地球の上の世界を見れば、SNSなんて無限なようで狭い。
こちらの方に、世界のごく一部を案内していただきました。
実際に足を運ばれたのは約70ヵ国。
そこで見た景色、出会った人、そして感じたことをありのままに伝えてくださったのが、代表の桑山紀彦さんです。
お話をうかがっていると、地球という規模で物事を見ることの大切さを痛感しました。
そんな桑山さんですが、学生時代は、周りと自分を比較してはネガティブ思考に陥ってばかりでした。
それが、大学の夏休みの間に自転車で日本を一周してみようと一念発起。
旅先での色々な出会いや抱いた思いが、二十歳でインドに旅することに繋がり、さらには世界の山を見る旅へと広がります。
登山ではないんです。登るのは無理だから、山を見よう!と。できないとあきらめるのではなく、発想の転換も大事ですね。
国際協力やボランティアなんて興味ない、自分には関係ないという考えが変わってゆきます。
世界中の様々な人と触れあうことで、旅の中で多くの人に助けてもらった、一人では何もできないと気がつくことで、今の活動への道筋が生まれたのです。
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世界を旅して生まれた言葉に宿る思いには、言い表せない説得力がありました。
生きているだけで素晴らしい。
生きる、そのために、日々必死に向き合うしかない人達もいること。
人間の欲にまかせて多くを求めすぎないこと。
その欲が地球を蝕んでいること。
興味、関心を持つこと。
できることが何もない、ということはない。
まず、意識を持つことが大事。
情報を集め、自分なりの意見を持つ。
そうすることで周りの人にも何かが伝わり、それが何かを変える力になる。
自分の名前で、世界に会いに行く。
世界の誰かの名前を覚える。
きっと、誰かがあなたが会いに来てくれるのを待っている。
好きになれない人は、そのままでいい。
ただ、攻撃はしない。
共存する。
────── こんなお話以外にも、勇気をもらえる言葉をたくさんいただきました。
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リアルで素晴らしいものに触れたら、本当にちっさいことだなあと思いました。
SNSが。
電波の先にいる見えない誰かの反応を気にしすぎるなんて、世界が広いようで、実はものすごく小さい。
今の時代には欠かせない存在になってしまったSNS。
使い方を誤ると病むことに気づいているのに、簡単に囚われてしまう。
もちろん、正しく使えば、こんなにも何かを広めるのに有用なものはない。
わたしが初めて旧Twitterアカウントを作ったのが2016年、一番盛んだったアカウントを持ったのが2018年。
2016年のものはまだ持っていて、一番好きなように使っています。
ほぼ公式さん中心、見たいものだけフォローし、フォロワーさんができないようなプロフを作っている。
2018年のアカウントの頃も、それなりにフォロワーさんがいて楽しくはありましたが、どこか違和感は拭えませんでした。
大切なもののことで、フォロワーさんに話を合わせていたりしたから。
でも、SNSの利用に際して学んだこともたくさんありました。
そのアカウントはもう持っていません。
やたらと繋がりたくはないけれど、発信はしたい人なんです、わたしが。
SNSにも風の時代にも、本当に本当に向いてません。
世代の問題ではなく、属人的なものでしょう。
でも、発信せずにいられないなら、それなりにSNSを使わないとこれからの時代を生きられないし、向いてないから、とこの時代で生きるのをやめるわけにはいかない。
心底楽しめるほどは変われません。
それなりにやってもモヤモヤするものが消えないので、今までと同じスタンスで使ったところで変わらないでしょう。
正直、note界隈も実質4年居させてもらってますが、いっこうに好きになれませんもの。
作って、何か書いては消したアカウントも様々です。
好きになれない人とは、ただ共存する。
一人では生きられない。
そんなお話をうかがい、ああ、SNSもそれでいいじゃん、とあらためて認識。
自分はもともと、どこかの誰かに届けばいい、そんな信条でnoteを書いてます。
何かを発信するのに、SNSほど手っ取り早いものはない。
これを利用するのに、noteさんというのは機能的で優秀。自分でHP作ったりするより何百倍もお手軽で使いやすい。
人はひとりでは生きられない。
誰かに助けてもらっていい。
だから、発信方法としてnote界という場所をお借りして、この自分の小部屋から何かを発信し続けたらいいじゃないの。
と、これまでとやることはたいして変わらないんですけど、noteのフェーズがどうであれ、自分の発信したいことがブレないのが一番大切じゃないか、と。
noteさんの気分とフェーズと次第で、伝わっていたものも伝わらなくなるわけですが、どこかの誰かに、というふわっとした理念しか持っていないので、それはそれで仕方ありません。
モヤモヤしないで発信を貫く。
それがわたしなりの共存だよな、と。
最近、書きたいこと、やってみたいことはあるけれど、どこでどうやってどうしようかな、と思いを巡らせていました。
桑山さんのお話に触れることができたのは、ひとつの答えです。
桑山さんの壮大な世界観からしたら、SNSなんてものすごく小さいことでしょうけれど、わたしにできることをするなら、noteさんという世界の中の部屋から訴えることを始めるのが、一番身近なのです。
最後まで読んでくださった方、
心から感謝します
ありがとうございます
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