる言雄になり、結果的に仲良くなったでしょう。

肉が先にあり、仲間意識は、おまけで付いてきます。

昭和の時代や高度経済成長の頃は、日本の成長が信じられました。

つまり、疑問を持たずにマンモスと対峙できたのです。いまは、将来の不確定要素があまりにも多すぎて、組織での成長を信じられなくなっています。

日本中、全員迷いながら仕事をしています。

識学が伸びているのには、そんな背景があります。

識学は「組織の利益より社員のモチベーションを上げることも優先すべきだ」などの考えを教えられてきて、迷子になっている経営者がたくさんやってきます。そうやってモチベーションをマネジメントを推奨しているコンサルティング会社が多いのです。

しかし、それによって立ち行かなくなって、識学に駆け込んできます。

識学では、全員を「組織の利益」に向かわせるための仕組みを教えています。

利益を最大化させ、全員の取り分を増やします。

そして、現場レベルでメンバーをマンモスに向かわせるのがリーダーの役割です。

「集団の利益」から「個人の利益」が生まれる

もう少し、「利益」について話しておきます。

ここまで述べてきたことからも分かる通り、リーダーの仮面には「このルールに集団が合わせる」という考えはありません。

集団のルールの中で、個人が自分らしさを発揮する。これならOKです。
しかし、「個人が自分を主張し、それに集団が合わせていくべきだ」という勘違いをしている人が多くいます。

本来は、先に「集団の利益アップ」があり、そのあとに「個人の利益アップ」がある。これが正しい順序です。

では、ここであなたに質問です。

「あなたは、集団の利益アップのために、どんな貢献ができていますか?」

もし、答えが何も浮かばないのであれば、自分のことばかりを考えているかもしれません。そんな人は、まわりからもそういう評価を受けているはずです。

組織ファーストで上に情報を上げよう

初めてリーダーになるタイミングは、初めて組織のことを考えるタイミングです。それは、「自分の利益」以外のことを考えるということです。

いいリーダー、ダメなリーダーの分岐点は、ここでの考え方で決まります。一人の部下に好かれるかどうかではなく、チーム全体のパフォーマンスに視点を置いているかどうか。

そう考えると、「社員のモチベーションをあげよう」「感情的なつながりを強くしよう」という方法が間違っていることに気づけるはずです。

たとえ、部下の人数が2~3人であったとしても、組織のトップに立つことには変わりありません。そこで考えるべきことは、「会社の利益のために働く」ためには何をすべきかということです。

たとえば、経営者たちが気づいていない情報は、積極的に上にあげるべきです。

「他社から新しいサービスが出て、顧客が奪われています。」
「今の業務量では、どうしても1日3時間以上の残業が必要です」

など、会社のためにある情報を提供していくことが求められます。

しかし、「組織の利益」を考えないリーダーは、次のような言動をします。

「うちのサービスは全然良くないよな。他社はあんなに素晴らしいのに」
「最近、残業が多すぎるよな、本当にダメな会社だ」

このような春限をして、部下達から人気を取ろうとしてしますのです。

リーダーの考え方次第で、「組織の利益」を増やす機会を失われてしまいます。

だからこそ、リーダーはまず「組織の利益」を考え、自らの言動を正していくべきなのです。