Daisuke Imai

“湖畔吟歌”式武六弦

Daisuke Imai

“湖畔吟歌”式武六弦

マガジン

  • 湖畔吟 弍

    ニ○ニ四年

  • 夢の中。

    現実と夢を行き来する毎日 顔を知らない親友が夢の中 二人の交流で 決まっていた未来が徐々に変わり始める

  • 失敗の再現性。

    「成功」は再現性低く「失敗」は再現性が高い。失敗しまくった経験からくる成功の為ではなく失敗しない為のマニュアル。店舗ビジネス版。

  • 随感随筆

  • 随感随筆

最近の記事

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文章を書くという事①

たまに文書についてお褒め頂く事がある。大変ありがたい限りだ。 しかしながら文章の書き方について学んだ事があるかと言えば、全くない。なんなら勉強が苦手だった為に学校の成績も平均点以下。基本的な文法も頭に入っていない。 じゃあ何が文章に影響しているのかな?と考えた。すると何点か思い当たる事があったので今回は誰の役に立つかも分からないが自分の文章作成について意識的に行なっている事を何回かに分けて書いてみる事にした。 とその前に結論を先に。 「自分の特徴を活かす」これに限る。

    • 「感」

      ◇「今っぽい日本酒」 ずっと意味が分からなかった言葉で、このワードが話の中で出てくると少々困った。 しかし先日ある日本酒イベントへ行き複数の蔵のブースで話を聞いていたら「こういうことか!」と腹落ちする出来事があった。 誰かに教えてもらった訳ではない。それぞれのブースを周る中でそれぞれオススメされた酒が「ある共通の特徴を持っている」それに気がついただけである。 とはいえ自分は“ソレ”を求めている訳ではないのでオススメとは別のお酒をお願いする事が多かった。 実のところ流

      • 「数」

        ◇約100m先、スーパーの目の前。 路駐された車の横で地面に寝そべって何かしている人が見えた。車の故障か?自分はメガネをかけていても視力は0.7ぐらいだからよく見えない。 何やってんだろう?そう思いながら近づいていくと爺さんが駐輪場の器具に足を引っ掛けたようで倒れ立ち上がれなくなっていた。 すぐ起こしたが、それと同時に自分の前を歩いていた人は爺さんを無視して立ち去った事が分かり「いやこれは大変な時代になってきたな」そう思わざるを得なかった。こんな暑い日のアスファルトの路

        • 「 i 」

          ◇新しいiPhoneが発表されたが例年通り何が変わったんだか全く分からなかった。 だから「同じiPhoneを6年間も新商品として発売している」の言葉を聞いた時には笑った。 マニアにはそう見えないかもしれないが少なくともジョブズおよびAppleが持っていた「直感的」の考え方は大分身を潜めた。 ジョブズありし日までは「作品」だったが今では立派な工業製品だ。 別にそれに良いも悪いもないのだけど当時の面影が今も少しだけ残っているから自分はiPhoneを使っている。感動した当時

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        文章を書くという事①

        マガジン

        • 湖畔吟 弍
          60本
        • 夢の中。
          7本
        • 失敗の再現性。
          33本
        • 随感随筆
          1本
        • 随感随筆
          6本
        • インドの思い出
          1本

        記事

          「雑」

          ◇先日いつもの酒場に行き、いつものように隣り合った方と話をした。 酔って詳細は忘れてしまったが、運動やダイエットの話をする中で「身体は全部繋がっている」という結論に落ち着いた。 どういうことか。トレーニングにせよストレッチにせよ何か治療にせよ、意識した箇所とは別の箇所にも効いて調子が良くなる事がある。確かそんな感じの結論だった(結構酔っているからニュアンスしか覚えてない)。 つまりそれだけ身体は複雑であり、そして正直であり、それでいて自然そのものである。 健康志向やジ

          「愛」

          ◇以前noteの記事に書いた、ある有名人が愛する“世界一の焼肉定食”を提供するお店が突然閉店した。1969年創業だから55年営業した事になる。 田舎の住宅街にある昔ながらの定食屋さんである。まだ有名人になるずっと前の事。通う学校のほど近くにあるこのお店で焼肉定食をよく食べたのだという。 その後、有名になってからも不定期に通っていたようで店内には店主と共に撮った写真が飾ってあった。 出来上がる料理の一つ一つに店主は我が子の様に愛でる眼差し向け、ホール従業員に渡された後お客

          「森」

          ◇鹿児島県は屋久島にある※樹齢3000年といわれる弥生杉が台風により折れてしまった。また土砂崩れがあちこちにある状態だという。 そのニュースを見てショックだった。 以前、noteにも書いた事があるが国内でおすすめの旅先を聞かれれば「屋久島」と答えるほど好きな場所だからだ。 また屋久島の焼酎「三岳」は初めて飲んだ芋焼酎であり思い出深く、今でも一年に一回ぐらいは飲んでいる。当時、東京では殆ど買えなかったが今では比較的どこでも手に入る。 三岳はサッパリ軽い飲み口でソーダ割り

