「脳」
◇AIの進歩が凄まじい。chatGPTは誰でも名前くらいは聞いた事があると思う。
今ではGoogleの「Gemini(ジェミニ)」が頭一個抜け、追随し「Claude(クロード)」が登場し、現在3社による競争が行われている。
とはいえAIは毎日の様に進歩するので、一年後には全く違う勢力図が出来ていたり、また全く違う会社の一強という状態があってもおかしくはないかもしれない。
◇自分はAIを現在ほぼ活用していない。とはいえAIの事を書いてるのに使っていないのはおかしいのでトップ画はDALL-Eで作画した。
プロンプトは「AI」「脳」「三社による争い」「近未来的」確かそんな指示を出した気がする。
これぐらいの作画なら10秒で出来る。
確実に今後AIは生活の中のスタンダードとして根付くサービスだと思う。また既にそうなっていると思う。
◇なぜ生活の中に根付くのかと言えばAIは単なる流行りではなく“本質的”な機能だから。「AIは脳の模倣」だからと言える。もしくは「脳の一部機能を強化した」でも良い。
入力が脳に届き処理され出力される。
AIも、データが入力されAI(関数)で処理され別のデータに変換される。つまり脳の働きと根本は同じ。
現代が「情報社会」である事は誰も否定できない。
情報こそが社会ならばITが一大産業になるのは当たり前。
AIはこの時代に生まれるべくして生まれている。時代が求めている。AIに限らず全ての物事がそうだと思う。
◇chatGPTなど対話型AIは一回ぐらいなら誰しも使った事があると思う。
また使用感については
・回答が出鱈目
・間違っている
・質問を理解していない
こういう事を感じた人がほぼ全員だと思う。もちろん自分も例外でない。
しかしAIに詳しい人の話を聞いてみると
「なるほど!AIは人間っぽいんだなぁ!」
という事を思った。
AIは人の脳の模倣であるから、それは当然といえば当然の結論だった。
どこかAIを人間以上で優れた万能な“何か”と思い込んでいる。そういう人が殆どではなかろうか?
◇「質問(プロンプト)が大事」
互いに互いを知っている同士なら少ない言葉だけで齟齬なくやりとりが可能になる。質問、問いかけは必要最低限で良い。
逆にほとんど知らない人同士ならば、そうはならない。
だから…
新人(上司)への指示(お願い)が上手く伝わらなかったり
コミュニティが違うと言葉の持つ意味合いが違い解釈が変わってしまったり
年代、地域、性別、生きてきた環境が違うと会話のやりとりが難しかったりする
この様に人間同士でよく起きる齟齬と、対話型AIが齟齬を起こす事は、根本的に同じ問題であるという事がわかった。それはAIは「脳の模倣」だから当然だった。
相手の事を想像しながら言葉を選ぶ。
これは人間同士でも対AIでも同じ。コミュニケーションの基本構造は全く同じ。
◇「AIが答えやすい様に質問をする」
AIとは互いの事を知っている同士ではない。それが大前提。友人、知人、家族とのやり取りとは違う。赤の他人であると言ってよい。
だから質問にはコツがある。
まず質問は「具体的」でないといけない。加えて自分の考えている事とAIが考えている事を擦り合わせながら近づけていく事が必須になる。
少ない言葉でのコミュニケーションは赤の他人とはできないから、一回で最適な回答は出てこない。
だから繰り返す、何度も回す、フィードバックする。つまりちゃんと「会話」する。
AIは神ではないので質問者の頭の中は分からない。
だから、ちゃんと伝える。
◇AIに詳しい人から聞いたコツは以下
「目的」「対象」「条件」「背景」
この情報を質問に入れることだという。
例えば「ちゃんとやれよ!」だけでは人に伝わないのと同じで
問いかけの言葉の中に
何が「目的」なのか
誰が「対象」で
その「条件」は何なのか
どういう「背景」があり今そうなっているのか
それらを「具体的」な言葉で伝える
そういう“全体情報”をしっかりと伝える事で良い回答が出力されるとの事だった。
これは人との会話と全く同じではないか。
◇「少ない言葉で伝わらないなんてAIはバカなんだな」
そう思う人もあるかもしれない。ただこれは明確に間違い。
そもそもAIは「思考」ができない。データを関数処理にかけているだけ。それも人智を超えた大量のデータを。だから一見すると思考している様にも感じなくも無い。
そう考えれば人間の複雑さ、または高度な機能を持っている脳が人間にはある、とも言える。
AIには心も気持ちも、無いのだ。
そんなAIに使われるのではなく
AIを自転車に乗るように使う事。
「道具に使われるな、道具を使え」
ずっとずっと昔からそう言われてるではないか。
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