横瀬町地域おこし協力隊 かとう

横瀬町地域おこし協力隊 かとうです。主に有害鳥獣に関する活動をしてます。 ジビエ販売…

横瀬町地域おこし協力隊 かとう

横瀬町地域おこし協力隊 かとうです。主に有害鳥獣に関する活動をしてます。 ジビエ販売→ https://online-shop.karilab.co.jp/

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自己紹介&23.7月度報告

・自己紹介 加藤ひろしといいます。 名古屋で生まれ育ち、自然体験で狩猟と出会い、狩猟免許を取り猟師になりました。 ・主な活動内容 有害鳥獣駆除 有害鳥獣駆除個体の処理、利活用 有害鳥獣による被害対策施工 上記に関する講師 ・これまでの活動の振り返り(7月の活動報告含む) 2021年7月に着任し、横瀬町における有害鳥獣による被害や地形や風土を学びながら、捕獲や対策を進めてきました。 2022年12月に横瀬町ジビエ製造場が稼働を始め、そちらで有害鳥獣駆除個体の利活用を

    • 2024年4月度報告 捕れまくる鹿

      今月は鹿15頭 ハクビシン1頭 アナグマ1頭 内12頭の鹿とアナグマをジビエ向けに処理しました。 本格的に新緑が芽吹き、飢餓期間である冬を越した鹿たちがルンルン気分で餌を食べに動いてるようです。 これから1・2ヶ月は野生動物たちの出産シーズンなので、個体数調整のためにはこの時期に重点を置いて捕獲する必要があります。 せっかく盛り上がっては来たのですが、これからはジビエ製造場に鹿を搬入出来なくなり焼却処分しか出来ないというのが悲しい現状。 昨年度目標捕獲頭数20頭を達成

      • ジビエ事業の難しさ 3月度報告

        今月は鹿7頭を捕獲し全てジビエ向けに処理しました。 開業より、平均して8頭ベースで捕れており、これは当初の目論見通りなのですが、 捕獲協力頂いている猟師さんが「近頃、鹿を見なくなった」と口を揃えて言います。 僕もそう感じます。山に入っても痕跡が少なくなりました。 町の実施する有害鳥獣駆除事業が上手く行ってるという点では正しいのですが、鹿が入らなくなるのはジビエ事業としては厳しいところではあります。 ジビエ事業の成り立ちとしては、【廃棄される鹿を活用したい】という目的

        • 2024年2月活動報告 鹿いっぱい

          2月は12頭の鹿を捕獲して10頭をジビエに処理しました。 2/15で今猟期が終わりました。 銃猟(巻狩り)の方は例年どおりといった感じでした。 雪が降った直後は捕れなかったんですが、その後バタバタととれるようになりました。 10月から有害鳥獣駆除担当で入ったT氏がようやく銃を所持できたので、射撃場に連れていき銃の調整をしてきました。 2/17 芦ヶ久保駅前で猟友会による「ジビエを食する会」を開催しました。 200人前の鍋を用意したのですが、1.5hで売り切れてしま

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          2024年1月活動報告 サル捕獲任務完了

          11月設置した大型のサル檻ですが、1月31日現在までに目標であり捕獲制限上限の20頭捕獲できました!!! 3月までかけて捕れればいいなーと思っていたのが、 想像以上にすごい効果です。 GPS首輪をつけた猿のデータはこちらから確認できます。 https://www.town.yokoze.saitama.jp/jigyosha/nogyo-ringyo/934 1月は 鹿を6頭をジビエ向けに処理。 1/17に鳥獣供養祭を実施しました。 武甲猟友会と役場振興課と地

          2024年1月活動報告 サル捕獲任務完了

          サルゲッチュ 12月活動報告

          先月設置した大型のサル檻ですが、12月26日現在までに12頭捕獲できました。 一度大群が入ったものの、設置が甘く隙間から逃げられてしまいました。 隙間を塞ぎ餌を足し忍耐強く待っていたところまた入りました。5頭の捕獲。 成メス1頭はGPSを着けて放獣しました。 獣医師による麻酔をしてGPS首輪の装着。 メスは群れに戻って合流します。 これによりデータを収集でき群れの動向や被害対策に活かせることが出来ます。 その10日後また猿が入りました。7頭 また成メス1頭にGP

          サルゲッチュ 12月活動報告

          大型のサル檻設置! 11月度活動報告

          11月度は10頭の鹿をジビエ向けに加工し、2頭はジビエ向けに出来ずの計12頭 アナグマが3頭、タヌキが1頭、アライグマが1頭でした。 秋の実りもあらかた落ちきり、冬の様相となってきました。 猿は冬眠しないため、栄養を求めリスクを背負ってでも人里に降りてくる時期です。 そこで農業技術研究センター(秩父農林振興センター内)と横瀬町が協力し大型のサル檻を設置しました。 作業は2日にわたりベース作りと檻の組み立て。 餌につられ上部開口部から檻に入ると内側からは抜け出せなく

          大型のサル檻設置! 11月度活動報告

          祝★100頭ジビエ化! 10月度報告

          昨年12月より横瀬ジビエ製造場が稼働を始め、100頭/年の処理を目標にしていました そして遂に!!!! 11/1に処理数が100頭を超えました!!! すごい!すごすぎる! 横瀬ジビエ製造場のこだわりとして「加藤が止め刺しを行うこと」「銃で止めた個体は使わないこと」が挙げられます。 こだわりをもって実施していることと、処理をする人が僕自身しかいないということ、横瀬で取れる鹿が概ね150〜200頭/年なのを理由に100頭を設定していました。 たった一人でコツコツと美味し

          祝★100頭ジビエ化! 10月度報告

          食欲の秋(動物たちにとっても)9月度報告 

          9月度はジビエ向けに鹿処理6頭、アナグマ2頭でした。 猪の処分も2頭手伝いました。 加工品の試作が進み、今年度中には皆様にお知らせできるかも??? またENgaWAチームで鹿ミンチを使ったコロッケの製作を進めているようです。 豚熱も治まったのか、この二年間横瀬町で捕獲されたイノシシでは豚熱不検知(陰性)で、捕獲頻度も増えてきました。 畑を荒らすイノシシですが、絶滅してもらってはこれも生態系として困るわけでして。 悪さをするイノシシは捕獲しながらも、ワクチンを埋設する

          食欲の秋(動物たちにとっても)9月度報告 

          その柿栗、食べます?23年8月度活動報告

          こんにちは、横瀬町地域おこし協力隊かとうです。 実りの秋も近づき、柿や栗が成ってるのを見かけるようになりました。 ところで、その柿栗、食べます? 利用せずに成りっぱなしだと、野生鳥獣の餌になります。 野生品種と異なり、栽培品種は人間向けに大きく甘く栄養価が高いように品種改良されており、それを食べた動物は肥え、子どもを産みやすくなります。 またさらにその子ども達が肥え増え、、、と悪循環が引き起こされます。 多頭化した動物たちは必ず我々の社会に影響を与えるため、適正な

          その柿栗、食べます?23年8月度活動報告