Daisuke Imai

“湖畔吟歌”式武六弦

Daisuke Imai

“湖畔吟歌”式武六弦

マガジン

  • 湖畔吟 弍

    ニ○ニ四年

  • 夢の中。

    現実と夢を行き来する毎日 顔を知らない親友が夢の中 二人の交流で 決まっていた未来が徐々に変わり始める

  • 失敗の再現性。

    「成功」は再現性低く「失敗」は再現性が高い。失敗しまくった経験からくる成功の為ではなく失敗しない為のマニュアル。店舗ビジネス版。

  • 随感随筆

  • 随感随筆

記事一覧

「読」

◇読書というとエライ事みたいに言われるけど一昔前の読書は贅沢だったし、ゲームはバカになると言われたけど今や大金が動く世界的スポーツだし、下品だと言われたアニメが…

Daisuke Imai
1日前
25

「脳」

◇AIの進歩が凄まじい。chatGPTは誰でも名前くらいは聞いた事があると思う。 今ではGoogleの「Gemini(ジェミニ)」が頭一個抜け、追随し「Claude(クロード)」が登場し…

Daisuke Imai
7日前
21

「送」

◇案の定、前回の記事「盆」のビューが伸びない。通常の半分くらいか? しかしこれは想定内で、記事の中にあるように現代は「死」を見ないように、すなわち「無い」ように…

Daisuke Imai
8日前
14

「盆」

◇お盆と言えばお墓参り。 お盆じゃなくとも月一回お墓に行く。その業界関係者から言わせても大変高い頻度らしい。 お墓参りは特別な事という意識がある人が普通で、それ…

Daisuke Imai
12日前
21

「違」

◇「違和感」 情報化社会の最も弱い所は相手が“対自然”である場合。その理由は自然は予測不可能であるから。 いやそんな事はない!そう思う人もあるかもしれない。それ…

Daisuke Imai
2週間前
24

「正」

◇語彙が無いなぁと思った。 東京ドーム何個分 強気の価格 百万ドルの夜景 使い古された言葉が今もなおテレビで慣用句の様に使われていた。 これは東京ドームは大きく偉…

Daisuke Imai
2週間前
23

「黙」

◇リラックス。 お酒に求める事をアンケートした結果として最上位に上がったのがそれだったというのを、Xのポストで一瞬見た。だからアンケート対象とか母数とかは分から…

Daisuke Imai
2週間前
19

「印」

◇約20年間、ある作家の本を読み続けている。 廃盤も結構あるけど全書籍の7割くらいは読んでる気がする。気に入った本は、たまにパラパラと何度でも繰り返しページをめく…

Daisuke Imai
3週間前
17

「新」

◇同じ顔した無個性の家屋が軒を連ねるニュータウンに一軒の蕎麦屋を見つけ入った。 街並みに溶け込んだ淡白な外観だが入り口にあったブタさん蚊取り線香の匂いで瞬間に昔…

Daisuke Imai
3週間前
54

「会」

◇夏と言えばフェス(祭り) 人は悲しい事があるから祭りをすると、昔に聞いた事がある。確かにと思った。お祭りは祝い事ではないもんな。 ◇国内最大の音楽フェスと言え…

Daisuke Imai
3週間前
31

「碍」

◇障がいを持った子が行方不明になりSNSで呼びかけ捜索するも残念ながらお亡くなりになった。原因は分からない。 学校で嫌な事があり、それをきっかけに家を飛び出して行…

Daisuke Imai
3週間前
25

「兜」

◇今年もゲリラ豪雨が後を立たず毎日のように日本のどこかで大雨が降っている。これだけ暑いと流石に天気は不安定となる。 自分が子供の頃は30度で暑く感じたものだけど今…

Daisuke Imai
1か月前
33

「枠」

◇「日本酒が好きになったキッカケは何ですか?」 たまに聞かれる質問。これは非常に単純な事で、学生時代あまりに酷い二日酔いとなり、以降トラウマで10年飲めずにいた…

Daisuke Imai
1か月前
32

「夏」

◇「危険な暑さ」ニュースがそう言えば外には人がいなくなる。 ニュースで言ったからなのか、単に暑いから外に出ないだけのか、もしくはその両方なのか。「最高気温36℃…

