夏の終わりは甲子園とともに|斯々鹿々 #02
あなたにとって、夏の終わりはいつですか?
「夏休みが終わったら」
「暦の上で処暑を迎えたら」
などなど、人によって思うところはさまざまでしょう。
その中で僕には「こうなったら夏は終わり」という明確な定義があります。
それは…甲子園で出身県(岩手)の代表が負けたとき!
たとえお盆の前であろうと、まだ残暑が厳しくとも、このマイルールは変わりません。
思えば、自分が幼いころの岩手県代表は、甲子園で中々良い結果を残せていませんでした。
もちろん、甲子園に出るだけですごいのですが、やはり地元の代表が勝ち上がったほうが嬉しいわけで…。
ただ、その風向きが変わったのは2009年の春。
菊池雄星投手を擁する花巻東高校がセンバツで準優勝してからです。
相手打者をバッタバッタと三振に取る菊池投手、痺れたなぁ…。
勝ち進むたびに県内は大盛り上がり。
準決勝の利府高校(宮城)に勝ったあとには、コンビニで号外をもらった記憶もあります。
惜しくも決勝では清峰高校(長崎)に敗れたものの、本当に良い夢を見させていただきました。
そんな思い出があるので、僕にとっての高校球界のアイドルは菊池雄星投手なんですよね。
そしてこの2009年以降、岩手県代表が甲子園の舞台で活躍することが確実に増えたように思います。
その礎を築いたのは花巻東であり、同校を率いる佐々木監督とその教え子の皆さんなのではないかと。
しかも、選手のほとんどが岩手県出身なんですよ。
元県民として、応援のしがいがあるってもんです。
今年もすでに甲子園が始まり、連日熱い戦いが続いていますが、我らが岩手県代表・花巻東は、なんと明日(13日)の第4試合に登場!
対戦相手は滋賀学園(滋賀)。何年か前に近江高校に負けた記憶があり、選手でもないのに滋賀代表には苦手意識を持っていますが、もはや勝ち負けなど関係ない。
明日、僕の中で夏が終わろうと関係ない。
佐々木監督は今年も、最後まであきらめずにアツい戦いを見せてくれる選手たちを育てているはずですし、僕は彼らの雄姿を見るだけで、多くの元気と勇気をもらえるのですから。
けっぱれ、花巻東!
悔いのないよう、最後まで全力でこの夏を駆け抜けてください!!
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