          「匂」

          ◇生活の中から消えたもの。その一つに「匂い」がある。 そんな事を東京にある酒場からの帰り道で考えた。海外に行くと色んな香りがしてくるが日本ではあまりそれを感じない。清潔であるというのも一つの理由だと思う。 そういえば昔は夕方になると家々から夕飯を作る香りがしてきた。 「あの家はカレーだな」 「魚を焼く匂いがするな」 通っていた小学校は周りを住宅が囲んでいる立地だから色んな家の色んな匂いがしてきた。当時はそれに腹を空かせながら帰路に着いたものだった。 つまりそれが人が

          「味」

          ◇滅多に飲まない紙パックの紅茶(無糖)を飲んだ瞬間、パッと幼稚園児の頃の景色が目の前に映った。 銀杏の葉が散りはじめてアスファルトの地面に黄色と黒のまだらなコントラストを作り、踏み潰されヌルッとした実が異様な匂いを放つ季節。 体操教室を終えて降園の際、幼稚園の門を出て少し行った所、その左手にあった自動販売機で母によく買ってもらったのが無糖の紅茶だった(この頃から無糖派だった事も同時に思い出した)。 一瞬垣間見た景色に「郷愁とはこういう事をいうのか」と思った。 歳を重ね

          「老」

          ◇大学生の頃からたまに行くお店のSNSをフォローしたら、おそらく運用代行が入っている様でその運用方法に関心してしまった。 何より絶妙なのは「距離感」の取り方。 干渉し過ぎず干渉させ過ぎず、その上で「ちゃんと見てますよ」感がSNSを通じて表現され、その中で「感謝」も伝えている。 これを嫌がる客はいないだろうなぁ、そう思った。 ここで重要なのは、好かれようとするのではなく嫌がられない様にする事。それが「また行こう」に繋がる。 ー 付かず離れず ー これが若者のSNSの

          「体」

          ◇今回は自分がやったダイエットについて書いておこうと思う。自己流で12kgは痩せたと思う。 あらかじめ断っておくと効果的なダイエットの方法を紹介する記事ではない。むしろその逆と言ってよいと思う。 成功事例ではなく失敗事例。 また世の中にはダイエットや美容に関する情報が溢れている。なぜそれが溢れるのか?それらが本当はどうなのか? それを自分の頭でちゃんと考える、そのキッカケになればとは思う。 ◇先日、数年ぶりに軽く3キロほどジョギングした。 すると驚くことに息は全く

          「影」

          ◇どこかネガティブなイメージがあり、忌避される事柄を連想させ、それは“死”を含め徹底して見ないようにされている。 それを「影」という言葉に置き換え様々な楽曲の歌詞に散りばめている。 「影に目がいってしまう」 インタビューでそう語ったのは米津玄師。 その言葉を聞いて、この米津玄師というアーティストが多くの人から支持され莫大な人気を誇っているかを理解できた。 世の中で隠されて無い事にされてしまった本来自然に存在する筈の「陰」を米津玄師を通して自分の中に在る事を聴き手は無

          「読」

          ◇読書というとエライ事みたいに言われるけど一昔前の読書は贅沢だったし、ゲームはバカになると言われたけど今や大金が動く世界的スポーツだし、下品だと言われたアニメが国民的にもなる。 要はその時代に無く新しくて批判される物事は、それだけ人の心を揺さぶるし無視できない存在という事だろうと思う。 そう考えると肯定ばかりされる物事はキナ臭く、批判される物事が時代を変えるというパラドックスがあるんだよね。 ◇「何を言っているか」を読み取る事が極めて重要。 X(旧Twitter)なん

          「脳」

          ◇AIの進歩が凄まじい。chatGPTは誰でも名前くらいは聞いた事があると思う。 今ではGoogleの「Gemini(ジェミニ)」が頭一個抜け、追随し「Claude(クロード)」が登場し、現在3社による競争が行われている。 とはいえAIは毎日の様に進歩するので、一年後には全く違う勢力図が出来ていたり、また全く違う会社の一強という状態があってもおかしくはないかもしれない。 ◇自分はAIを現在ほぼ活用していない。とはいえAIの事を書いてるのに使っていないのはおかしいのでトッ

          「送」

          ◇案の定、前回の記事「盆」のビューが伸びない。通常の半分くらいか? しかしこれは想定内で、記事の中にあるように現代は「死」を見ないように、すなわち「無い」ようにして立ち振る舞う。 それを定量的に推し量る事ができたのは結果的に面白い。 が、今回の記事も「生死」について。お盆最終日だしね。 ◇今年のお盆も墓参りツアーを敢行した。 とは言っても母方父方、両先祖の墓は自宅からも割と近い所にあるので大した事ではない。 ゆえに物心ついた時からお墓参りに行き、毎日仏壇に手を合わ

          「盆」

          ◇お盆と言えばお墓参り。 お盆じゃなくとも月一回お墓に行く。その業界関係者から言わせても大変高い頻度らしい。 お墓参りは特別な事という意識がある人が普通で、それは特別な想いを寄せる事だったり、辛気臭いものと感じたり、どこか神妙な行い、そう思うのが普通らしい。 だから大変な事をしている様に見られる事もあるが、自分にとっては“歯磨き”ぐらい普通の事だ。 大変だと思った事は微塵もない。そもそもお墓は実に落ち着く癒しスポットでもある。 真夜中ホロ酔いで青山霊園の横を歩くと心