Daisuke Imai
1か月前
36

「心」

◇「若者撃退」 若者の有り余るエネルギーを邪魔に思う大人という構図は万国共通であるようで、遠くは北ヨーロッパのフィンランドにて「浜辺で騒ぐ若者たちをクラシック音…

Daisuke Imai
1か月前
83

「森」

◇蝉が鳴いていない夏は“ただクソ暑いだけ”という感じで夏らしさを感じない。 四季折々に動植物の営みが音や匂いや手触りとなり、それぞれが古来から日本人の五感を刺激…

Daisuke Imai
1か月前
39
「読」

「読」

◇読書というとエライ事みたいに言われるけど一昔前の読書は贅沢だったし、ゲームはバカになると言われたけど今や大金が動く世界的スポーツだし、下品だと言われたアニメが国民的にもなる。

要はその時代に無く新しくて批判される物事は、それだけ人の心を揺さぶるし無視できない存在という事だろうと思う。

そう考えると肯定ばかりされる物事はキナ臭く、批判される物事が時代を変えるというパラドックスがあるんだよね。

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「脳」

「脳」

◇AIの進歩が凄まじい。chatGPTは誰でも名前くらいは聞いた事があると思う。

今ではGoogleの「Gemini(ジェミニ)」が頭一個抜け、追随し「Claude(クロード)」が登場し、現在3社による競争が行われている。

とはいえAIは毎日の様に進歩するので、一年後には全く違う勢力図が出来ていたり、また全く違う会社の一強という状態があってもおかしくはないかもしれない。

◇自分はAIを現在ほ

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「送」

「送」

◇案の定、前回の記事「盆」のビューが伸びない。通常の半分くらいか?

しかしこれは想定内で、記事の中にあるように現代は「死」を見ないように、すなわち「無い」ようにして立ち振る舞う。

それを定量的に推し量る事ができたのは結果的に面白い。

が、今回の記事も「生死」について。お盆最終日だしね。

◇今年のお盆も墓参りツアーを敢行した。

とは言っても母方父方、両先祖の墓は自宅からも割と近い所にあるの

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「盆」

「盆」

◇お盆と言えばお墓参り。

お盆じゃなくとも月一回お墓に行く。その業界関係者から言わせても大変高い頻度らしい。

お墓参りは特別な事という意識がある人が普通で、それは特別な想いを寄せる事だったり、辛気臭いものと感じたり、どこか神妙な行い、そう思うのが普通らしい。

だから大変な事をしている様に見られる事もあるが、自分にとっては“歯磨き”ぐらい普通の事だ。

大変だと思った事は微塵もない。そもそもお

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「違」

「違」

◇「違和感」

情報化社会の最も弱い所は相手が“対自然”である場合。その理由は自然は予測不可能であるから。

いやそんな事はない!そう思う人もあるかもしれない。それなら過去に起きた大地震での被害は最小化できた筈で、絶滅危惧種になる動物も居らず、作物の不作に悩む必要はなく、パンデミックなんて絶対に起きない。

大体にして昨今のゲリラ豪雨だって事前に正確な予測ができたのか考えれば自然が予測可能だなんて

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「正」

「正」

◇語彙が無いなぁと思った。

東京ドーム何個分
強気の価格
百万ドルの夜景

使い古された言葉が今もなおテレビで慣用句の様に使われていた。

これは東京ドームは大きく偉大だというイメージがその時代の視聴者に存在していればこそ成り立つ表現であり、また、強気の価格だとか百万ドルの夜景だなんて言葉は昔の時のタレントか役者が使ってたまたま流行っただけだろう。

「うちはテレビがないのにNHKの集金の人が来

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「黙」

「黙」

◇リラックス。

お酒に求める事をアンケートした結果として最上位に上がったのがそれだったというのを、Xのポストで一瞬見た。だからアンケート対象とか母数とかは分からない。

分からないとしても、そういう需要なのか印象なのかは知らないが、その意識がどこかで高まっているという事自体は正しいと思う。

お酒はハイになるタイプではなくダウナー系なのは誰でも知っている。酔いが行くとこまで行けば寝てしまう。自分

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「印」

「印」

◇約20年間、ある作家の本を読み続けている。

廃盤も結構あるけど全書籍の7割くらいは読んでる気がする。気に入った本は、たまにパラパラと何度でも繰り返しページをめくる。

それだけ読み続けているから当然影響も少なくなく、初海外でノープランのインド旅を決行したのもその作家の影響だった。

インドではトラブルしか無かった為、日本に帰ってきたら全ての出来事が些細に感じた。

日々の大小のトラブルに人があ

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「新」

「新」

◇同じ顔した無個性の家屋が軒を連ねるニュータウンに一軒の蕎麦屋を見つけ入った。

街並みに溶け込んだ淡白な外観だが入り口にあったブタさん蚊取り線香の匂いで瞬間に昔が脳裏を過ぎる。

“香り”と“記憶”は脳内で強い結びつきがあると本で読んだ事があった。

初めての店で「懐かしいなぁ」と思うのは初めての経験であり、これを意図したなら凄いなぁと思ったが中に入り店員さんの表情を見るとそういうわけではなさそ

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「会」

「会」

◇夏と言えばフェス(祭り)

人は悲しい事があるから祭りをすると、昔に聞いた事がある。確かにと思った。お祭りは祝い事ではないもんな。

◇国内最大の音楽フェスと言えば山の中で三日間連続して行われるフジロックが有名。名前ぐらいは聞いた事がある人が殆どだと思う。

今年はAmazonプライムビデオで一部視聴が出来たのでお目当てのバンド以外は流し見していたが、これが意外に結構良くて感動した。

iPad

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「碍」

「碍」

◇障がいを持った子が行方不明になりSNSで呼びかけ捜索するも残念ながらお亡くなりになった。原因は分からない。

学校で嫌な事があり、それをきっかけに家を飛び出して行方不明になってしまったとの事だった。

◇「優しい心の○○でした」

母親と思わしき人が最後に告げた言葉。得てして“優しい”という特徴が障がい者にあると思う。

障がい者は自分にとって身近な存在で幼い頃から当たり前に思っていたので特別視

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「兜」

「兜」

◇今年もゲリラ豪雨が後を立たず毎日のように日本のどこかで大雨が降っている。これだけ暑いと流石に天気は不安定となる。

自分が子供の頃は30度で暑く感じたものだけど今では30度は涼しいとすら思う。

最高気温36度や38度となる日に西陽が差す午後に10分でも歩けば、人3倍汗っかきな自分は比喩ではなくバケツの水を被った様になるから、お陰様で夏は汗が目立ちにくいボーダー柄しか着ることが出来なくなった。

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「枠」

「枠」

◇「日本酒が好きになったキッカケは何ですか?」

たまに聞かれる質問。これは非常に単純な事で、学生時代あまりに酷い二日酔いとなり、以降トラウマで10年飲めずにいた日本酒を克服したいと、近くにあった日本酒バーに行った事がきっかけだった。

その頃は酒瓶を見るだけで気分が悪くなってしまう程だった。酒の匂いを嗅げば嗚咽しそうになった。

そんな状態だから、注がれた透明の液体を目の前にしたら身体が緊張で硬

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「夏」

「夏」

◇「危険な暑さ」ニュースがそう言えば外には人がいなくなる。

ニュースで言ったからなのか、単に暑いから外に出ないだけのか、もしくはその両方なのか。「最高気温36℃」確かに数字にすると危ない感じがする。しかしながら時間帯で気温は違えば場所によっても違う。

日向から木陰に入れば暑さから逃れた安堵感でリラックス効果を感じるし、湖畔ならばその周囲は冷やされた空気や風で幾分温度は下がり、またアスファルトで

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「心」

「心」

◇「若者撃退」

若者の有り余るエネルギーを邪魔に思う大人という構図は万国共通であるようで、遠くは北ヨーロッパのフィンランドにて「浜辺で騒ぐ若者たちをクラシック音楽で撃退!」という記事を嘘か本当かネットで目にした。

音楽好きの自分としては成程一理あるなと、そう思った。

音楽は人の感情を動かすものであり、また感情を動かす事ものこそが音楽というものであり、その意味では人を変える事に繋がるのが音楽だ

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「森」

「森」

◇蝉が鳴いていない夏は“ただクソ暑いだけ”という感じで夏らしさを感じない。

四季折々に動植物の営みが音や匂いや手触りとなり、それぞれが古来から日本人の五感を刺激し季節の到来を全身で感じさせていたのだと思う。

だから“季語”がある俳句が生まれたんじゃないかとも思う。

それならば日本の芸術は季節の多様さ、自然が生んだと言っていいと思う。

◇自然は徹底して排除される。

特に都市部では家の中に一

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